新潟県中越沖地震のソースを表示

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{{otheruseslist|2007年7月16日の新潟県上中越沖を震源とする地震|1964年6月16日の新潟県下越沖を震源とする地震|新潟地震|2004年10月23日の新潟県中越地方を震源とする地震|新潟県中越地震|2011年3月12日の新潟・長野県境を震源とする地震|長野県北部地震 (2011年)}}
{{地震
|name = 新潟県中越沖地震
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|caption = 地震の震央の位置を示した地図
|date = [[2007年]]（[[平成]]19年）[[7月16日]]
|time = 10時13分22.5秒 ([[日本標準時|JST]])<ref name=“JMA”/>
|center = {{JPN}} [[新潟県]] 上中越沖
|location={{Coord|37|33.4||N|138|36.5||E|display=inline, title}}<ref name=“JMA”>{{Cite web|和書|url=https://www.data.jma.go.jp/svd/eqdb/data/shindo/#20070716101322 |title=震度データベース検索 |accessdate=2022-02-15 |publisher=気象庁 |language=ja}}</ref>
|depth = 17
|scaletype = マグニチュード（M）
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|shindo = 6強
|shindoarea = [[新潟県]] [[柏崎市]]、[[長岡市]]、[[刈羽村]]、[[長野県]] [[飯綱町]]
|tsunami = 最大約1m
|type = 直下型地震（逆断層型）
|after = 107回（7月19日20:00現在）
|mostafter = 2007年7月16日15時37分40秒、M5.8（暫定値）、最大[[震度]]6弱
|deaths = 死者15人、負傷者2,346人<ref group="G" name="消防庁">[http://warp.da.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/11247966/www.fdma.go.jp/bn/平成19年（2007年）新潟県中越沖地震（確定報）.pdf 平成19年(2007年)新潟県中越沖地震（確定報）] - 消防庁.2013年5月17日付 - WARPによるアーカイブ</ref>
|money = 推定1.5兆円（新潟県）<ref group="N">[http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2007072300835 被害額1兆5000億円に＝中越沖地震で－新潟県推計]{{リンク切れ|date=2019-06}} [[時事通信社]] 2007年（平成19年）7月23日19時22分</ref>
|area = [[新潟県]][[中越地方]]、[[上越地方]]の一部、[[下越地方]]の一部、[[長野県]][[北信地方]]
|data = 気象庁<ref group="G">[https://www.jma.go.jp/jma/press/0707/16a/kaisetsu20070716.pdf 2007年7月16日10時13分ころ新潟県上中越沖で発生した地震について]。[[気象庁]]、2007年（平成19年）7月16日12時00分。</ref><ref group="G">{{PDFlink|[https://www.jma.go.jp/jma/press/0707/16c/kaisetsu200707161600.pdf 「平成19年（2007年）新潟県中越沖地震」について（第3報）]}}。気象庁、2007年（平成19年）7月16日16時00分。</ref><ref group="G">[https://www.jma.go.jp/jma/press/0707/17a/h17chuetsu-oki_4.html 「平成19年（2007年）新潟県中越沖地震」について（第4報）]。気象庁、2007年（平成19年）[[7月17日]]11時00分。</ref>
|plus =
|image name=地震によって発生した[[地すべり]]}}
'''新潟県中越沖地震'''（にいがたけんちゅうえつおきじしん）は、[[2007年]]（[[平成]]19年）[[7月16日]]10時13分 (JST) に発生した、[[新潟県]][[中越地方]]沖を震源とする[[地震]]である。地震の規模を示す[[マグニチュード]] (M) は6.8、最大[[気象庁震度階級|震度]]は6強。中越地方では[[2004年]]（平成16年）の[[新潟県中越地震]]以来のマグニチュード6以上および[[震度]]5弱以上を観測した地震となった。

[[気象庁]]はこの地震を'''平成19年（2007年）新潟県中越沖地震'''({{lang-en-short|The Niigataken Chuetsu-oki Earthquake in 2007}})と[[気象庁が命名した自然現象の一覧|命名]]した<ref group="G">[https://www.jma.go.jp/jma/press/0707/16b/kaisetsu200707161450.pdf 2007年7月16日10時13分ころ新潟県上中越沖で発生した地震について（第2報）]。気象庁、2007年（平成19年）7月16日。</ref>。

以下、時刻は全て[[日本標準時]] (JST)、自治体の名称は発生当時のものである。

== 概要 ==
=== 本震 ===
* 発震：[[2007年]]（[[平成]]19年）[[7月16日]] 月曜日 10時13分22.5秒
* [[震源]]：[[新潟県]]上中越沖（新潟市の南西約60km）
* 震源の深さ：約17km
* [[地震]]の規模：[[マグニチュード]]6.8（[[モーメント・マグニチュード|モーメントマグニチュード]]6.6）
* 最大[[震度]]：'''6強''' 新潟県[[長岡市]]（小国町法坂）、同[[柏崎市]]（中央町・[[西山町 (柏崎市)|西山町]]池浦）、同[[刈羽村]]、長野県[[飯綱町]]三水地区
** 非公式ながら[[柏崎刈羽原子力発電所]]敷地内にある地震計1基において'''震度7'''に相当する揺れ（計測震度6.5）があったと算出されている。
* [[表面最大加速度|最大加速度]]：新潟県柏崎市西山町池浦：1018.9[[ガル|gal]]（全方向合成）<ref group="G">[https://www.jishin.go.jp/main/chousa/07jul_chuetsu_oki/p04.htm 主な震度観測点における最大加速度値] 地震調査委員会、気象庁資料</ref>
*地震の種類：[[内陸地殻内地震]]（北西-南東方向の圧縮力で引き起こされた[[逆断層]]型地震）<ref>{{Cite Kotobank |word=新潟県中越沖地震 |accessdate=2022-02-15 |encyclopedia=[[ブリタニカ国際大百科事典]]}}</ref>
==== 震度5弱以上を観測した地点 ====
{|class="wikitable" style="font-size:90%; line-height:1.3em"
|+ 震度5弱以上を観測した気象庁の発表地点
!style="white-space:nowrap"|震度||style="white-space:nowrap"|都道府県||観測点名
|-
!rowspan="2" style="{{震度色|6強}}"|6強
|[[新潟県]]
|[[長岡市]][[小国町 (新潟県)|小国町]]法坂・[[柏崎市]]中央町・柏崎市[[西山町 (柏崎市)|西山町]]池浦・[[刈羽村]]割町新田
|-
|[[長野県]]
|[[飯綱町]][[三水村|芋川]]
|-
!style="{{震度色|6弱}}"|6弱
|新潟県
|[[上越市]][[柿崎区]]柿崎・上越市[[吉川区]]原之町・上越市[[三和区]]井ノ口・長岡市[[中之島町|中之島]]・長岡市[[三島町 (新潟県)|上岩井]]・長岡市[[山古志村|山古志]]竹沢・柏崎市[[高柳町 (柏崎市)|高柳町]]岡野町・[[小千谷市]]土川・[[出雲崎町]]米田・出雲崎町川西
|-
!rowspan="2" style="{{震度色|5強}}"|5強
|新潟県
|上越市大手町・上越市五智・上越市[[安塚区]]安塚・上越市[[浦川原区]]釜淵・上越市[[牧区]]柳島・上越市[[大潟区]]土底浜・上越市[[頸城区]]百間町・上越市[[大島区]]岡・長岡市千手・長岡市浦・長岡市[[与板町]]与板・長岡市[[和島村|小島谷]]・[[三条市]][[栄町 (新潟県)|新堀]]・小千谷市城内・[[十日町市]]高山・十日町市千歳町・十日町市[[松代町 (新潟県)|松代]]・[[南魚沼市]][[六日町]]・[[燕市]][[分水町|分水]]桜町
|-
|長野県
|[[中野市]]豊津・[[飯山市]]飯山福寿町・[[信濃町 (代表的なトピック)|信濃町]][[柏原村 (長野県)|柏原]]東裏・飯綱町[[牟礼村 (長野県)|牟礼]]
|-
!rowspan="3" style="{{震度色|5弱}}"|5弱
|新潟県
|上越市中ノ俣・上越市木田・上越市[[板倉区]]針・上越市[[清里区]]荒牧・上越市[[名立区]]名立大町・長岡市幸町・長岡市[[寺泊町|寺泊]]一里塚・長岡市寺泊上田町・三条市西裏館・[[加茂市]]幸町・十日町市水口沢・十日町市[[松之山町|松之山]]・[[見附市]]昭和町・[[川口町 (新潟県)|川口町]]川口・[[魚沼市]][[堀之内町 (新潟県)|堀之内]]・南魚沼市[[塩沢町|塩沢庁舎]]・燕市[[吉田町 (新潟県)|吉田]]日之出町・五泉市太田・[[弥彦村]]矢作・[[新潟市|新潟]][[西蒲区]]役所
|-
|長野県
|[[戸隠村|長野市戸隠]]
|-
|[[石川県]]
|[[輪島市]]鳳至町・[[珠洲市]][[正院町]]・[[能登町]][[能都町|宇出津]]
|}

