東京メトロ半蔵門線のソースを表示

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{{Redirect|半蔵門線|かつて東京で運行されていた路面電車|東京都電車#旧路線}}
{{Infobox 鉄道路線
|路線名=[[File:Tokyo Metro logo.svg|20px|東京地下鉄|link=東京地下鉄]] 半蔵門線
|路線色=#8f76d6
|ロゴ=Logo of Tokyo Metro Hanzōmon Line.svg
|ロゴサイズ=40px
|画像=Hanzomon-Line Series18000-18005.jpg
|画像サイズ=300px
|画像説明=半蔵門線で運用される[[東京メトロ18000系電車|18000系]]<br>（2024年2月、[[住吉駅 (東京都) |住吉駅]]）
|国={{JPN}}
|所在地=[[東京都]]
|種類=[[地下鉄]]
|路線網=[[東京地下鉄|東京メトロ]]
|起点=[[渋谷駅]]
|終点=[[押上駅]]
|駅数=14駅<ref name="metro2" />
|輸送実績=2,036,810千[[輸送量の単位|人キロ]]<small>（2019年度）<ref name="passenger numbers">{{Cite web|和書|url=https://www.toukei.metro.tokyo.lg.jp/tnenkan/2019/tn19qa041401.xls|title=東京都統計年鑑（平成31年・令和元年）/運輸|format=XLS|publisher=[[東京都]]|accessdate =2021-07-31}}</ref></small>
|1日利用者数=
|電報略号=
|路線記号=Z
|路線番号=11号線
|路線色3={{Legend2|#8f76d6|パープル}}
|開業=[[1978年]][[8月1日]]
|最終延伸=[[2003年]][[3月19日]]
|休止=
|廃止=
|所有者=[[東京地下鉄]]
|運営者=東京地下鉄
|車両基地=[[鷺沼検車区]]<br />[[長津田検車区]]（東急）<br/>[[南栗橋車両管区]]（東武）
|使用車両=[[#車両|車両]]の節を参照
|路線距離=16.8&nbsp;[[キロメートル|km]]<ref name="metro2" />
|軌間=1,067&nbsp;[[ミリメートル|mm]]（[[狭軌]]）<ref name="metro2" />
|線路数=[[複線]]
|複線区間=全区間
|電化方式=[[直流電化|直流]]1,500&nbsp;[[ボルト (単位)|V]]（[[架空電車線方式]]）<ref name="metro2" />
|最大勾配=35&nbsp;[[パーミル|‰]]<ref name="Hanzomon-suitengu710">[[#Hanzomon-Con1|東京地下鉄道半蔵門線建設史（渋谷〜水天宮前）]]、p.710。</ref><ref name="Hanzomon-Oshiage626">[[#Hanzomon-Con2|東京地下鉄道半蔵門線建設史（水天宮前〜押上）]]、p.626。</ref>
|最小曲線半径=160.7&nbsp;m<ref name="Hanzomon-suitengu710"/><ref name="Hanzomon-Oshiage626"/><br>（三越前 - 水天宮前間<ref name="Hanzomon-suitengu710"/><ref name="Hanzomon-Oshiage626"/>）
|閉塞方式=[[車内信号]]閉塞式
|保安装置=[[自動列車制御装置#新CS-ATC|新CS-ATC]]
|最高速度=80&nbsp;[[キロメートル毎時|km/h]]<ref name="metro2">{{Cite web|和書|url=http://www.jametro.or.jp/upload/data/UklSNCUrzToN.pdf|archiveurl=https://web.archive.org/web/20211017105609/http://www.jametro.or.jp/upload/data/UklSNCUrzToN.pdf|title=令和3年度 地下鉄事業の現況|work=7.営業線の概要|date=2021-10|archivedate=2021-10-17|accessdate=2021-10-17|publisher=[[日本地下鉄協会|一般社団法人日本地下鉄協会]]|format=PDF|language=日本語|pages=3 - 4|deadlinkdate=}}</ref><ref name="judan">{{Cite book|和書|author=小佐野カゲトシ|title=日本縦断! 地下鉄の謎|date=2016-12-09|language=日本語|isbn=9784408112015|publisher=[[実業之日本社]]}}</ref>
|路線図=File:Hanzomon line jp.gif
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{| {{Railway line header}}
{{UKrail-header2|停車場・施設・接続路線|#8f76d6}}
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{{BS|hCONTg|||[[東急電鉄|東急]]：[[東急田園都市線|田園都市線]]（{{stn|中央林間}}方面）}}
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{{BS3|hSTR+l|tKRZh|hBHFq|O3=HUBe|||{{rint|tokyo|a}} {{rint|tokyo|ts}} {{rint|tokyo|ks|link=京成押上線}} ([[とうきょうスカイツリー駅]] {{rint|tokyo|ts}})|}}
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[[File:Omotesandō Station 001.JPG|thumb|200px|表参道駅のカラー[[スキーム]]]]
'''半蔵門線'''（はんぞうもんせん）は、[[東京都]][[渋谷区]]の[[渋谷駅]]から[[墨田区]]の[[押上駅]]までを結ぶ、[[東京地下鉄]]（東京メトロ）が運営する[[鉄道路線]]である。『[[鉄道要覧]]』における名称は'''11号線半蔵門線'''。

路線名の由来は沿線に所在する[[皇居]]の[[門]]の一つ、[[半蔵門]]から。車体および路線図や乗り換え案内で使用される[[日本の鉄道ラインカラー一覧|ラインカラー]]は「パープル」（#8f76d6、紫）<ref name="color">{{Cite web|和書|url=https://developer.tokyometroapp.jp/guideline|archiveurl=https://web.archive.org/web/20210604113943/https://developer.tokyometroapp.jp/guideline|title=東京メトロ オープンデータ 開発者サイト|archivedate=2021-06-04|accessdate=2021-06-04|publisher=東京地下鉄|language=日本語|deadlinkdate=}}</ref>、路線記号は'''Z'''<ref group=注釈>han'''Z'''omon。東京メトロの路線で唯一、路線記号がローマ字表記の頭文字になっていない。</ref>。

== 概要 ==
[[1968年]]（昭和43年）の都市交通審議会答申第10号において、'''東京11号線'''は「[[二子玉川]]方面より[[三軒茶屋]]、[[渋谷]]、[[神宮前 (渋谷区)|神宮前]]、[[永田町]]、[[九段|九段下]]、[[神田神保町|神保町]]および[[大手町 (千代田区)|大手町]]の各方面を経て[[日本橋蛎殻町|蛎殻町]]に至る路線」として初めて示された<ref name="Hanzomon-suitengu17-21">[[#Hanzomon-Con1|東京地下鉄道半蔵門線建設史（渋谷〜水天宮前）]]、pp.17 - 21。</ref><ref group="注釈">二子玉川 - 渋谷間は、元は1962年（昭和37年）の答申第6号にて東京3号線（[[東京メトロ銀座線|銀座線]]）の延伸とされていたが、答申第10号で架空線方式の別線に振り替えられ、東京3号線から東京11号線に編入された。</ref>。1972年（昭和47年）の同答申第15号では、終点が深川[[扇橋]]<ref group="注釈">東京都江東区、住吉駅南方一帯の地域名。半蔵門線が通過したが、駅は設置されなかった。</ref>へと延長された<ref name="Hanzomon-suitengu37">[[#Hanzomon-Con1|東京地下鉄道半蔵門線建設史（渋谷〜水天宮前）]]、p.37。</ref>。

また、同答申では住吉 - 押上間のルートが、'''東京8号線'''（[[東京メトロ有楽町線|有楽町線]]）の一部（豊洲 - 東陽町 - 住吉 - 押上 - 亀有）として示された<ref name="Hanzomon-suitengu37" />。この時点では東京11号線との接続は予定されていなかったが、[[1985年]]（昭和60年）の[[運輸政策審議会答申第7号]]において、東京11号線の計画が錦糸町、押上経由で[[松戸市|松戸]]へとさらに延長され、住吉 - 押上 - 四つ木間が東京8号線との共用区間とされた。このうち渋谷 - 押上間が半蔵門線として[[1978年]]（昭和53年）から[[2003年]]（平成15年）にかけて順次開業しており、また[[二子玉川駅|二子玉川]] - 渋谷間は[[1977年]]（昭和52年）に東京急行電鉄の新玉川線（現・[[東急電鉄]]の[[東急田園都市線|田園都市線]]）として開業している。

[[東京メトロ千代田線|千代田線]]、有楽町線に次ぐ「バイパス3路線」の一つで、銀座線の混雑緩和と[[渋谷|渋谷副都心]]の発展寄与、[[皇居]]西北地区の[[都市再開発]]への貢献を狙いとしてルート設定がなされた<ref name="RP354_54-58">{{Cite journal|和書|author=帝都高速度交通営団総務部広報課|title=営団地下鉄半蔵門線渋谷＝青山一丁目間の開業とその概要|journal=[[鉄道ピクトリアル]]|date=1978-11-01|volume=28|issue=第11号（通巻第354号）|pages=54 - 58|publisher=[[電気車研究会]]|issn=0040-4047}}</ref>。しかし、沿線の地権者による反対運動が発生したこと<ref name="Hanzomon-suitengu50">[[#Hanzomon-Con1|東京地下鉄道半蔵門線建設史（渋谷〜水天宮前）]]、p.50。</ref>、さらに[[バブル経済|バブル]]崩壊とそれに伴う当時の[[帝都高速度交通営団|営団]]の減収などが原因で押上までの開通が当初予定より大きく遅れることとなった。[[半蔵門駅|半蔵門]] - [[九段下駅|九段下]]間では地下鉄建設に当たっての説明不足や環境悪化を理由に[[一坪地主|一坪共有運動]]が起こった<ref name="Hanzomon-suitengu49">[[#Hanzomon-Con1|東京地下鉄道半蔵門線建設史（渋谷〜水天宮前）]]、p.49。</ref><ref>「{{PDFlink|[https://web.archive.org/web/20231116111832/https://www.jttri.or.jp/members2/coll/52murota.PDF　公共用地取得制度に関する 問題と改善方策]}}」pp.22 - 25（運輸総合研究所）。</ref>。このため、営団は[[土地収用法]]を基に強制収用の申請をしたが、一連の土地買収に10年ほどの期間を要した<ref name="Hanzomon-suitengu49" />。

半蔵門線は東京メトロの路線の中で全駅間の所要時間が最も短く（距離は銀座線の方が2.5&nbsp;km短い）、また東京メトロの路線の中で最も駅数が少ない。一方、渋谷駅からは東急田園都市線と、押上駅からは[[東武伊勢崎線]]（東武スカイツリーライン）及び[[東武日光線|日光線]]と相互直通運転を行い、直通運転先（東急田園都市線[[中央林間駅]] - 東武日光線[[南栗橋駅]]間）を含めた運行距離は98.5&nbsp;kmにも及ぶ。これは、東京メトロの特別料金不要列車としては[[東京メトロ副都心線|副都心線]]直通列車の[[海老名駅]]（[[相鉄本線]]） - [[小川町駅 (埼玉県)|小川町駅]]（[[東武東上本線|東武東上線]]）間（116.4&nbsp;km）、同じく副都心線直通列車の[[元町・中華街駅]]（[[横浜高速鉄道みなとみらい線|みなとみらい線]] ） - 小川町駅間（100.1&nbsp;km）に次ぐ第3位の長さとなっている<ref group="注釈">有料座席指定列車を含めた場合、副都心線で運行される元町・中華街駅 - [[西武秩父駅]]間の「[[S-TRAIN]]」（営業キロ113.8&nbsp;km）が2位に挟まるため、本系統の営業キロは第4位となる。また、都営地下鉄も含めると[[都営地下鉄浅草線|浅草線]]直通列車の[[三崎口駅]]（[[京急久里浜線]]） - [[成田空港駅]]（[[京成成田空港線|京成成田スカイアクセス線]]）間 (136.6&nbsp;km) が最も長い。</ref>。

半蔵門線は、東京メトロの路線としては[[東京メトロ南北線|南北線]]とともに地上区間が存在しない路線となっている<ref group="注釈">[[東京メトロ副都心線|副都心線]]唯一の地上駅である[[和光市駅]]は[[東京メトロ有楽町線|有楽町線]]との共用駅であり、副都心線も単独区間に限れば、地上区間が存在しないことになる。</ref>。

東京都内の地下鉄の中では[[都営地下鉄]]を含めて自社単独駅が最も少ない。渋谷駅から押上駅までの全14駅中、他線との連絡のない駅は[[半蔵門駅]]のみである。[[水天宮前駅]]も開業以来長い間他線との乗り換えができなかったが、2018年（平成30年）3月17日より水天宮前駅と[[人形町駅]]が連絡駅に指定されたことにより<ref group="報道" name="suiten-ningyo">{{Cite press release|和書|url=https://www.tokyometro.jp/news/images_h/metroNews20180215_12.pdf|archiveurl=https://web.archive.org/web/20190427212238/https://www.tokyometro.jp/news/images_h/metroNews20180215_12.pdf|format=PDF|language=日本語|title=3月17日（土）から新たな乗換駅の設定を開始します 人形町駅（東京メトロ・都営交通）⇔水天宮前駅、築地駅⇔新富町駅|publisher=東京地下鉄|date=2018-02-15|accessdate=2020-03-07|archivedate=2019-04-27}}</ref>、それまで接続駅が無かった[[東京メトロ日比谷線|日比谷線]]との乗り換えが可能となったことで<ref group="注釈">押上延伸後は、直通運転先の東武伊勢崎線北千住駅以北において、日比谷線直通列車への乗り換えは可能だった。</ref>、東京都内の地下鉄では唯一、すべての地下鉄路線と乗り換えが可能な路線となった。

2020年（令和2年）現在未開業の押上 - [[四ツ木]] - [[松戸駅|松戸]]の区間については、[[2000年]]（平成12年）の[[運輸政策審議会答申第18号]]で「[[2015年]]（平成27年）までに整備着手することが適当である路線」として位置付けられている。 1998年（平成10年）からは[[柏市|柏]]、[[我孫子市|我孫子]]、松戸の各市をはじめ[[茨城県]]の[[龍ケ崎市|龍ケ崎]]、[[牛久市|牛久]]、[[つくば市|つくば]]などの自治体で「地下鉄11号線延伸市町協議会」も結成され、松戸から柏市南部・我孫子市[[布佐駅|布佐]]方面さらに茨城県までの延伸も国などへ要請しているが、現時点で開業の見通しは立っていない。なお、東京メトロでは押上延伸を以って「全線開業」としている<ref group="報道">{{Cite press release|和書|url=https://www.tokyometro.jp/news/2013/pdf/metroNews20120314_han1104.pdf|archiveurl=https://web.archive.org/web/20201120080414/https://www.tokyometro.jp/news/2013/pdf/metroNews20120314_han1104.pdf|format=PDF|language=日本語|title=貴重な数量限定商品もご用意しました 半蔵門線全線開業10周年記念グッズを発売します!|publisher=東京地下鉄|date=2013-03-14|accessdate=2020-11-20|archivedate=2020-11-20}}</ref>。詳細は「[[東京直結鉄道]]」を参照。

=== 路線データ ===
* 路線距離（[[営業キロ]]）：16.8&nbsp;km（全線地下）<ref name="metro2" />
* [[軌間]]：1,067&nbsp;mm<ref name="metro2" />
* 駅数：14駅（起終点駅含む）
* 複線区間：全線
* 電化区間：全線（直流1500&nbsp;V[[架空電車線方式]]）
* [[閉塞 (鉄道)|閉塞方式]]：車内信号閉塞式（[[自動列車制御装置#新CS-ATC|新CS-ATC]]）<!-- 過去の保安装置はここに書くべきでない。 -->
* [[列車無線]]方式：[[誘導無線]] (IR) 方式
* 最高速度：80&nbsp;km/h <ref name="metro2" /><ref name="judan" />
* 平均速度：39.0&nbsp;km/h（2021年4月1日現在）<ref name="metro2" />
* [[表定速度]]：32.0&nbsp;km/h（2021年4月1日現在）<ref name="metro2" />
* 全線所要時分：31分30秒（2021年4月1日現在）<ref name="metro2" />
* [[車両基地]]：[[鷺沼車両基地|鷺沼検車区]]（[[東急田園都市線]]内）
* 工場：[[鷺沼車両基地#鷺沼工場|鷺沼工場]]（[[東急田園都市線]]内）