=== 最大余震 ===
* 発震：[[2007年]]（[[平成]]19年）[[7月16日]] 月曜日 15時37分40.4秒
* 震源：新潟県上中越沖
* 震源の深さ：約23km
* 地震の規模：マグニチュード5.8
* 最大震度：'''6弱''' 新潟県長岡市小島谷、同出雲崎町米田
{|class="wikitable" style="font-size:90%; line-height:1.3em"
|+ 震度5弱以上を観測した気象庁の発表地点<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.data.jma.go.jp/svd/eqdb/data/shindo/#20070716153740 |title=震度データベース（最大余震） |accessdate=2022-02-15 |publisher=気象庁 |language=ja}}</ref>
!style="white-space:nowrap"|震度||style="white-space:nowrap"|都道府県||観測点名
|-
!style="{{震度色|6弱}}"|6弱
|[[新潟県]]
|[[長岡市]]小島谷・[[出雲崎町]]米田
|-
!style="{{震度色|5強}}"|5強
|新潟県
|[[柏崎市]]西山町池浦・出雲崎町川西
|-
!style="{{震度色|5弱}}"|5弱
|新潟県
|[[上越市]][[柿崎区]]・上越市[[大島区]]・長岡市中之島・長岡市[[与板町]]与板・柏崎市中央町・[[小千谷市]]土川・[[刈羽村]]割町新田・[[燕市]][[分水町|分水]]桜町・[[弥彦村]]矢作・[[新潟市]][[西蒲区]]役所・新潟西蒲区巻甲
|}

=== 津波 ===
本震の発生直後、10時14分に[[佐渡島]]を含む新潟県全域の沿岸に[[津波注意報]]が出され、柏崎（新潟県管轄）では約1m、[[佐渡市]]小木（国土地理院管轄）で27cmの津波が観測された。なお、本震の1時間後の11時20分に津波注意報は解除された。

== 地震像 ==
北西－南東方向に圧縮軸を持つ[[逆断層]]型の地震で、京都大学の研究グループの解析では3つのアスペリティの破壊によるものと推定されている<ref>[http://www.rri.kyoto-u.ac.jp/jishin/eq/niigata_chuetsuoki_2/niigata_chuuetsuoki_ver2.html 2007年新潟県中越沖地震（Mj6.8）の震源モデル（Ver.2)] [[京都大学複合原子力科学研究所|京都大学原子炉実験所]]</ref>。この地震の震源域では、200年以上地震が発生していない[[空白域]]であった<ref group="G">{{PDFlink|[https://warp.da.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/8196229/www.jnes.go.jp/event/symposium07/report/pdf/report2.PDF 2007年新潟県中越沖地震についての 地震学からの考察]}} 原子力安全基盤機構 NISA・JNES 2007 シンポジウム事務局 - WARPによるアーカイブ</ref>。

震源が海底下にあるためこの地震による断層のような明瞭な変位は地表に現れていない、しかし陸域観測衛星「[[だいち]]」に搭載されている[[合成開口レーダー]] (PALSAR) による干渉SAR解析を行った結果、震源から15 km東に離れた西山丘陵の活褶曲の向斜軸に沿って幅 1.5km 長さ 15km の帯状隆起域が検出された<ref name="geosoc.116.602">小荒井衛, 宇根寛, 西村卓也 ほか、「[https://doi.org/10.5575/geosoc.116.602 SAR干渉画像で捉えた平成19年（2007年）新潟県中越沖地震による地盤変状と活褶曲の成長]」 『地質学雑誌』 2010年 116巻 11号 p.602-614, {{doi|10.5575/geosoc.116.602}}</ref>。この隆起は、活褶曲が成長した証拠と考える研究者がいる<ref name="geosoc.116.602"/>。

=== 発生要因 ===
<!--「～～いう意見がある」、「～～という説がある」では独自研究と取られかねません。出典の明記をお願いします。「Wikipedia:出典を明記する」もご覧下さい-->
[[画像:見落とされていた可能性がある海底活断層.PNG|thumb|150px|活動した断層の位置]]
この地震については、発生当初から、[[新潟県中越地震]]や[[能登半島地震 (2007年)|能登半島地震]]との関連性が[[マスメディア]]を通じて広く報じられた。これら3つの地震は、[[断層]]のずれ方のタイプ（横ずれを伴う逆断層）、断層にかかっている圧力の方向（西北西-東南東方向の圧縮）、規模 (M6.8 - 6.9)、震源の深さ (11 - 17km)、[[地質学]]的な地震の分類（直下型地震）などがほぼ同じで、震源の距離も近い。しかし、圧力の方向や深さは断層型の地震であればよくあるものであり、3つの地震は同じ断層で起きたものではないため、「独立した地震」として扱われている。これと似たように、距離的に近い地域で短い期間に大地震が発生した例に、1920年代の[[北但馬地震]]と[[北丹後地震]]や、2016年の[[熊本地震 (2016年)|熊本地震]]がある。

だが、新潟県中越地震や能登半島地震が今回の地震の引き金となった可能性もあると考えられている。この2つの地震が起きた事によって、新潟県中越沖地震を引き起こした断層にかかる圧力（応力）に変化が起き（圧力が増すことも減ることもある）、今回のタイミングで地震が発生したのではないかとの見方もある。ただ、新潟県中越地震の後の周囲の地殻への応力変化 ([[ΔCFF]]) の推定に関しては、気象庁では圧力が減った<ref group="G">[https://www.jishin.go.jp/main/chousa/07jul_chuetsu_oki/p12.htm 2007年7月16日 新潟県中越沖地震への影響] 気象庁および地震調査研究推進本部</ref>、産業技術総合研究所活断層研究センターでは圧力が増した<ref group="N">[http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/jiken/20070716/archive/news/2007/07/20070718ddm002040132000c.html 中越沖地震：中越のひずみ引き金 「長岡平野西縁でも危険性」－－産総研が解析]{{リンク切れ|date=2019-06}} 『[[毎日新聞]]』、2007年（平成19年）7月18日</ref>などとなっており、意見は分かれている。