== 沿革 ==
* [[1969年]]（[[昭和]]44年）[[8月18日]]：渋谷 - 蛎殻町（現在の水天宮前）間の地方鉄道敷設免許を取得申請<ref name="Hanzomon-suitengu23" />。
* [[1971年]]（昭和46年）[[4月28日]]：渋谷 - 蛎殻町間の地方鉄道敷設免許を取得<ref name="Hanzomon-suitengu23">[[#Hanzomon-Con1|東京地下鉄道半蔵門線建設史（渋谷〜水天宮前）]]、p.23。</ref>。
* [[1973年]]（昭和48年）
** [[3月1日]]：青山一丁目駅 - 永田町駅間が着工される<ref name="Hanzomon-suitengu53">[[#Hanzomon-Con1|東京地下鉄道半蔵門線建設史（渋谷〜水天宮前）]]、p.53。</ref>。
** [[6月4日]]：渋谷駅 - 青山一丁目駅間が着工される<ref name="Hanzomon-suitengu53" />。
** [[9月18日]]：半蔵門駅 - 三越前駅間が着工される<ref name="Hanzomon-suitengu53" />。
* [[1977年]]（昭和52年）[[4月7日]]：渋谷駅が東急新玉川線（現在の東急田園都市線）の駅として開業（駅建設は[[帝都高速度交通営団|営団]]が実施）。
* [[1978年]]（昭和53年）
** [[6月1日]]：11号線を半蔵門線と呼称決定<ref name="Hanzomon-suitengu71">[[#Hanzomon-Con1|東京地下鉄道半蔵門線建設史（渋谷〜水天宮前）]]、p.71。</ref><ref group="注釈">路線名の由来となった半蔵門駅まで開業したのは4年半後であるが、当時から路線名は半蔵門線であった。</ref>。
** [[8月1日]]：渋谷 - 青山一丁目間 (2.7&nbsp;km) 開業<ref name="Hanzomon-suitengu53" />。東急新玉川線経由東急田園都市線長津田まで直通運転開始<ref name="RJ759_35" /><ref group="注釈">快速のみ長津田まで運転。各停は入庫列車が鷺沼まで、他はすべて二子玉川園（後の二子玉川）折り返し。</ref>。併せて、渋谷駅を東急電鉄から営団に移管。開業時は東急8500系のみを運用していた。これは、営団側で車両を新製投入しても運用車両よりも予備車両の方が多くなり、経済面から見て不適合との理由からである。
** [[11月16日]]：永田町駅 - 半蔵門駅間が着工される<ref name="Hanzomon-suitengu53" />。
* [[1979年]]（昭和54年）
** [[8月12日]]：東急線との乗り入れ区間をつきみ野まで延長<ref name="RJ759_35">{{Cite journal|和書|author=瀬ノ上清二（東京地下鉄鉄道本部運輸営業部運転課）|title=輸送と運転 近年の動向|journal=[[鉄道ピクトリアル]]|date=2005-03-10|volume=55|issue=第3号（通巻第759号）|page=35|publisher=[[電気車研究会]]|issn=0040-4047}}</ref><ref group="注釈">東急の運行系統変更（新玉川線と田園都市線の全面直通運転開始）に伴うもの。詳細は[[東急田園都市線#大井町線の分離|東急田園都市線の当該記事]]を参照。</ref>{{sfn |Setagaya100 |2020 |p=190}}。
** [[9月21日]]：青山一丁目 - 永田町間 (1.4&nbsp;km) 単線開業<ref name="Hanzomon-suitengu53" />。複線化までの間、朝夕ラッシュ時は青山一丁目行と永田町行が交互に運行<ref name="RF521_47">[[#RF521|『鉄道ファン』通巻第521号]]、p.47。</ref>。
* [[1981年]]（昭和56年）[[4月1日]]：[[営団8000系電車|営団8000系]]の営業運転開始<ref name="eidan600">[[#eidan|帝都高速度交通営団史]]、p.600。</ref><ref name="RJ608_31">{{Cite journal|和書|author=奥村貴志（帝都高速度交通営団車両部）|title=私鉄車両めぐり〔152〕帝都高速度交通営団|journal=[[鉄道ピクトリアル]]|date=1995-07-10|volume=45|issue=第7号（通巻第608号）|page=226|publisher=[[電気車研究会]]|issn=0040-4047}}</ref>。[[鷺沼車両基地|鷺沼検車区]]完成。
* [[1982年]]（昭和57年）[[12月9日]]：永田町 - 半蔵門間 (1.0&nbsp;km) 開業<ref name="Hanzomon-suitengu53" />。青山一丁目 - 永田町間の単線運転を解消<ref name="eidan601">[[#eidan|帝都高速度交通営団史]]、p.601。</ref><ref name="RF521_48">[[#RF521|『鉄道ファン』通巻第521号]]、p.48。</ref>。
* [[1983年]]（昭和58年）
** [[1月22日]]：東急車による10両編成の運転を開始<ref name="RF521_48" />。
** [[2月26日]]：三越前駅 - 水天宮前駅間が着工される<ref name="Hanzomon-suitengu53" />。
* [[1984年]]（昭和59年）[[4月9日]]：東急田園都市線全通により、東急線との乗り入れ区間を[[中央林間駅|中央林間]]まで延長<ref name="RJ759_35" />。
* [[1986年]]（昭和61年）[[10月4日]]：東急車の10両編成化が完了<ref name="RF521_48" />。
* [[1987年]]（昭和62年）[[9月26日]]：営団車による10両編成の運転を開始<ref name="eidan605" />。
* [[1988年]]（昭和63年）6月1日：冷房車両の運転を開始<ref name="eidan605">[[#eidan|帝都高速度交通営団史]]、p.605。</ref>。
* [[1989年]]（[[平成]]元年）
** [[1月26日]]：半蔵門 - 三越前間 (4.4&nbsp;km) 開業<ref name="Hanzomon-suitengu53" /><ref group="新聞">{{Cite news |title=営団地下鉄にニューフェース 半蔵門線きょう延長開業 |newspaper=[[交通新聞]] |publisher=交通新聞社 |date=1989-01-26 |page=3 }}</ref>。沿線の地権者が後援者を動員し反対運動を行ったため、開通が当初の予定より大幅に遅れた。日本において、[[平成]]では初めての鉄道路線の延伸となった。
** 6月初旬：全車両が冷房車となる<ref name="RP516_99">{{Cite journal|和書|author=|title=TOPIC PHOTOS 営団半蔵門線100%冷房化|journal=[[鉄道ピクトリアル]]|date=1989-09-01|volume=39|issue=第9号（通巻第516号）|page=99|publisher=[[電気車研究会]]|issn=0040-4047}}</ref>。営団地下鉄全路線で初めて冷房化率100%を達成<ref name="RP516_99" />。
* [[1990年]]（平成2年）[[11月28日]]：三越前 - 水天宮前間 (1.3&nbsp;km) 開業<ref name="Hanzomon-suitengu53" /><ref group="新聞">{{Cite news |title=営団半蔵門線が全通 |newspaper=交通新聞|publisher=交通新聞社 |date=1990-11-28 |page=4 }}</ref>。
* [[1993年]]（平成5年）
** [[5月18日]]：水天宮前 - 押上間の第一種鉄道事業免許を申請<ref name="Hanzomon-Oshiage8-9">[[#Hanzomon-Con2|東京地下鉄道半蔵門線建設史（水天宮前〜押上）]]、pp.8 - 9。</ref><ref group="注釈">日比谷線と北千住駅の混雑緩和目的から繰り上げ着工としていた。</ref>。
** [[6月23日]]：水天宮前 - 押上間の第一種鉄道事業免許を取得<ref name="Hanzomon-Oshiage11-12">[[#Hanzomon-Con2|東京地下鉄道半蔵門線建設史（水天宮前〜押上）]]、pp.11 - 12。</ref>。
** [[12月6日]]：水天宮前駅 - 押上駅間が着工される<ref name="Hanzomon-Oshiage18">[[#Hanzomon-Con2|東京地下鉄道半蔵門線建設史（水天宮前〜押上）]]、p.18。</ref>。
* [[1994年]]（平成6年）[[10月28日]]：営団車の10両編成化が完了<ref name="RF521_48" />。
* [[1995年]]（平成7年）[[3月20日]]：[[地下鉄サリン事件]]に関連し午前の運転を休止し、午後から再開。
* [[2002年]]（平成14年）[[5月2日]]：東急5000系の営業運転開始<ref name="RP720_118">{{Cite journal|和書|author=編集部|title=5月のメモ帳|journal=[[鉄道ピクトリアル]]|date=2002-08-01|volume=52|issue=第8号（通巻720号）|page=118|publisher=[[電気車研究会]]|issn=0040-4047}}</ref>。
* [[2003年]]（平成15年）
** [[1月7日]]：08系の営業運転開始<ref name="eidan626">[[#eidan|帝都高速度交通営団史]]、p.626。</ref><ref group="報道" name="08kei"/>。
** [[2月2日]]：保安装置を従来のCS-ATCから新CS-ATCに切り換え<ref name="eidan626"/><ref name="Hanzomon-Oshiage628">[[#Hanzomon-Con2|東京地下鉄道半蔵門線建設史（水天宮前〜押上）]]、p.628。</ref>。
** [[3月19日]]：水天宮前 - [[押上駅|押上]]間 (6.0&nbsp;km) 開業（営団最後の新規開業区間）<ref group="報道" name="eidan20030212">{{Cite press release|和書|url=http://www.tokyometro.jp/news/s2003/2003-03.html|archiveurl=https://web.archive.org/web/20080430150621/http://www.tokyometro.jp/news/s2003/2003-03.html|language=日本語|title=首都圏の新たな動脈が、いよいよ完成! 平成15年3月19日（水）半蔵門線 水天宮前・押上間開業（東武伊勢崎線・日光線との相互直通運転開始）|publisher=営団地下鉄|date=2003-02-12|accessdate=2021-07-01|archivedate=2008-04-30}}</ref><ref group="報道" name="pr20020829">{{Cite press release|和書|url=http://www.tokyometro.go.jp/news/2002-27.html|archiveurl=https://web.archive.org/web/20040204014324/http://www.tokyometro.go.jp/news/2002-27.html|language=日本語|title=首都圏の地下鉄ネットワークがますます便利に! 半蔵門線 水天宮前・押上間 平成15年3月19日（水）開業（予定） 東武伊勢崎線・日光線南栗橋まで相互直通運転開始!|publisher=営団地下鉄|date=2002-08-29|accessdate=2020-11-09|archivedate=2004-02-04}}</ref><ref group="報道" name="tobu20030212">{{Cite press release|和書|url=http://www.tobu.co.jp/news/2003/02/030212.html|archiveurl=https://web.archive.org/web/20030216062513/http://www.tobu.co.jp/news/2003/02/030212.html|language=日本語|title=3月19日（水）、東武伊勢崎線曳舟～押上間が開業 東武伊勢崎線・日光線、営団半蔵門線、東急田園都市線で相互直通運転を開始（南栗橋～押上～渋谷～中央林間）渋谷方面から日光・鬼怒川、両毛地区などへのお出掛けが大変便利に。特急・急行券は、2月19日（水）前売り開始。料金を大幅値下げ!!|publisher=東武鉄道|date=2003-02-12|accessdate=2022-05-15|archivedate=2003-02-16}}</ref>。東武伊勢崎線経由で日光線南栗橋まで相互直通運転開始<ref group="報道" name="pr20020829"/>。東武30000系が乗り入れを開始。ダイヤ改正により、日中時間帯の運転間隔を6分間隔から5分間隔に改める。
** [[4月25日]]：[[列車運行管理システム]] (PTC) を導入<ref name="eidan627">[[#eidan|帝都高速度交通営団史]]、p.627。</ref>。
* [[2004年]]（平成16年）