また、断層は北東－南西に延びる逆断層であることはすぐに判明したが、断層の傾く向きは北西側に沈むのか、南東側に沈むのかで意見が分かれた<ref group="N">[http://www.chunichi.co.jp/article/technology/science/CK2007082102042689.html 新潟県中越沖地震 動いた断層どちら]{{リンク切れ|date=2019-06}} 中日新聞2007年8月21日</ref>。北西側に沈む場合、[[柏崎刈羽原子力発電所]]のある断層南東側は、断層が地表から浅い所にあることになり、原発の安全対策の欠陥がさらに大きくなることから注目された。2008年になり、南東側に沈むものであるとする結論が[[東京大学地震研究所]]、[[産業技術総合研究所]]などから出され、見解は統一されつつある。

これと関連して、過去100年余りの一連の地震活動の傾向や近年の[[グローバル・ポジショニング・システム|GPS]]による観測をもとにした研究により提唱されている[[日本海]]東縁から[[近畿地方]]北部にかけての'''[[新潟-神戸歪集中帯]]'''に沿った地域で発生した地震で、かつ1828年[[三条地震]]と1964年新潟地震の間にあった空白域を埋めた地震でもある<ref group="N">[http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/jiken/20070716/archive/news/2007/07/20070717ddm002040011000c.html 中越沖地震：（その2止） ひずみ蓄積し多発 「中越は活動期」証明]{{リンク切れ|date=2019-06}} 毎日新聞 2007年（平成19年）7月17日</ref><ref group="G">[https://www.jishin.go.jp/main/chousa/07jul_chuetsu_oki/p10.htm 日本海東縁部の地震活動] 気象庁および地震調査研究推進本部</ref><ref group="G">{{PDFlink|[http://cais.gsi.go.jp/KAIHOU/report/kaihou73/07_24.pdf 新潟県中越地震の意味（防災科研）]}} 地震予知連絡会会報 第73巻</ref>。

== 緊急地震速報 ==
高度利用者向けの速報は、[[出雲崎町]]の観測点での地震波の検知後、3.7 秒で第1報 M 6.2 を発表し、検知 51.2 秒後の最終報まで、合計11報が発表された。第1報は、震度6強を観測した長岡市では地震波の到達約3秒前、飯綱町では到達約20秒前である。7.1 秒後に出された第3報では、2点以上の観測点のデータが利用され、M 7.1 を算出し発表している。地震発生から約1分後の10時14分に新潟県全域の沿岸に津波注意報が発表された。これは[[緊急地震速報]]の技術を活用した津波注意報であった。なお、2007年7月時点では一般向けの速報は提供されていない。

== 被害 ==
[[画像:Sidewalk of Higashi-honcho, Kashiwazaki City 002.jpg|thumb|150px|柏崎市内の歩道の路盤崩壊 2007年7月撮影]]
* 死者15名（直接死11名、[[災害関連死]]4名<ref group="G" name="PrefHigai284">[https://www.pref.niigata.lg.jp/uploaded/attachment/59285.pdf 平成19年7月16日に発生した新潟県中越沖地震による被害状況について（第284報 最終報）] - 新潟県.2019年9月14日閲覧。</ref>）、負傷者2,346名、住家全壊1,331棟、半壊5,710棟、一部破損37,633棟、建物火災1件<ref group="G" name="消防庁"/>
{| class="wikitable" style="text-align:right;"
! rowspan="2" | 都道府県
! colspan="3" | 人的被害
! colspan="3" | 住家被害
|-
! 死者
! 重傷
! 軽傷
! 全壊
! 半壊
! 一部破損
|-
! 新潟県
| 15
| 324
| 1,992
| 1,331
| 5,710
| 37,277
|-
! 富山県
|
|
| 1
|
|
|
|-
! 長野県
|
| 6
| 23
|
|
| 356
|-
! 計
| 15
| 330
| 2,016
| 1,331
| 5,710
| 37,633
|}

* 新潟県：非住家被害31,590棟<ref group="G" name="PrefHigai284"/>
* 柏崎市で約4万2600戸が[[断水]]になるなど、新潟、長野両県で計6万戸以上が[[断水]]。
* 柏崎市、上越市、刈羽村、長岡市、三条市、燕市、加茂市、新潟市などで地震発生時に3万5344戸が[[停電]]<ref>[http://www.tohoku-epco.co.jp/emergency/1/1175764_1493.html 新潟県における地震発生による影響について（11時現在） | 東北電力] {{webarchive|url=https://web.archive.org/web/20070819005123/http://www.tohoku-epco.co.jp/emergency/1/1175764_1493.html |date=2007年8月19日 }}。[[東北電力]]、2007年（平成19年）7月16日。</ref>。長野市北部などで地震直後の10時14分に約2万1200戸が停電<ref>[http://www.chuden.co.jp/info/emergency/index.html 中部電力 | 緊急情報 地震発生による影響について-2007年（平成19年）07月16日13時30分] {{webarchive|url=https://web.archive.org/web/20070717224558/http://www.chuden.co.jp/info/emergency/index.html |date=2007年7月17日 }}。[[中部電力]]、2007年（平成19年）7月16日閲覧。</ref>。
* 長野県[[飯綱町]]では、町内の三水庁舎付近で道路が隆起し、[[水道管]]が破裂した。
* 海を隔てた石川県[[珠洲市]]で震度5弱を計測、[[見附島 (石川県)|見附島]]の岩肌も一部崩落が確認された。
* 被害状況として報道されたものが、記者クラブや各機関の公式WEBサイト等における公式発表を基にしたものであり、特に長野県では独自の基準により発表したいわゆる大本営発表であることを認めているため<ref group="G">[http://voice.pref.nagano.jp/kenmin_koe/public/disp.php?s_list=20&s_asc=DESC&i_srno=11631&i_time=1196972232 信州・フレッシュ目安箱・災害被害状況等の発表内容について]{{リンク切れ|date=2019-06}}</ref>、各機関の公式発表には相違・矛盾するところがある。<!--
* 発生直後は暫定値と断った上で、震源の深さ10km・マグニチュード6.6と発表されたが、後に上記の数値に変更された。-->
* [[福岡県西方沖地震]]や[[能登半島地震 (2007年)|能登半島地震]]と同様に、日・祝日の午前に起きたため、自宅にいる人が少なかったりしたことで、（他の条件に比べて）被害は少なくなったとの見方もある{{要出典|date=2016年5月}}。
* [[リケン]]柏崎工場の被災により、[[ダイハツ工業]]、[[トヨタ自動車]]が国内全ての[[工場]]で操業を停止。[[マツダ]]、[[スズキ (企業)|スズキ]]、[[日産自動車]]、[[富士重工業]]、[[三菱自動車工業]]も生産が一部停止した<ref group="N">[http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/jiken/20070716/news/20070719k0000m020115000c.html 中越沖地震：自動車メーカー一時操業停止 工場復旧遅れ]{{リンク切れ|date=2019-06}}。[[毎日新聞|MSN毎日インタラクティブ]]、2007年（平成19年）7月18日の記事。</ref>。<!--
* [[第21回参議院議員通常選挙|参議院通常選挙]]で避難所が投票所になっており、期日前投票の制限や投票所の確保の問題が生じた。当日の一部投票所においては、避難者の居住スペースとの間についたてを設けるなどプライバシーに配慮した方策を取るなどした。-->
* 柏崎市橋場にあるごみ処理施設「クリーンセンターかしわざき」では、高さ60 m弱の鉄筋コンクリート製の煙突が折損する被害を受け<ref>[http://data.jci-net.or.jp/data_pdf/30/030-01-3218.pdf 論文 新潟県中越沖地震で被災したRC造煙突の倒壊解析] - コンクリート工学年次論文集 Vol.30 No.3（2008） pp.1303-1308</ref>、焼却炉が稼動不能となった。同市と刈羽村から出された可燃ごみの焼却処理ができなくなったことから、両市村は県内外の他の市町村のごみ処理施設に協力を要請した<ref name="Sakai2010">坂井優美, 木村智博, 福田誠 ほか、「[https://doi.org/10.3392/sociotechnica.7.31 新潟県中越沖地震における災害廃棄物対策の評価]」 『社会技術研究論文集』 2010年 7巻 p.31-44, {{doi|10.3392/sociotechnica.7.31}}</ref>。一部は[[梶ヶ谷貨物ターミナル駅#クリーンかわさき号|クリーンかわさき号]]を使用し[[川崎市]]でも処理された<ref name="Sakai2010"/>。一時は仮設の煙突を立てていたが<ref name="Sakai2010"/>、現在は新しい煙突（高さ59m）が建設され、稼働している。<!--
* 柏崎市のコミュニティFM放送「[[柏崎コミュニティ放送]]」は地震発生から1分後より24時間体制で災害関連情報の放送を開始。スタジオや事務所をはじめとしてダメージは大きいものの、放送を継続している。現在も通常放送への移行の目処は立っていないが、地元住民をはじめとして末端の情報が手に入る数少ないメディアとして重宝されている。--><!--なお、新潟県災害対策本部より「当面、個人からの救援物資の受け入れは辞退する。」という旨の発表がされている<ref group="G">[http://bosai.pref.niigata.jp/bosaiportal/0716jishin/kyuen/kyuenbusshi.html 県は個人の皆様からの救援物資を辞退しています] 新潟県庁ウェブサイト、平成19年（2007年）新潟県中越沖地震関連情報より。</ref>。-->
* 被災地では食物アレルギーやアトピー性皮膚炎といったアレルギー患者が地震後の混乱のために充分な設備や食料が整えられないために、確実に原因物質を取り除いた食料でなければ食事ができないなどの問題に直面していた。これらは2004年の中越地震時や2007年の能登半島地震でも問題にされており、こういった症状のないものは「贅沢は出来ない」としても、特定の食事以外のものが取れない人々や数時間ごとに投薬を必要とするような患者にとっては切実な問題であるとして、今後の災害支援物資に対する課題を改めて認識させる事例ともなった<ref group="N">[http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20070728k0000e040063000c.html 中越沖地震：アレルギー症状悪化 被災地で対応策取れず]{{リンク切れ|date=2019-06}} 毎日新聞、2007年7月28日</ref>。（[[災害弱者]]を参照）<!--
* 震災復興に便乗する悪徳[[訪問販売]]業者が現れる。2004年の中越地震でも被害があったため、[[消費生活センター]]などが注意を呼び掛けている<ref group="N">[http://www.nikkei.co.jp/news/shakai/20070731AT1G2601U31072007.html 悪徳商法への注意呼びかけ、中越沖地震の住宅再建] 日本経済新聞、2007年7月31日</ref>。-->
* 刈羽村の[[PLANT]]5刈羽店が被災し、同年9月20日をもって閉店（のちに再開<ref>{{Cite press release|和書|url=https://www.plant-co.jp/ir/pdf/145/press20111221.pdf|title=PLANT-5 刈羽店の再開に関するお知らせ|publisher=株式会社PLANT|date=2011-12-21}}</ref>）。

=== 原子力発電所 ===
<!-- 地震被害に当たらない記述はコメントアウトしています。適切な記事構成になるよう編集をお願いします。-->
16日10時25分頃、[[東京電力ホールディングス|東京電力]][[柏崎刈羽原子力発電所]]3号機[[変圧器]]から[[火災]]が発生した。12時10分頃に鎮火し、これに伴う[[放射線|放射能]]漏れは当初は確認されなかった<ref>[http://www.tepco.co.jp/cc/press/07071601-j.html TEPCO：プレスリリース | 新潟県上中越沖で発生した地震の影響について（午後1時現在）]。東京電力、2007年（平成19年）7月16日。</ref>。この火災が[[報道機関|マスコミ]]に伝わった数分後には[[NHK新潟放送局]]の災害現場を撮るために飛ばしていた[[ヘリコプター]]が火災現場の空撮を行った。この3号機の火災現場には職員ら4人が駆けつけたものの、現場近くにあった消火用配管が壊れていた。このため職員らによる消火活動は行われなかった。また、地震の影響で地元[[消防署]]との専用電話は使用できず（対応用の「緊急時対策室」が損傷し入れなかった）、消防隊の到着が遅れたために出火より2時間近く経ってようやく鎮火した。東京電力側は初期消火の体制、連携などに不手際があったことを認めた。

その後の調査で、少量の[[放射性物質]]の漏れが確認された<ref group="N">[http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2007/07/16/AR2007071601712.html Earthquake Spills Water At Japanese Nuclear Plant] 『[[ワシントンポスト]]』、2007年（平成19年）7月16日</ref>。漏れた量は自然に存在する放射性物質に比較しても少量で、環境に影響はないレベルであった。しかし周辺施設の[[耐震基準]]、震災時の火災発生に対する対応などにおいて改善が必要であることが認識された''（詳細は[[柏崎刈羽原子力発電所]]、[[新潟県中越沖地震に対する東京電力の対応]]を参照）''。