** 4月1日：[[帝都高速度交通営団]]の民営化により東京地下鉄（東京メトロ）に承継<ref group="報道">{{Cite press release|和書|url=https://www.tokyometro.jp/news/s2004/2004-06.html|archiveurl=https://web.archive.org/web/20060708164650/https://www.tokyometro.jp/news/s2004/2004-06.html|language=日本語|title=「営団地下鉄」から「東京メトロ」へ|publisher=営団地下鉄|date=2004-01-27|accessdate=2020-05-14|archivedate=2006-07-08}}</ref>。
** [[6月23日]]：渋谷駅で発砲事件が発生、駅員が負傷（[[渋谷駅駅員銃撃事件]]）。
* [[2005年]]（平成17年）
** [[2月14日]]：平日朝ラッシュ時の押上方面で座席を格納する6ドア車両を連結した編成の運転を開始（東急5000系を使用）<ref group="報道">{{Cite press release|和書|url=https://www.tokyu.co.jp/file/050131_1.pdf|archiveurl=https://web.archive.org/web/20201021014553/https://www.tokyu.co.jp/file/050131_1.pdf|format=PDF|language=日本語|title=2月14日（月）から田園都市線に6ドア・座席格納車両を試験導入 朝ラッシュ時の遅延防止と混雑感の軽減を目指します|publisher=東京急行電鉄|date=2005-01-31|accessdate=2020-11-20|archivedate=2020-10-21}}</ref>。
** [[5月9日]]：東京地下鉄初の[[日本の女性専用車両|女性専用車]]導入<ref group="報道">{{Cite press release|和書|url=http://www.tokyometro.jp/news/2005/2005-14.html|archiveurl=https://web.archive.org/web/20120512221714/http://www.tokyometro.jp/news/2005/2005-14.html|language=日本語|title=平成17年5月9日（月） 半蔵門線で女性専用車両を導入します 相互直通運転を実施している東急田園都市線、東武伊勢崎線でも導入|publisher=東京地下鉄|date=2005-03-31|accessdate=2020-11-09|archivedate=2012-05-12}}</ref>。
* [[2006年]]（平成18年）[[3月18日]]：東武伊勢崎線との乗り入れ区間を[[久喜駅]]に延長<ref group="報道" name="pr20051216">{{Cite press release|和書|url=http://www.tobu.co.jp/news/2005/12/051216.pdf|archiveurl=https://web.archive.org/web/20051229174153/http://www.tobu.co.jp/news/2005/12/051216.pdf|format=PDF|language=日本語|title=“より便利に” “より快適に” 3月18日 伊勢崎線・日光線でダイヤ改正を実施|publisher=東武鉄道|date=2005-12-16|accessdate=2020-11-20|archivedate=2005-12-29}}</ref>。東武はこれに合わせて50050型を投入（30000系は順次撤退）。
* [[2007年]]（平成19年）[[12月2日]]：渋谷駅を東京地下鉄から東急電鉄に再び移管<ref name="hot2008-01">{{Cite web|和書|url=http://hot.tokyu.co.jp/railway/hot/0801/0801.pdf|archiveurl=https://web.archive.org/web/20170202062256/http://hot.tokyu.co.jp/railway/hot/0801/0801.pdf|title=HOTほっとTOKYU No.330 2008年1月号 > 田園都市線 渋谷駅の業務を移管しました|archivedate=2017-02-02|date=2007-12-22|accessdate=2020-11-09|publisher=東京急行電鉄|format=PDF|language=日本語}}</ref>。
** 他社との乗り入れを行う東京地下鉄の路線の中では唯一、全駅自社管理駅であった（他線では、乗り入れ側の管理駅が1つはある）。これは、他社接続駅である渋谷駅・押上駅をともに帝都高速度交通営団が建設を行い、東急・東武の両社がそこに乗り入れるという体制をとったためである。移管後の渋谷駅は駅名標や案内サイン、電光掲示板や駅構内放送などが東急仕様のものに変更された。ただし、ホームの壁面に他の半蔵門線の駅同様にラインカラーの線があることから、東京地下鉄管理駅だったことがうかがえる。また、東急新玉川線の開業から半蔵門線開業までは、渋谷駅は前記のとおり、営団が建設しながらも東急が管理していた。
* [[2011年]]（平成23年）
** [[3月14日]]：同月11日に発生した[[東北地方太平洋沖地震]]による発電所の停止に伴う[[東日本大震災による電力危機|電力供給逼迫]]のため、[[東京電力]]が[[輪番停電]]（計画停電）を実施。これに伴い、この日から東武線との相互直通運転が20日間休止される。
** [[4月2日]]：東武線との相互直通運転が再開される。
* [[2012年]]（平成24年）
** [[12月20日]]：三越前駅 - 押上駅間で[[携帯電話]]の利用が可能となる<ref group="報道">{{Cite press release|和書|url=https://www.tokyometro.jp/news/2012/pdf/metroNews20121213_1292.pdf|archiveurl=https://web.archive.org/web/20201212100521/https://www.tokyometro.jp/news/2012/pdf/metroNews20121213_1292.pdf|format=PDF|language=日本語|title=ますます拡大! 東京メトロのトンネル内携帯電話利用可能エリア 平成24年12月20日（木）より半蔵門線・副都心線の一部の駅間でも初めて携帯電話の利用が可能に! 丸ノ内線 池袋駅〜茗荷谷駅、東京駅〜霞ケ関駅、中野新橋駅〜方南町駅間 半蔵門線 三越前駅〜押上駅間 副都心線 雑司が谷駅〜渋谷駅間|publisher=東京地下鉄|date=2012-12-13|accessdate=2021-01-31|archivedate=2020-12-12}}</ref>。
** [[12月26日]]：永田町駅 - 神保町駅間で携帯電話の利用が可能となる<ref group="報道">{{Cite press release|和書|url=https://www.tokyometro.jp/news/2012/pdf/metroNews20121219_12-97.pdf|archiveurl=https://web.archive.org/web/20210130170543/https://www.tokyometro.jp/news/2012/pdf/metroNews20121219_12-97.pdf|format=PDF|language=日本語|title=平成24年12月26日（水）よりますます拡大! 東京メトロのトンネル内携帯電話利用可能エリア 丸ノ内線 赤坂見附駅〜新宿御苑前駅間 千代田線 霞ケ関駅〜代々木上原駅間 半蔵門線 永田町駅〜神保町駅間 副都心線 千川駅〜要町駅間|publisher=東京地下鉄|date=2012-12-19|accessdate=2021-01-31|archivedate=2021-01-30}}</ref>。
* [[2013年]]（平成25年）
** [[1月24日]]：神保町駅 - 三越前駅間で携帯電話の利用が可能となる<ref group="報道">{{Cite press release|和書|url=https://www.tokyometro.jp/news/2013/pdf/metroNews20130116_13-01.pdf|archiveurl=https://web.archive.org/web/20170718062850/http://www.tokyometro.jp/news/2013/pdf/metroNews20130116_13-01.pdf|format=PDF|language=日本語|title=平成25年1月17日（木）・24日（木）より 東京メトロのトンネル内携帯電話利用可能エリア拡大 銀座線 銀座駅〜青山一丁目駅間 丸ノ内線 淡路町駅〜東京駅間 半蔵門線 神保町駅〜三越前駅間|publisher=東京地下鉄|date=2013-01-16|accessdate=2021-01-31|archivedate=2017-07-18}}</ref>。
** [[3月14日]]：渋谷駅 - 永田町駅間で携帯電話の利用が可能となる<ref group="報道">{{Cite press release|和書|url=https://www.tokyometro.jp/news/2013/pdf/metroNews20130312_tmp2215.pdf|archiveurl=https://web.archive.org/web/20210131101333/https://www.tokyometro.jp/news/2013/pdf/metroNews20130312_tmp2215.pdf|format=PDF|language=日本語|title=ますます拡大! 東京メトロのトンネル内携帯電話利用可能エリア 平成25年3月14日（木）より千代田線・半蔵門線の全線で携帯電話のご利用が可能に! 千代田線 湯島駅〜二重橋前駅間 半蔵門線 渋谷駅〜永田町駅間|publisher=東京地下鉄|date=2013-03-12|accessdate=2021-01-31|archivedate=2021-01-31}}</ref>。
* [[2018年]]（平成30年）
** [[3月17日]]：水天宮前駅と日比谷線・浅草線人形町駅との乗り換え業務を開始<ref group="報道" name="suiten-ningyo" />。
** [[3月28日]]：東急2020系の営業運転開始<ref name="RM20180403" />。
* [[2021年]]（[[令和]]3年）[[8月7日]]：18000系の営業運転開始<ref group="報道" name="press20210807">{{Cite press release|和書|url=https://www.tokyometro.jp/news/images_h/metroNews210807_41.pdf|archiveurl=https://web.archive.org/web/20210807105045/https://www.tokyometro.jp/news/images_h/metroNews210807_41.pdf|format=PDF|language=日本語|title=半蔵門線新型車両18000系いよいよデビュー! 2021年8月7日（土）より運行開始します!|publisher=東京地下鉄|date=2021-08-07|accessdate=2021-08-07|archivedate=2021-08-07}}</ref>。