=== 交通機関 ===
<!--全面復旧した段階で、時系列ごとに被害状況と復旧状況をまとめるようにしましょう-->
==== 高速道路 ====
* [[東日本高速道路|NEXCO東日本]]が設置している地震計では、[[西山インターチェンジ (新潟県)|西山インターチェンジ]]で計測震度6.3を記録した（ガル値は894Gal）<ref name=nexco10th>{{Cite book |和書 |author=NEXCO東日本10年史編集委員会 |authorlink=東日本高速道路 |year=2016 |title=東日本高速道路株式会社10年のあゆみ |pages=92-100 |oclc=950959259}}</ref>。地震発生直後、[[関越自動車道]]、[[北陸自動車道]]及び[[上信越自動車道]]の一部区間が一時通行止となったが、安全確認を行った結果、7月16日18時までに北陸自動車道の[[上越インターチェンジ]]と[[長岡ジャンクション]]との間を除き、通行止めは解除された<ref name=nexco10th />。一方で、上越ICから長岡ICまでの区間では、路面の陥没や段差、橋梁の[[支承]]の損壊、トンネル覆工のクラックや剥落、横断構造物の目地の開きなど、土木構造物に約260ヶ所、[[サービスエリア|SA]]・[[パーキングエリア|PA]]や[[料金所]]の外壁落下、通信用光ケーブル管路の損傷など施設系に約70ヶ所の損傷が発生していた<ref name=nexco10th />。
* このため、[[土嚢]]や砕石等を使って段差を修正する等して、7月16日14時20分までに[[緊急交通路]]を確保した<ref name=nexco10th />。中越地震の教訓から充填済みの土嚢を備蓄していたことが功を奏したとされている<ref name=nexco10th />。さらに、一部区間で片側1車線規制や対面通行規制を行いながらではあるが、発生から約56時間後の7月18日18時に一般車両の通行止めを解除した<ref name=nexco10th /><ref>{{Cite web|和書|url=https://www.e-nexco.co.jp/pressroom/press_release/niigata/h19/0718/ |title=仮復旧工事により北陸自動車道が全線通行可能となります！ |publisher=東日本高速道路株式会社 |date=2007-07-18 |accessdate=2018-07-16}}</ref>。その後、時速50km規制のままではあるがお盆時期の4車線暫定運用期間を経て<ref name=nexco10th /><ref>{{Cite web|和書|url=https://www.e-nexco.co.jp/pressroom/press_release/niigata/h19/0726/ |title=新潟県中越沖地震による高速道路の被災状況などを取りまとめました |publisher=東日本高速道路株式会社 |date=2007-07-26 |accessdate=2018-07-16}}</ref>、降雪期前までに応急復旧を終え、同年[[12月5日]]には時速80km規制で4車線運用を開始した<ref name=nexco10th /><ref>{{Cite web|和書|url=https://www.e-nexco.co.jp/pressroom/press_release/niigata/h19/1130/ |title=新潟県中越沖地震復旧工事に伴う昼夜連続車線規制の解除について |publisher=東日本高速道路株式会社 |date=2007-11-30 |accessdate=2018-07-16}}</ref>。2008年の春以降、順次本復旧工事が行われ、2008年[[12月22日]]に全ての本復旧工事が完了し、工事に伴う車線規制等も全て解除された<ref name=nexco10th /><ref>{{Cite web|和書|url=https://www.e-nexco.co.jp/pressroom/press_release/niigata/h20/1218/ |title=北陸自動車道の「新潟県中越沖地震本復旧工事」に伴う昼夜連続一車線規制の解除について |publisher=東日本高速道路株式会社 |date=2008-12-18 |accessdate=2018-07-16}}</ref>。
* 後述のとおり、[[国道8号]]は[[土砂崩れ]]のため長岡市内と上越市内で通行止めとなったことから、一部区間において、最大で同年[[8月11日]]まで通行料金の無料措置が採られた<ref name=nexco10th /><ref>{{Cite web|和書|url=https://www.e-nexco.co.jp/pressroom/press_release/niigata/h19/0808/ |title=通行料金無料措置の終了及び柏崎IC流出制限の解除等について |publisher=東日本高速道路株式会社 |date=2007-08-08 |accessdate=2018-07-16}}</ref>。この措置によって無料となった車両はのべ46万台にのぼった<ref name=nexco10th />。

==== 一般道路 ====
* [[国道8号]]は長岡市大積地内で発生した[[土砂災害|土砂崩れ]]<ref name="JSCE">[http://www.jsce.or.jp/library/eq_repo/Vol3/05/Niigata.html 調査報告書：2007年新潟県中越沖地震の被害とその特徴] 土木学会</ref>による路盤崩壊のため7月23日朝まで全面通行止となった（応急復旧工事により、同日より通行可能<ref group="G" name="Hrr2">[https://www.hrr.mlit.go.jp/saigai/H190716/H190716index.html 新潟県中越沖地震記録集：北陸地方整備局の取り組みと地域支援]（[https://www.hrr.mlit.go.jp/bosai/noto-chuetsuoki_jishin/kirokushi_pdf/hp_111-152_chuetsuoki_2.pdf 第2章]） - 国土交通省 北陸地方整備局</ref><ref group="G" name="Kiki1-2">[https://www.pref.niigata.lg.jp/sec/kikitaisaku/1245355313289.html 新潟県中越沖地震記録誌]（[https://www.pref.niigata.lg.jp/uploaded/attachment/59435.pdf 第1章第2節]） - 新潟県</ref> ）。
* [[国道352号]]も刈羽村から柏崎市西山町にかけての区間で土砂崩れ<ref name="JSCE"/>や陥没のため通行止になった<ref group="G" name="Kiki1-2"/>。[[2010年]]に当該区間を迂回するトンネルが開通した。
* その他の[[国道]]・[[都道府県道|県道]]・[[市町村道]]の各一部区間が陥没や路盤崩壊により通行止や通行規制などの措置が執られた。

==== 鉄道 ====
[[画像:Omigawa Station 001.jpg|thumb|200px|[[青海川駅]]の土砂崩れ 2007年7月撮影]]
[[画像:KeinanBus_00-72.jpg|thumb|200px|代行バス]]
* [[上越新幹線]]は一部の[[トンネル]]内で[[コンクリート]]が剥がれ落ちるなどの影響で一時全線運休となったが、午後2時頃には東京〜越後湯沢間で運転再開、午後8時過ぎには全線で運転を再開した。
* また、前日および前々日の[[平成19年台風第4号|台風4号]]に伴う大雨のために地盤が緩んでおり、各地で土砂災害が発生。柏崎市内の[[信越本線]]・[[青海川駅]]付近で土砂崩れが発生し<ref name="JSCE"/>、同線が不通となった。<!--
* 同線の[[米山駅]]と[[笠島駅]]の間にある第一米山トンネルを走行していた[[貨物列車]]（17両編成）の先頭の[[電気機関車]]が[[列車脱線事故|脱線]]したとされていた（運転士からの報告）<ref group="N" name="yomiuri0716i204">[http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20070716i204.htm 交通機関が各地で寸断] [[読売新聞|YOMIURI ONLINE]] 2007年（平成19年）7月16日の記事</ref>が、17日に[[航空・鉄道事故調査委員会]]が現場入りして調査したところ、脱線はしておらず、連結された貨物車両にも損傷はなかったことが確認された。運転士は「地震の揺れが非常に激しく、車両が脱線したと思った」と証言している<ref group="N" name="yomiuri0717i206">[http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20070717i206.htm JR信越線トンネルの貨物列車「脱線・損傷なし」と判明] [[読売新聞|YOMIURI ONLINE]] 2007年（平成19年）7月17日の記事</ref>。-->
* [[柏崎駅]]の0番線で発車を待っていた[[越後線]]の普通列車（[[新潟駅|新潟]]行き、2両編成）のうち先頭の1両目が地震の揺れで脱線、車体が斜めに傾くなどしたものの、乗員・乗客に負傷者は無かった<ref group="N" name="yomiuri0716i204">[http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20070716i204.htm 交通機関が各地で寸断]{{リンク切れ|date=2019-06}} [[読売新聞|YOMIURI ONLINE]] 2007年（平成19年）7月16日の記事</ref><ref group="G">{{Cite web|和書|url=https://jtsb.mlit.go.jp/jtsb/railway/detail2.php?id=1732|title=鉄道事故調査報告書 越後線柏崎駅構内列車脱線事故|publisher=運輸安全委員会|date=2008-05-30|accessdate=2019-06-30}}</ref>。
* 信越本線、越後線の線路・路盤が柏崎市内などで湾曲していることが確認された<ref name="JSCE"/>。これは[[液状化現象]]の影響が大きいといわれている。
* この影響により被災地周辺を経由する[[東日本旅客鉄道|JR線]]のうち、信越本線の[[柿崎駅]]から柏崎駅の間は土砂崩れ箇所復旧のため9月12日まで全面運休<ref group="G" name="Kiki4-6">[https://www.pref.niigata.lg.jp/sec/kikitaisaku/1245355313289.html 新潟県中越沖地震記録誌]（[https://www.pref.niigata.lg.jp/uploaded/attachment/59175.pdf 第4章第6節]） - 新潟県</ref>。[[バス代行|代行バス]]は信越本線の柿崎駅から柏崎駅の間（この他[[直江津駅]]と[[長岡駅]]の間に[[柿崎駅]]経由の直通便あり）で運行された（列車によっては降車専用の接続バスが運行される場合があった。）。信越本線の[[直江津駅]]から柿崎駅の間と柏崎駅から長岡駅の間は8月10日から通常速度での運行を再開、越後線の柏崎駅から[[吉田駅 (新潟県)|吉田駅]]の間は8月27日から全列車の運行を再開したが、一部区間で徐行運行を行っている。また[[上野駅]]、[[大阪駅]]などから信越本線を経由して運行される[[夜行列車]]（[[北陸 (列車)|北陸]]、[[能登 (列車)|能登]]、[[日本海 (列車)|日本海]]、[[トワイライトエクスプレス]]、[[きたぐに (列車)|きたぐに]]）と、[[新潟駅]]から信越本線を経由して運行される特急[[北越 (列車)|北越]]、その他臨時列車等は9月12日まで運休した。なお、快速[[くびき野 (列車)|くびき野]]3往復は新井〜柏崎間で区間運休、柏崎〜新潟間では通常ダイヤで運行した<ref>[https://web.archive.org/web/20070908233125/http://www.jrniigata.co.jp/chuetsuoki.html 平成19年新潟県中越沖地震による現在の運転状況] - 東日本旅客鉄道新潟支社 - WayBack Machineによるアーカイブ</ref><ref>[https://web.archive.org/web/20070927172746/http://www.westjr.co.jp/news/newslist/article/oshirase5.html 新潟県中越沖地震による特急・夜行列車運転取りやめについて] - 西日本旅客鉄道 - WayBack Machineによるアーカイブ</ref>。
* 9月13日、最後に残った不通区間（柿崎〜柏崎間）が復旧し、運休していた長距離列車も運転を再開した<ref group="G" name="Kiki4-6"/>。徐行運転も解除されている。