== 運行形態 ==
[[東急電鉄]]・[[東武鉄道]]と3社[[直通運転|相互直通運転]]をしている。半蔵門線を挟んで東急側は[[渋谷駅]]から[[東急田園都市線|田園都市線]]の[[中央林間駅]]まで、東武側は[[押上駅]]から[[東武伊勢崎線|伊勢崎線]][[久喜駅]]および[[東武日光線|日光線]][[南栗橋駅]]までそれぞれ運転される。

運行系統上では東急田園都市線と一体的となっており、押上方面は平日始発の清澄白河発東武動物公園行と半蔵門発押上行、渋谷方面は平日最終の押上発水天宮前行と押上発渋谷行を除くすべての列車が東急田園都市線と直通している。

列車はすべて[[各駅停車]]であるが、線内では乗り入れ先の[[列車種別]]（急行・準急・各駅停車）で案内している。この種別は東急・東武の間で共通するものではなく、それぞれの線内で独立したものであり、渋谷駅・押上駅到着の時点で線内または乗り入れ先の種別に変更している（変更がない列車もある）。

平日朝ラッシュ時は2 - 3分間隔、夕ラッシュ時は3 - 4分間隔、日中時間帯は5分間隔（1時間に12本）で運行されている。この時間帯の渋谷方面は基本的に中央林間行である。押上方面は、押上行と東武スカイツリーライン直通列車（急行）が交互に運転されている。

朝の押上方面には、[[半蔵門駅]]（1本のみ）・[[清澄白河駅]]発着列車もある。日中の清澄白河駅発着の列車は2009年6月6日のダイヤ改正で廃止された。

[[車両基地]]は自社路線内に用地を確保できなかったため、東急田園都市線の[[鷺沼駅]]の横に[[鷺沼車両基地|鷺沼検車区]]として置かれている。

{| class="wikitable"
|-
|+日中の運行パターン（下り）
!colspan="2"|駅名<br />＼<br />種別
!style="width:7em;"|[[東武伊勢崎線]]<br />直通
!colspan="2""|{{縦書き|押上}}
!…
!colspan="2"|{{縦書き|渋谷}}
!style="width:8em;"|[[東急田園都市線]]<br />直通
|- style="text-align:center;"
!rowspan="7" style="width:1em;"|本数
|rowspan="4" style="background:lightgray;"|各停 
|rowspan="2" colspan="1" style="text-align:right;"|
|colspan="5" style="background:lightgray;"|3本
|colspan="2" style="text-align:left; background:pink;"|→中央林間
|- style="text-align:center;"
|colspan="5" style="background:lightgray;"|3本
|colspan="2" style="text-align:left; background:lightgreen;"|→中央林間
|- style="text-align:center;"
|colspan="1" style="text-align:right; background:pink;"|南栗橋←
|colspan="5" style="background:lightgray;"|2本
|rowspan="2" colspan="2" style="text-align:left; background:lightgray;"|→中央林間
|- style="text-align:center;"
|colspan="1" style="text-align:right; background:pink;"|久喜←
|colspan="5" style="background:lightgray;"|4本
|}
:{{Color|pink|■}}：急行 {{Color|lightgreen|■}}：準急 {{Color|lightgray|■}}：各停

=== 東急田園都市線直通 ===
[[ファイル:Tokyu5811.jpg|thumb|right|320px|東急5000系6ドア・座席格納車両]]
日中は1時間に急行3本、準急3本、各駅停車6本の計12本（すべて中央林間行）が運行されている。平日を中心に長津田行があるほか、鷺沼行も少数設定されている。東急田園都市線には当線に乗り入れない列車もあり、その一部は当線の渋谷 - 半蔵門間を回送の上、半蔵門駅の引上線で折返す。この回送費用は東急負担で行われている。

[[東急5000系電車 (2代)|東急5000系]]のうち15編成の4・5・8号車には6扉・座席格納車両が連結されていた。平日朝の押上方面の電車では東急田園都市線の始発駅から半蔵門線の半蔵門まで6扉車の座席が使用できなかった<ref group="注釈">東急田園都市線・半蔵門線の各駅に掲出される時刻表ポスターには、2010年6月24日以降は6扉車2両は廃止され、すべて3両になったと記載されている。</ref>。ホームドア設置の兼ね合いから6扉車は順次4扉車に置き換えられ<ref group="報道">{{Cite press release|和書|url=https://www.tokyu.co.jp/file/170512.pdf|archiveurl=https://web.archive.org/web/20201120074919/https://www.tokyu.co.jp/file/170512.pdf|format=PDF|language=日本語|title=2017年度の鉄軌道事業設備投資計画 田園都市線ホームドア整備本格着手など総額502億円 ホームドアの整備計画の前倒し、大井町線急行7両化などを実施します|publisher=東京急行電鉄|date=2017-05-12|accessdate=2020-11-20|archivedate=2020-11-20}}</ref>、2017年4月20日を最後に廃止された<ref name="RJ934_95">{{Cite journal|和書|author=編集部|title=Topic Photos 東急5000系6ドア社全車運用離脱|journal=[[鉄道ピクトリアル]]|date=2017-08-01|volume=67|issue=第8号（通巻第934号）|page=95|publisher=[[電気車研究会]]|issn=0040-4047}}</ref>。

=== 東武スカイツリーライン・伊勢崎線・日光線直通 ===
日中は久喜行と南栗橋行が1:1の割合で運転されている<ref group="報道">{{Cite press release|和書|url=https://www.tobu.co.jp/cms-pdf/releases/20211210120436z2ZpUL2macF_-vcgP5S43w.pdf|archiveurl=https://web.archive.org/web/20220416012406/https://www.tobu.co.jp/cms-pdf/releases/20211210120436z2ZpUL2macF_-vcgP5S43w.pdf|format=PDF|language=日本語|title=東武スカイツリーライン・伊勢崎線・日光線等にて 2022年3月12日（土）ダイヤ改正を実施します 〜ご利用状況を踏まえた運転本数の見直しや最終列車の繰り上げ等を実施します〜|publisher=東武鉄道|date=2021-12-10|page=2|accessdate=2022-05-18|archivedate=2022-04-16}}</ref>。直通運転を開始した2003年3月19日から2006年3月17日までは、日中は1時間あたり3本（内訳は東武動物公園行が2本、南栗橋行が1本）であった。日中の清澄白河駅折り返しの列車も1時間に4本設定されていたため、清澄白河駅、押上駅、東武線[[曳舟駅]]で時間調整が頻繁に行われていた。

2006年3月18日のダイヤ改正以降、早朝深夜と9時台をのぞき1時間に6本（10分間隔）となった。昼間時は南栗橋行と久喜行の急行が交互に運行されるようになった。時間帯やダイヤの都合により、北越谷駅（準急）・東武動物公園駅発着もある。直通列車は急行または準急（朝・夜間のみ運転）に限られる。2013年3月16日のダイヤ改正より、昼間時の行先が久喜行・久喜行・南栗橋行の30分サイクルに変更となり、平日夜間帯の急行の運転時間帯も拡大された。

現在、半蔵門線からの東武線内普通列車は設定されていないため、通過駅へは東武線内の[[曳舟駅]]や[[北千住駅]]・[[西新井駅]]などでの乗り換えが必要となる。一方、東武からの日中の急行以下の速達列車は全列車が半蔵門線直通である。

東武線押上駅 - 曳舟駅間は[[とうきょうスカイツリー駅]] - 曳舟駅と同一路線扱いではあるものの、曳舟駅で改札を出場しなくても重複乗車は可能であり、同駅および[[浅草駅]]へそのまま向かうことができる。

=== 臨時列車 ===
[[東急田園都市線]] - 半蔵門線 - [[東武伊勢崎線]]の3社直通運転を利用して、多客期に[[臨時列車]]を運行することがある。館林・南栗橋以北に直通するイベント列車には分割併合の兼合いから東武30000系が使用される。
* 3社直通運転記念号<ref group="報道">{{Cite press release|和書|url=http://www.tokyometro.jp/news/s2003/2003-s06.html|archiveurl=https://web.archive.org/web/20080509085224/http://www.tokyometro.jp/news/s2003/2003-s06.html|language=日本語|title= 営団・東急・東武 3社合同企画 平成15年3月29日（土）営団地下鉄半蔵門線、東急田園都市線、東武伊勢崎線・日光線相互直通運転開始記念「3社直通運転記念号 東武日光・鬼怒川温泉」を運転|publisher=営団地下鉄／東京急行電鉄／東武鉄道|date=2003-03-11|accessdate=2021-07-01|archivedate=2008-05-09}}</ref>（中央林間 - [[東武日光駅|東武日光]]・[[鬼怒川温泉駅|鬼怒川温泉]]、[[2003年]][[3月29日]]：往路、[[3月30日]]：復路）
*もみじ号（長津田 - 北千住、[[2004年]][[10月2日]]、[[10月9日]]）※北千住で特急スペーシアに接続
*フラワーエクスプレス（中央林間 - [[太田駅 (群馬県)|太田]]、[[2005年]]から[[2010年]]のゴールデンウィーク）