==== バス ====
* 新潟県内を発着する[[高速バス]]は県内線・県外線とも地震発生直後から運行を見合わせ、一部を除き運休したが、北陸自動車道が復旧したため、全便平常通りの運行となっている。1車線規制が行われていた当時は同道の被災地周辺区間慢性的に渋滞して、到着時刻が予定より遅延することが多かった。
* [[越後交通]]と同社の地域子会社[[北越後観光バス|越後柏崎観光バス]]が運行する[[路線バス]]は地震発生から2日間、ほぼ全便が運休していたが、18日から順次運行を再開した。ただし、一部路線は迂回ルートでの運行だった。

== 政府・自治体などの対応 ==
{{節スタブ}}
=== 首相官邸・内閣府 ===
※[[内閣総理大臣官邸|首相官邸]]、[[日本経済新聞|日経新聞]]、[[毎日新聞]]、[[産経新聞]]などによる

;16日
* 10時15分 - [[内閣総理大臣官邸#危機管理センター|首相官邸危機管理センター]]に官邸対策室を設置し、[[緊急参集チーム]]を招集
* 10時17分 - [[第21回参議院議員通常選挙]]の遊説を[[沖縄県|沖縄]]で行う予定で[[長崎県]]に滞在していた[[安倍晋三]][[内閣総理大臣]]に一報が入る。首相は「被害状況を早急に確認し、被災者の救出に全力を挙げるように」と指示
* 10時29分 - [[長崎市公会堂]]で街頭演説。「直ちに対策のため東京に戻る必要があるのでここで失礼します」と1分半で演説を打ち切る
* 10時31分 - 首相、空港に向かうため出発
* 10時35分 - 塩崎[[内閣官房長官|官房長官]]が官邸入り
* 10時59分 - 首相、[[長崎空港]]着
* 11時00分 - 首相、秘書官から状況報告を受ける
* 11時55分 - 官房長官が記者会見で「政府一体となって対応にあたっている」と述べる
* 12時08分 - 首相に対する報告終了
* 12時22分 - 首相、[[全日本空輸|全日空]]3736便で長崎空港を出発
* 13時19分 - 政府調査団（団長・[[溝手顕正]][[内閣府特命担当大臣（防災担当）|防災担当相]]）が[[自衛隊]][[ヘリコプター|ヘリ]]で[[防衛省]]発
* 13時53分 - 首相、[[東京国際空港|羽田空港]]着
* 14時03分 - 首相、空港発
* 14時24分 - 首相、官邸に到着し、危機管理センターで打ち合わせ（〜39分）
* 14時58分 - 首相、官邸エントランスで記者団に「現地に行き、この目で状況を確かめたい」と述べる
* 15時05分 - 自衛隊ヘリで官邸発
* 16時33分 - 首相、[[新潟県]][[柏崎市]]の[[佐藤池運動広場]]に到着
* 17時01分 - [[柏崎刈羽原子力発電所|柏崎刈羽原発]]隣接の東京電力施設着
* 17時13分 - 首相、柏崎刈羽原発を視察
* 17時38分 - 柏崎市役所で[[泉田裕彦]][[新潟県知事一覧|新潟県知事]]、[[会田洋]]柏崎市長らと会談（〜52分）
* 18時05分 - 柏崎小学校で被災者を慰問
* 18時49分 - 徒歩で小学校発
* 18時58分 - 柏崎市役所に到着、記者団のインタビュー（〜19時00分）
* 19時00分 - 市役所で[[太田昭宏]][[公明党代表]]と会談（〜1分）
* 19時02分 - 市役所を出発
* 19時12分 - 柏崎の佐藤池運動広場に到着
* 19時22分 - 首相、自衛隊のヘリで同広場を発つ。[[甘利明]][[経済産業大臣]]、溝手災害担当大臣同行
* 20時40分 - 首相、官邸着
* 21時03分 - 新潟県中越沖地震に関する災害対策関係閣僚会合を開く
* 21時23分 - 首相、官邸を出発

=== 防衛省 ===
;16日
* 10時49分 - [[陸上自衛隊]][[第12旅団 (陸上自衛隊)|第12旅団]]長が新潟県知事からの[[災害派遣]]要請を受理し、現地に隊員と[[航空機]]を派遣

==== 自衛隊 ====
7月16日10時49分新潟県知事から自衛隊に災害派遣要請が出され活動開始。派遣（展開・活動）規模は7月16日時点での人員約490名、車両約190両、艦船9隻、航空機23機、給水量約42トン、給食量約3600食から始まり、人員のピークは7月21日の3990名、投入車両のピークは7月25日の1470両、給水量のピークは7月23日の約2000トン、給食量のピークは7月19日の72500食をそれぞれ記録している。しかし8月以降はインフラの復旧に伴い漸次減少に転じ、8月27日には人員約160名、車両約110両、航空機20機、給水量約15トン、入浴者数約240人となった。8月29日には新潟県知事から撤収要請がなされ災害派遣活動を終了した。

この間の派遣規模（延べ数）は人員約92400名、車両約35100両、艦船95隻 航空機1184機<ref group="G">[http://www.mod.go.jp/j/press/news/2007/08/29.html 防衛省HP報道発表資料・平成19年新潟県中越沖地震に係る災害派遣について（最終報）] 2007年（平成19年）8月29日</ref>。

自衛隊の活動は最初期においては偵察活動による状況把握、人命の救出、負傷者の介護、その後、救援物資の輸送をへて、給水、給食、入浴支援活動へと推移した。自衛隊による給食活動は、水道ガスの復旧、食料品店、飲食店の営業再開の進捗により8月12日を最後に終了した。

以降、避難所に居る被災者やガスが未開通で食事の準備が不可能な住民には、自治体が地元業者から購入した弁当が支給されることとなる。避難所への弁当の輸送は自衛隊が行った。

=== 新潟県 ===
;16日
* 10時13分 - 県庁内に災害対策本部を設置<ref group="G" name="niigata_honbu">[https://warp.da.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/285426/bosai.pref.niigata.jp/bosaiportal/0716jishin/honbu/honbukaisai.pdf 新潟県庁：新潟県災害対策本部の開催状況等について]。新潟県庁、2007年（平成19年）7月17日閲覧。 - WARPによるアーカイブ</ref>。
* 10時40分 - [[消防庁]]の[[緊急消防援助隊]]に出動要請し、順次、[[消防庁長官]]から[[東京消防庁]]および宮城県・富山県・福島県・神奈川県・栃木県・埼玉県・石川県・山梨県、京都府の各[[消防本部]]に対して、出動要請が行われる。
* 10時49分 - 泉田裕彦知事が[[陸上自衛隊]]に対し災害派遣要請を行う
* 13時30分 - [[海上自衛隊]][[舞鶴地方隊]]総監に対し災害派遣要請を行う

=== 柏崎市 ===
;18日
* 午前11時 - 会田洋柏崎市長が[[消防法]]に基づき[[柏崎刈羽原子力発電所]]の火気に関する緊急使用停止命令を発する

=== その他 ===
;16日
* 11時30分 - [[警察庁]]が被災地の[[新潟県]]と[[長野県]]の両県警の他、[[警察庁長官]]より[[警視庁]]および群馬県、栃木県、埼玉県、千葉県、神奈川県、富山県 各[[警察本部]]の[[広域緊急援助隊]]に派遣指示。
* 10時33分 - 厚生労働省が全国約240病院に配置している[[医師]]、[[看護師]]、業務調整員から編成される約300の[[災害派遣医療チーム]] (DMAT) に待機要請、同時に新潟県村上市と新潟市からDMAT2チームが派遣される。
* 20時30分 - 9都県から計24チームが派遣、被災地での活動が始められる。

=== 日本国外 ===
* 7月18日 - [[アメリカ合衆国|アメリカ]]政府より[[クーラー]]{{要曖昧さ回避|date=2023年6月}}約100台と水が被災地に提供される<ref group="N">[http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2007071800941 被災地にクーラーなど提供=米]{{リンク切れ|date=2019-06}} [[時事通信社]] 2007年（平成19年）7月18日 19時12分</ref>。

== メディア ==
[[日本放送協会|NHK]]では地震が発生すぐにすべての放送波で放送していた番組を打ち切り地震と津波の情報（八波全中）に切り替え<ref>{{NHKアーカイブス|A200707161015341300100|全１３波臨時ニュース　＜チャイムＱＦ付き＞ ▽新潟中越地方、長野北部で震度６強の地震、津波注意報}}</ref>、ニュースセンターから[[登坂淳一]]アナウンサー（当時）が地震と津波の一報を伝えた<ref>{{Oricon TV|990002422|登坂淳一}}</ref>。このうち[[NHKラジオ第1放送]]では年数回放送される[[特別番組]]「[[鎌田實 いのちの対話]]」の千葉県[[流山市]]からの生放送中に地震が発生した<ref>{{NHKアーカイブス|A200707161005001300500|鎌田實　いのちの対話 （前９：０５に同じ） ＜新潟県中越沖地震関連ニュースのため途中中断＞}}</ref>。前述の通り番組は打ち切りとなり、当日全体を収録したもので後日改めて放送された。

[[テレビ朝日]]「[[スーパーモーニング]]」は休日編成で10:30まで時間を拡大して放送していたが<ref>{{Oricon TV|990000711|赤江珠緒}}</ref>、「耐震診断で“危険な校舎”“体育館で授業”する小学校」のVTRを放送していた時に地震が発生。VTRを打ち切りにして地震と津波の情報を放送した。

== 復旧・復興 ==
=== 柏崎市街地 ===
{{節スタブ|date=2021-05}}
[[File:Kashiwazaki Enma-dori Shopping Street May2021.jpg|thumb|震災復興後のえんま通り。倒壊したアーケードは撤去された（2021年5月）]]
柏崎市の中心市街地に位置する「えんま通り商店街」では家屋やアーケードの倒壊が相次ぐなど甚大な被害を受けたが、その後復興が行われ<ref>[https://www.mlit.go.jp/totikensangyo/tochimizushigen_fr2_000010.html 平成21年度エリアマネジメント推進調査報告書]：{{PDFlink|[https://www.mlit.go.jp/common/000115402.pdf えんま通り商店街]}} - [[国土交通省]].2021年5月10日閲覧。</ref>、この復興の取組みは2016年都市住宅学会業績賞を受賞している<ref>[http://www.uhs.gr.jp/annai/gsyo/16_gjusyo.html 2016年都市住宅学会賞・業績賞]：{{PDFlink|[http://www.uhs.gr.jp/annai/gsyo/g16-07.pdf 柏崎市えんま通り商店街におけるまちづくり市民事業による住宅再生と市街地復興プロジェクト]}} - 都市住宅学会.2021年5月10日閲覧。</ref>。

また、被災して使用不能になった柏崎市民会館の代替施設として[[柏崎市文化会館アルフォーレ]]が2012年にオープンした。

=== ガス ===
柏崎の都市ガスは公営で柏崎ガス水道局が供給を行っていたが、地震により3万4000戸へのガス供給が停止した。[[社団法人]][[日本ガス協会]]は地震発生直後に対策本部を設置し、柏崎市長からの救援要請をもとに当日夜までに8名の調査先遣隊を現地入りさせた。さらに18日には新潟県および[[関東地方]]を中心とした全国の都市ガス事業者からなる1024名の応援部隊派遣を決定、ただちに出動させる。柏崎の特殊な地形による地下水の上昇が復旧作業の障害となったため、翌19日には特殊機材を装備した[[大阪ガス]]、[[東邦ガス]]、[[西部ガス]]を中心とした100名の第二次応援部隊派遣を決定するとともに、復旧までの対策として移動式ガスコンロ20台とカセットコンロ4300台の手配を行った。これら応援部隊の活動により、自衛隊の給食が終了する8月12日までに復旧対象戸数の約90.3%に都市ガス供給の再開が可能となった。残りの未開通戸数は郡部が多く作業は難航したが8月27日までに100%の復旧が完了し日本ガス協会に設置された対策本部は同日をもって解散した。なお[[液化石油ガス|LPガス]]や[[カセットボンベ]]においてはガス漏れや火災は1件もなかった。このため[[仮設住宅]]で熱源をLPガスにすることを決定。LPガスは災害に強いことが今回、改めて証明されることとなった。

== その他 ==
*この地震と同日の23時17分、京都府沖の深さ370キロを震源とするマグニチュード6.7の地震が発生し、[[北海道]][[浦幌町]]で震度4の揺れを観測した。中越沖地震との関連はないものとされている。なお、震源と揺れを観測する場所の位置関係が大きく離れていることについては、震源が深くなりすぎると直接上に揺れは伝わらず、プレートに沿って揺れが伝わることがある（2008年7月の[[岩手県沿岸北部地震|岩手県沿岸北部を震源とする地震]]では、この事象により、震源地域である岩手県沿岸北部で震度5強、震源地域から離れている青森県三八上北で最大震度の6弱を観測している）。
*この年の参院選では[[自由民主党 (日本)|自由民主党]]は惨敗したが、[[新潟県選挙区|新潟選挙区]]では災害対応の票が自民党に集まったこと、民主党候補が2人出ていたことで[[塚田一郎|自民候補]]がトップで当選した。
*[[2004年]]の新潟県中越地震の際、液状化現象が発生するなどした[[柏崎市佐藤池野球場]]は、[[2005年]]度から2年間をかけて復旧、並びにグラウンドを公式野球規則に則った拡張工事を行い、この年の6月に開場、7月の[[全国高等学校野球選手権新潟大会]]・第89回大会では、開会式と準決勝以後のメイン会場として使用することを前提としてグラウンドの維持に努めたが、今回の地震の影響でグラウンドが再び隆起、スタンドも一部損壊の被害が出たため以後使用中止となった。大会自体も[[7月17日]]から[[7月22日]]までは全面中断し、代替会場を[[見附市]]運動公園を当て、また準決勝以後も佐藤池を使用せず、[[長岡市悠久山野球場]]に変更した。この後、同年8月から練習などに用途を限定する形で復旧し、明くる[[2008年]]春から公式試合に使えるようになった。なおその際、サブグラウンドは[[仮設住宅]]に供されたため使用できず、[[2010年]]の撤去をもって復旧した。