2017年7月11日から同21日までの火曜日から金曜日の朝には、東急田園都市線の平日朝[[ラッシュ時]]の混雑緩和を目的として、同線からの直通特急列車「時差Bizライナー」（中央林間→押上）を運行した。当線内は各駅に停車した<ref group="報道" name="tokyometro20170627">{{Cite press release|和書|url=https://www.tokyometro.jp/news/images_h/metroNews20170627_61.pdf|archiveurl=https://web.archive.org/web/20201114155140/https://www.tokyometro.jp/news/images_h/metroNews20170627_61.pdf|format=PDF|language=日本語|title=快適通勤ムーブメント「時差Biz」に合わせ東西線・半蔵門線で臨時列車を運転します!|publisher=東京地下鉄|date=2017-06-27|accessdate=2020-11-20|archivedate=2020-11-14}}</ref><ref group="報道">{{Cite press release|和書|url=https://www.tokyu.co.jp/file/170627-11.pdf|archiveurl=https://web.archive.org/web/20201029153625/https://www.tokyu.co.jp/file/170627-11.pdf|format=PDF|language=日本語|title=朝6時台の田園都市線臨時特急列車「時差Bizライナー」を運転し、複数企業と連携したクーポン配信で朝活を推進 -東京都の混雑緩和プロジェクト「時差Biz」に連動した、混雑緩和策「グッチョイモーニング」を実施します-|publisher=東京急行電鉄|date=2017-06-27|accessdate=2020-11-20|archivedate=2020-10-29}}</ref>。

== 弱冷房車・車椅子スペース・女性専用車 ==
{|style="float:right; text-align:center; border:1px solid gray; margin:0em 0em 0em 2em; padding:1em;"
|-
|style="background:#eee; border-bottom:solid 4px #8f76d6;"|各車両における弱冷車・車椅子スペース位置の違い
|-
|style="font-size:80%;"|{{TrainDirection|渋谷・中央林間|押上・久喜・南栗橋}}
|-
|style="font-size:80%; text-align:left;"|'''東武車'''
|-
|
{|class="wikitable" style="border:1px; font-size:80%; text-align:center; margin:0em 1em;"
|-
|style="width:2em;"|10
|style="width:2em;"|[[File:Handicapped Accessible sign.svg|15px]]9
|style="width:2em; background-color:#87CEEB;"|8
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|style="width:2em;"|6●
|style="width:2em;"|5
|style="width:2em;"|4
|style="width:2em;"|●3
|style="width:2em; background-color:#87CEEB;"|2[[File:Handicapped Accessible sign.svg|15px]]
|style="width:2em;"|1
|}
|-
|style="font-size:80%; text-align:left;"|'''東京メトロ車・東急車'''
|-
|
{|class="wikitable" style="border:1px; font-size:80%; text-align:center; margin:0em 1em;"
|-
|style="width:2em;"|10◯
|style="width:2em;"|◯9[[File:Handicapped Accessible sign.svg|15px]]
|style="width:2em;"|8●
|style="width:2em;"|7●
|style="width:2em;"|6●
|style="width:2em;"|5●
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|style="width:2em;"|3[[File:Handicapped Accessible sign.svg|15px]]
|style="width:2em; background-color:#87CEEB;"|2●
|style="width:2em;"|◯1
|}
|-style="font-size:80%; text-align:left;"
|
*東急5000系・2020系・東武50000系は●印の車両にも車椅子スペース設置
*東急2020系は◯印の車両にも車椅子スペース設置
|}
押上延長後の半蔵門線各駅の[[発車標]]には、時刻や行先とともに車両の所属会社が「（会社名）の車両です」といった形で表示される<ref name="trafficnews20191020">{{Cite web|和書|url=https://trafficnews.jp/post/90478|archiveurl=https://web.archive.org/web/20210901095114/https://trafficnews.jp/post/90478|title=ホーム発車案内に「東京メトロの車両です／東急の車両です」なぜ表示? 謎の半蔵門線|website=乗りものニュース|date=2019-10-20|accessdate=2021-09-01|archivedate=2021-09-01}}</ref>。これは[[車椅子スペース]]が設置された車両の連結位置が東武と東急・東京メトロで異なるためである<ref name="Hanzoumon597">[[#Hanzomon-Con2|東京地下鉄道半蔵門線建設史（水天宮前〜押上）]]、p.597。</ref><ref name="trafficnews20191020" />。「○両目に車椅子スペースがあります」という表示だと表示装置が表示できる字数を超えてしまうため、「（会社名）の車両です」と表示しているという<ref name="Hanzoumon597" />。
<!--また、ラッシュ時など列車の間隔が詰まったときなどには「後続列車接近中！」という表示も行われる。-->

なお、東武の車両は原則2・9号車、東京メトロと東急は原則3・9号車に設置されている（東急5000系は中間車全車、東急2020系は全車に設置）が、転入・転出や車両組替・リニューアル工事等により、原則以外の車両に設置されている場合もある。

平日朝始発から9:30まで（渋谷方面行〈B線〉は押上9:20発まで）のすべての列車は、進行方向最後尾の車両が[[日本の女性専用車両|女性専用車]]となっている（実施区間は渋谷方面行きは東武線→押上→渋谷間、押上方面行きは東急田園都市線→渋谷→押上間、9:30で女性専用車の扱いは取りやめとなる）<ref>[http://www.tokyometro.jp/safety/attention/women/#anc05 女性専用車 半蔵門線] - 東京メトロ 2016年7月8日閲覧</ref>。
<gallery widths="180" heights="180">
Omotesandō Station 002.JPG|旧型表示器による所属社名表示（表参道駅）
New Train display in Oshiage Station.jpg|新型表示器による所属社名表示（押上駅）
</gallery>

== 車両 ==
=== 自社車両 ===
* [[東京メトロ18000系電車|18000系]]
*: 8000系置き換え用として<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.tokyometro.jp/corporate/profile/plan/pdf/tmp2021.pdf|archiveurl=https://web.archive.org/web/20190327090906/https://www.tokyometro.jp/corporate/profile/plan/pdf/tmp2021.pdf|title=東京メトロプラン2021 東京メトログループ中期経営計画|page=15|archivedate=2019-03-27|accessdate=2021-01-30|publisher=東京地下鉄|format=PDF|language=日本語}}</ref><ref group="新聞">{{Cite news|url=https://newswitch.jp/p/17291|archiveurl=https://web.archive.org/web/20210204205256/https://newswitch.jp/p/17291|title=東京メトロが新型車両設計へ、何を変える? 有楽町線・副都心線、半蔵門線に投入|newspaper=日刊工業新聞|date=2019-04-17|accessdate=2021-02-04|archivedate=2021-02-04}}</ref>、2021年8月7日に営業運転を開始<ref group="報道" name="press20210807" /><ref group="新聞" name="mainichi20210602">{{Cite news|url=https://mainichi.jp/articles/20210602/k00/00m/040/260000c|archiveurl=https://web.archive.org/web/20210604120608/https://mainichi.jp/articles/20210602/k00/00m/040/260000c|title=東京メトロ半蔵門線の新型車両「18000系」公開 車内は紫に|newspaper=毎日新聞|date=2021-06-02|accessdate=2021-06-04|archivedate=2021-06-04}}</ref>。当初は2020年度に導入が予定されていた<ref group="報道">{{Cite press release|和書|url=https://www.tokyometro.jp/news/images_h/metroNews200930_63.pdf|archiveurl=https://web.archive.org/web/20200930055819/https://www.tokyometro.jp/news/images_h/metroNews200930_63.pdf|format=PDF|language=日本語|title=半蔵門線に新型車両18000系を導入します 2021年度上半期 営業運転開始予定|publisher=東京地下鉄|date=2020-09-30|accessdate=2020-11-09|archivedate=2020-09-30}}</ref>。
* [[営団08系電車|08系]]
*: 押上延伸にあわせ、2003年から6編成が投入された<ref group="報道" name="08kei">{{Cite press release|和書|url=http://www.tokyometro.go.jp/news/2002-43.html|archiveurl=https://web.archive.org/web/20040219132440/http://www.tokyometro.go.jp/news/2002-43.html|language=日本語|title=人にやさしい地下鉄を目指して 半蔵門線に08系車両が登場します。|publisher=営団地下鉄|date=2002-12-10|accessdate=2020-11-09|archivedate=2004-02-19}}</ref>。
* [[営団8000系電車|8000系]]
*: 1981年から19編成が投入され、修繕工事を受けながら現在も運用中。2015年に全編成の修繕工事が完了している<ref>{{Cite web|和書|title=さよなら!電機子チョッパ制御車」ラッピング 東京メトロ8000系8010編成に|url=http://railf.jp/news/2015/03/26/130000.html|website=鉄道ファン・railf.jp|work=鉄道ニュース|publisher=交友社|date=2015-03-26|accessdate=2020-11-27|language=ja}}</ref>。

<gallery perrow="4" widths="180px" heights="180px">
ファイル:Tokyo-Metro Series18000-18102 Test-Run.jpg|18000系
ファイル:東京メトロ半蔵門線08系電車.jpg|08系
ファイル:Tokyo_metro_8119F_FC.jpg|8000系
</gallery>

直通先の東武伊勢崎線では、[[東京メトロ日比谷線|日比谷線]]とも相互直通運転が行われており、また同区間内の[[竹ノ塚駅]]付近に日比谷線車庫の一つである[[千住検車区竹ノ塚分室]]があることから、日比谷線用車両と並ぶ光景も見られる。

=== 乗り入れ車両 ===
==== 現在の乗り入れ車両 ====
; [[東急電鉄]]
:* [[東急2020系電車|2020系]]
:*: 営業運転開始後半年間は東武直通非対応だったが<ref name="RM20180403">{{Cite web|和書|url=http://rail.hobidas.com/rmn/archives/2018/04/20206020_1.html|archiveurl=https://web.archive.org/web/20190327090122/http://rail.hobidas.com/rmn/archives/2018/04/20206020_1.html|title=【東急】2020系・6020系が営業運転を開始|website=鉄道ホビダスRMニュース|date=2018-04-03|accessdate=2021-04-11|archivedate=2019-03-27|deadlinkdate=2021年4月}}</ref>、現在は全編成が東武直通対応になっている。30編成が在籍。
:* [[東急5000系電車 (2代)|5000系]]
:*: 一部編成は乗降時間短縮及び混雑感緩和のため6ドア車を連結していたが、2017年までに全車両が4ドア車で統一。41両が東横線に転出された。18編成が在籍。
<gallery widths="180" heights="180">
ファイル:Tokyu_2020_series_Den-en-toshi_Line_Tana_Station_20190530.jpg|2020系
ファイル:東急5000系.jpg|5000系
</gallery>
; [[東武鉄道]]
:* [[東武50000系電車|50050型]]
:*: 18編成が在籍。
:* [[東武50000系電車|50000型]]
:*: 後述する30000系の置き換え用として、2019年に51008F・2021年に51009Fの2本が東上線より転属。
<gallery widths="180" heights="180">
ファイル:Tobu-Series50000-51060F.jpg|50050型
</gallery>

==== 過去の乗り入れ車両 ====
; 東京急行電鉄
:* [[東急8090系電車|8590系]]（東武乗り入れ非対応）
:*: 中間車は8090系。運用は限定されていた<ref>{{Cite web|和書|title=東急8590系8695編成のその後|url=https://railf.jp/news/2018/12/23/192500.html|website=鉄道ファン・railf.jp|work=鉄道ニュース|publisher=交友社|date=2018-12-23|accessdate=2021-01-30|language=ja}}</ref><ref>[http://rail.hobidas.com/rmn/archives/2019/03/85908694f.html 【東急】8590系8694F 恩田工場へ] - 鉄道ホビダス RMニュース、2019年3月1日</ref>。
:* [[東急2000系電車|2000系]]（東武乗り入れ非対応）
:*: 運用は限定されていた。リニューアル後は試運転したものの、営業運転に使用されず大井町線に転出された<ref>{{Cite web|和書|title=東急2000系改め、9020系が登場|url=https://railf.jp/news/2019/02/18/170000.html|website=鉄道ファン・railf.jp|work=鉄道ニュース|publisher=交友社|date=2019-02-18|accessdate=2021-01-30|language=ja}}</ref>。
:* [[東急8500系電車|8500系]]
:*: かつては東急車の主力形式で東急車の過半数を占めていたが、2020系の増備により置換が進められていた<ref>『鉄道ファン』2020年8月号・「私鉄車両編成表」・「私鉄車両の動き」より</ref>。2023年1月25日をもって運用を終了した<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.tokyu.co.jp/image/information/pdf/230125_8637F.pdf |title=（お知らせ）8500系8637Fの運用離脱に伴う回送完了について |publisher=東急電鉄 |date=2023-01-25 |accessdate=2023-01-25 |archiveurl=https://web.archive.org/web/20230125083246/https://www.tokyu.co.jp/image/information/pdf/230125_8637F.pdf |archivedate=2023-01-25 |format=PDF}}</ref>。
<gallery widths="180" heights="180">
ファイル:東急8590系.jpg|8590系
ファイル:東急電鉄2000系電車.jpg|2000系
ファイル:Tokyu_Series8500-8622F.jpg|8500系
</gallery>
; 東武鉄道
:* [[東武30000系電車|30000系]]
:*: 押上延伸開業当初の東武乗り入れ車両は当系列で占められていたが、[[2005年]][[10月]]から[[東武東上本線|東武東上線]]系統への転属が進み、[[2021年]][[9月]]末をもって運用を終了した<ref>{{Cite web|和書|url=https://toyokeizai.net/articles/-/456551?page=3|archiveurl=https://web.archive.org/web/20210919003458/https://toyokeizai.net/articles/-/456551?page=3|title=東上線でも大活躍､｢転勤族｣東武30000系の半生 半蔵門線直通用のはずが"新天地"で主力車両に|date=2021-09-19|page=3|publisher=東洋経済新報社|website=東洋経済オンライン|accessdate=2021-09-19|archivedate=2021-09-19}}</ref>。
<gallery widths="180" heights="180">
ファイル:Tobu-Series30000 Tana-STA.jpg|30000系
</gallery>

=== 車両運用について ===
{{独自研究|section=1|date=2012年11月}}
どの列車がどの会社に所属する車両で運転されるかは列車番号を見ることで判別できる。現在、列車番号末尾アルファベットの「'''S'''」が東京メトロ車両、「'''K'''」が東急車両、「'''T'''」が東武車両となっている<ref group="注釈">東武線への直通運転を開始するまでは、東急車には記号が付与されず番号のみとなっていた。</ref>。列車番号は『MY LINE 東京時刻表』（交通新聞社）などで確認ができる。

また、6桁の数字で表記されている東急方式の列車番号では、上3桁が運行番号を表し、001 - 026が東急車、051以降の奇数番号が東京メトロ車、050以降の偶数番号が東武車となっている。

なお、直通運転に際して各社間で走行距離をなるべく均一にする関係などから、東武車が東急田園都市線から半蔵門・清澄白河・押上などで折り返す列車にも使用されている。同様に、東急田園都市線でも長津田 - 中央林間の区間運転列車の一部にメトロ車および東武車が使用されている。

通常はそれぞれの運行番号に対応した車両で運行されるが、夜間に生じたダイヤの乱れによってメトロ・東武・東急の車両が各自の車両基地に戻れない状況が生じるなど、車両運用になんらかの不具合が生じた場合は、所定メトロ車が充当される運用を東急車で運行する、あるいはその逆といったように、他社の車両による代走が行われることがある。

== 利用状況 ==
2022年（令和4年）度の最混雑区間（A線、渋谷 → 表参道間）の[[定員#混雑率・乗車率|混雑率]]は'''97%'''である<ref group="報道">{{Cite web|和書|url=https://www.mlit.go.jp/report/press/content/001619625.pdf|title=最混雑区間における混雑率（令和4年度）|date=2023-07-14|accessdate=2023-08-02|publisher=国土交通省|page=3|format=PDF}}</ref>。

直通先の[[東急田園都市線]]から乗り入れる乗客が多いが、渋谷駅は乗車人員よりも降車人員が多く、2019年までの混雑率は東急田園都市線内よりやや低い170%程度で推移していた。一方で、渋谷駅や東急田園都市線内には、本数を増発する余地がないことから、この数値は20年あまり横ばいとなっている。2013年3月16日に東急東横線渋谷駅が地下化されると、それまで銀座線に直接乗り換えていた利用者の一部が半蔵門線に乗り換え、同一ホームで乗り換えられる表参道駅で銀座線に乗り換えるようになり<ref>{{Cite web|和書|url=https://toyokeizai.net/articles/-/185964?page=4|archiveurl=https://web.archive.org/web/20171015171317/https://toyokeizai.net/articles/-/185964?page=4|title=東横線地下化が大きく変えた｢渋谷駅の役割｣ 直通で乗り継ぎルートはこれだけ変わった|date=2017-09-08|publisher=東洋経済新報社|work=東洋経済オンライン|page=4|accessdate=2021-02-02|archivedate=2017-10-15}}</ref>、2013年度の最混雑区間の混雑率は175%に悪化した。

もう一方の押上駅からは[[東武伊勢崎線]]が乗り入れるが、4路線が接続する[[北千住駅]]が実質的なターミナル駅となっており、乗り入れる乗客が少ない。押上駅は渋谷方面への始発列車が終日設定されており、終日にわたって混雑率は低い。

2007年度の一日平均通過人員は、渋谷 - 表参道間が472,123人で最も多い。押上方向に進むに連れて通過人員が減少し、神保町 - 大手町間が229,678人である。大手町駅は乗車人員と降車人員がほぼ同数であり、大手町 - 三越前間が229,456人と横ばいになるが、それ以降は再度通過人員が減少し、錦糸町 - 押上間が105,799人で最も少ない<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.train-media.net/report/0810/metro.pdf|format=PDF|title=東京地下鉄 平成19年度1日平均乗降人員・通過人員|publisher=関東交通広告協議会|accessdate=2017-09-23|archiveurl=https://web.archive.org/web/20190406020630/https://www.train-media.net/report/0810/metro.pdf|archivedate=2019-04-06}}</ref>。