== 法的措置 ==
* [[激甚災害に対処するための特別の財政援助等に関する法律|激甚災害]] - 適用
* [[災害救助法]] - 適用
* [[被災者生活再建支援法]] - 適用

== 参考画像 ==
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Nigataken Chuetsuoki Earthquake 2007-07-16 7-00UTC.gif|[[アメリカ地質調査所|USGS]]による震央の位置（橙が本震、赤は余震）
2007年07月16日 10時13分頃 新潟県中越沖地震の震源マップ.jpg|新潟県中越沖地震の震源と震度分布([[防災科学技術研究所]]の地震計のデータより作成)
</gallery>

== 脚注 ==
{{脚注ヘルプ}}
;出典（新聞・ニュース） 
{{Reflist|group="N"|2}}
;出典（国の機関及び自治体） 
{{Reflist|group="G"|2}}
;出典（その他） 
{{Reflist|30em}}

== 関連項目 ==
{{Commonscat}}
{{Wikinews|新潟・長野で震度6強 津波注意報も}}
* [[柏崎刈羽原子力発電所]]
** [[新潟県中越沖地震に対する東京電力の対応]]
* [[新潟地震]]（1964年6月発生）
* [[新潟県中越地震]]（2004年10月発生）
* [[能登半島地震 (2007年)]]（同年3月発生）
* [[山形県沖地震]]（2019年6月発生）
* [[平成19年台風第4号]]
* [[日本の地震年表]]
* [[日本海東縁変動帯]]

== 外部リンク ==
; 国の機関及び自治体
* [https://www.jma.go.jp/jma/index.html 気象庁]
** [https://www.jma.go.jp/jma/kishou/books/saigaiji/saigaiji_2007.html 災害時地震・津波速報 平成19年（2007年）新潟県中越沖地震]
** [https://web.archive.org/web/20070930231832/http://www.seisvol.kishou.go.jp/eq/2007_07_16_chuetu-oki/index.html 「平成19年（2007年）新潟県中越沖地震」の特集] - WayBack Machineによるアーカイブ
* [http://www.bousai.pref.niigata.jp/contents/index.html 新潟県]（防災ポータル）
** [https://www.pref.niigata.lg.jp/sec/kikitaisaku/0716jishin.html 平成19年（2007年）新潟県中越沖地震関連情報]（防災局）
** [https://www.pref.niigata.lg.jp/sec/dobokukanri/1255464221640.html 新潟県中越沖地震の記録]（土木部監理課）
** [https://www.pref.niigata.lg.jp/sec/gesuido/gesui-saigai.html 下水道災害復旧の記録]（土木部都市局下水道課）
** [https://www.pref.niigata.lg.jp/sec/nochikensetsu/1236888087454.html 記録誌：新潟県中越沖地震 ～二度目の地震と、その対応記録～]（農地部農地建設課）
** [https://www.pref.niigata.lg.jp/sec/kashiwazaki_seibi/1356836859412.html 災害復旧ニュース]（柏崎地域振興局地域整備部）
* [https://www.city.kashiwazaki.lg.jp/ 柏崎市]
** [https://www.city.kashiwazaki.lg.jp/bosai-bohan/okijisin/index.html 防災・防犯・消防：中越沖地震]
** [http://www.city.kashiwazaki.lg.jp/atom/genshiryoku/troubles/tyuetsu.html 柏崎刈羽原子力発電所のトラブル・事故関連情報：新潟県中越沖地震の概要と対応]
* [http://www.vill.kariwa.niigata.jp/www/index.jsp 刈羽村]
*: 地震について特集を組む「広報かりわ」を閲覧可能。
* [https://www.gsi.go.jp/index.html 国土地理院]
** [https://www.gsi.go.jp/BOUSAI/H19-nigata-index.html 「平成19年（2007年）新潟県中越沖地震」関連]
* [https://www.mlit.go.jp/ 国土交通省]
** [https://www.hrr.mlit.go.jp/saigai/H190716/0716_top.html 北陸地方整備局：平成19年新潟県中越沖地震に対する対応状況]
** [https://www.hrr.mlit.go.jp/shinano/eq02/index.html 信濃川河川事務所：新潟県中越沖地震情報]
** [https://www.mlit.go.jp/saigai/saigairettou.html 河川局：災害列島2008 pp.18-21 新潟県中越沖地震]
** [http://www.nilim.go.jp/lab/bcg/siryou/tnn/tnn0439.htm 国総研：平成19年（2007年）新潟県中越沖地震被害調査報告]
* [https://www.kaiho.mlit.go.jp/09kanku/ 第九管区海上保安本部]
** [https://warp.da.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/260184/www.kaiho.mlit.go.jp/09kanku/9honbu/kouhoushiryou/190716jishin/jishin.htm 平成19年新潟県中越沖地震関連] - WARPによるアーカイブ
; 研究機関
* [https://warp.da.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/10297544/geo.sc.niigata-u.ac.jp/~070716 中越沖地震特集ページ]（中越沖地震新潟大学調査団） - WARPによるアーカイブ
* [http://www.jsce.or.jp/library/eq_repo/Vol3/05/Niigata.html 調査報告書：2007年新潟県中越沖地震の被害とその特徴]（土木学会）
* [http://www.hinet.bosai.go.jp/topics/niigata070716/result/ 防災科研地震観測網による2007年新潟県中越沖地震の解析結果]（防災科学技術研究所）
* [https://www.eri.u-tokyo.ac.jp/TOPICS_OLD/niigata20070716/ 平成19年新潟県中越沖地震 特集ページ]（東京大学地震研究所）
* [https://warp.da.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/3382372/www.gsj.jp/jishin/niigata_070716/index.html 平成19年(2007年)新潟県中越沖地震の被災地の地形・地質的特徴]（産業技術総合研究所） - WARPによるアーカイブ
* [https://web.archive.org/web/20090609225108/https://earthquake.usgs.gov/eqcenter/eqinthenews/2007/us2007ewac/ Magnitude 6.6 - NEAR THE WEST COAST OF HONSHU, JAPAN]（USGS アメリカ地質調査所） - WayBack Machineによるアーカイブ
* [https://www.jishin.go.jp/main/oshirase/20070716_chuetsu_oki.htm 平成19年（2007年）新潟県中越沖地震に関する情報]（地震調査委員会）
; マスメディア
* {{NHK放送史|D0009030342_00000|新潟県中越沖地震}}
* {{NHK災害アーカイブス|D0026010007_00000|2007年 新潟県中越沖地震}}
* [http://www.kisnet.or.jp/nippo/search-2007-07.html 2007年の記事] - [[柏崎日報]]

{{日本近代地震}}

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[[Category:平成時代の地震]]
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