近年の輸送実績を下表に記す。表中、最高値を赤色で、最高値を記録した年度以降の最低値を青色で、最高値を記録した年度以前の最低値を緑色で表記している。

{| class="wikitable" border="1" cellspacing="0" cellpadding="2" style="font-size:90%; text-align:center;"
|-
!rowspan="2"|年度
!colspan="4"|最混雑区間（A線、渋谷 → 表参道間）輸送実績<ref>「都市交通年報」各年度版</ref>
!rowspan="2"|特記事項
|-
! 運転本数：本 !! 輸送力：人 !! 輸送量：人 !! 混雑率：%
|-
|1980年（昭和55年）
| 15 || 16,752 || style="background-color: #ccffcc;"|27,622 || '''165'''
|
|-
|1981年（昭和56年）
| 16 || 18,176 || 30,809 || '''170'''
|
|-
|1982年（昭和57年）
| 16 || 18,176 || 30,526 || '''168'''
|style="text-align:left;"|1982年12月9日、半蔵門延伸開業
|-
|1983年（昭和58年）
| 17 || 23,056 || 32,599 || style="background-color: #ccffcc;"|'''141'''
|
|-
|1984年（昭和59年）
| 17 || 23,632 || 37,900 || '''160'''
|
|-
|1985年（昭和60年）
| 18 || 25,056 || 38,812 || '''155'''
|
|-
|1986年（昭和61年）
| 19 || 26,768 || 42,209 || '''158'''
|
|-
|1987年（昭和62年）
| 20 || 28,192 || 46,701 || '''166'''
|
|-
|1988年（昭和63年）
| 20 || 28,192 || 46,278 || '''164'''
|style="text-align:left;"|1989年1月26日、三越前延伸開業
|-
|1989年（平成元年）
| 24 || 34,176 || 54,177 || '''159'''
|
|-
|1990年（平成{{0}}2年）
| 24 || 34,176 || 57,253 || '''168'''
|style="text-align:left;"|1990年11月28日、水天宮前延伸開業
|-
|1991年（平成{{0}}3年）
| 25 || 35,312 || 58,710 || '''166'''
|
|-
|1992年（平成{{0}}4年）
| 27 || 38,448 || 66,190 || '''172'''
|
|-
|1993年（平成{{0}}5年）
| 27 || 38,448 || 66,308 || '''172'''
|
|-
|1994年（平成{{0}}6年）
| 27 || 38,448 || 66,540 || '''173'''
|
|-
|1995年（平成{{0}}7年）
| 27 || 38,448 || 66,820 || '''174'''
|
|-
|1996年（平成{{0}}8年）
| 27 || 38,448 || 66,590 || '''173'''
|
|-
|1997年（平成{{0}}9年）
| 27 || 38,448 || 67,050 || '''174'''
|
|-
|1998年（平成10年）
| 27 || 38,448 || 67,453 || '''175'''
|
|-
|1999年（平成11年）
| 27 || 38,448 || 66,992 || '''174'''
|
|-
|2000年（平成12年）
| 27 || 38,448 || 65,856 || '''171'''
|
|-
|2001年（平成13年）
| 27 || 38,448 ||  || '''173'''
|
|-
|2002年（平成14年）
| 27 || 38,448 || 67,054 || '''174'''
|style="text-align:left;"|2003年3月19日、押上延伸開業
|-
|2003年（平成15年）
| 27 || 38,448 || 67,300 || '''175'''
|
|-
|2004年（平成16年）
| 28 || 39,872 ||  || '''170'''
|
|-
|2005年（平成17年）
| 28 || 39,872 ||  || '''172'''
|
|-
|2006年（平成18年）
| 28 || 39,872 || 69,168 || '''173'''
|
|-
|2007年（平成19年）
| 28 || 39,872 || 69,000 || '''173'''
|
|-
|2008年（平成20年）
| 28 || 39,872 || 69,223 || '''174'''
|
|-
|2009年（平成21年）
| 28 || 39,872 || 67,705 || '''170'''
|
|-
|2010年（平成22年）
| 28 || 39,872 || 66,624 || '''167'''
|
|-
|2011年（平成23年）
| 28 || 39,872 || 64,057 || '''161'''
|
|-
|2012年（平成24年）
| 28 || 39,872 || 67,518 || '''169'''
|style="text-align:left;"|2013年3月16日、東急東横線渋谷駅が地下化
|-
|2013年（平成25年）
| 28 || 39,872 || style="background-color: #ffcccc;"|69,691 || style="background-color: #ffcccc;"|'''175'''
|
|-
|2014年（平成26年）
| 28 || 39,872 || 68,563 || '''172'''
|
|-
|2015年（平成27年）
| 28 || 39,872 || 68,326 || '''171'''
|
|-
|2016年（平成28年）
| 27 || 38,448 || 65,219 || '''170'''
|
|-
|2017年（平成29年）
| 27 || 38,448 || 66,549 || '''173'''
|
|-
|2018年（平成30年）
| 27 || 38,448 || 64,422 || '''168'''
|
|-
|2019年（令和元年）
| 27 || 38,448 || 64,930 || '''169'''
|
|-
|2020年（令和{{0}}2年）
| 27 || 38,448 || 42,491 || '''111'''
|
|-
|2021年（令和{{0}}3年）
| 27 || 38,448 || 37,887 || '''99'''
|
|-
|2022年（令和{{0}}4年）
| 27 || 38,448 || style="background-color: #ccffff;"|37,295 || style="background-color: #ccffff;"|'''97'''
|
|}

== 駅一覧 ==
* 全駅[[東京都]]内に所在。
* 運賃計算キロは青山一丁目駅まで営業キロと同じ、永田町駅から先は0.1kmを減算した値が用いられる{{要出典|date=2024年1月}}。

{|class="wikitable" rules="all"
|-
!rowspan="2" style="width:4em; border-bottom:3px solid #8f76d6;"|駅番号
!rowspan="2" style="width:15em; border-bottom:3px solid #8f76d6;"|駅名
!colspan="2" style="white-space:nowrap;"|営業キロ
!rowspan="2" style="border-bottom:3px solid #8f76d6;"|接続路線
!rowspan="2" style="border-bottom:3px solid #8f76d6;"|所在地
|-
!style="width:2.5em; border-bottom:3px solid #8f76d6;"|駅間
!style="width:2.5em; border-bottom:3px solid #8f76d6;"|累計
|-
! colspan="4" |直通運転区間
| colspan="2" |[[ファイル:Tokyu DT line symbol.svg|18px|DT]] [[東急田園都市線|田園都市線]] [[中央林間駅]]まで
|-
!Z-01
|[[渋谷駅]]<ref group="*">渋谷駅は他社接続の共同使用駅で、東急電鉄の管轄駅である。</ref>
| style="text-align:center;" | -
| style="text-align:right;" |0.0
|[[東急電鉄]]：[[ファイル:Tokyu TY line symbol.svg|18px|TY]] [[東急東横線|東横線]] (TY01)・[[ファイル:Tokyu DT line symbol.svg|18px|DT]] [[東急田園都市線|田園都市線]] (DT01)<br />[[東京地下鉄]]：[[ファイル:Logo of Tokyo Metro Ginza Line.svg|18px|銀座線]] [[東京メトロ銀座線|銀座線]] (G-01) <ref group="*">渋谷駅では半蔵門線と銀座線は別の駅として扱われる。そのため、副都心線および東急田園都市線と銀座線の改札外乗り換えが可能なため、現在は駅の乗換案内に銀座線が表記されている。アナウンスは副都心線とまとめられ「地下鉄線」と案内される。</ref>・[[ファイル:Logo of Tokyo Metro Fukutoshin Line.svg|18px|副都心線]] [[東京メトロ副都心線|副都心線]] (F-16) <br />[[東日本旅客鉄道]]：[[ファイル:JR JY line symbol.svg|18px|JY]] [[山手線]] (JY 20)・[[ファイル:JR JA line symbol.svg|18px|JA]] [[埼京線]] (JA 10)・[[ファイル:JR JS line symbol.svg|18px|JS]] [[湘南新宿ライン]] (JS 19)<br />[[京王電鉄]]：[[ファイル:Number prefix Keio-Inokashira-line.svg|18px|IN]] [[京王井の頭線|井の頭線]] (IN01)
|[[渋谷区]]
|-
!Z-02
|[[表参道駅]]
| style="text-align:right;" |1.3
| style="text-align:right;" |1.3
|東京地下鉄：[[ファイル:Logo of Tokyo Metro Ginza Line.svg|18px|銀座線]] 銀座線 (G-02) ・[[ファイル:Logo of Tokyo Metro Chiyoda Line.svg|18px|千代田線]] [[東京メトロ千代田線|千代田線]] (C-04)
| rowspan="2" |[[港区 (東京都)|港区]]
|-
!Z-03
|[[青山一丁目駅]]
|style="text-align:right;"|1.4
|style="text-align:right;"|2.7
|東京地下鉄：[[ファイル:Logo of Tokyo Metro Ginza Line.svg|18px|銀座線]] 銀座線 (G-04) <br />[[都営地下鉄]]：[[ファイル:Toei Oedo line symbol.svg|18px|大江戸線]] [[都営地下鉄大江戸線|大江戸線]] (E-24)
|-
!Z-04
|[[永田町駅]]
|style="text-align:right;"|1.4
|style="text-align:right;"|4.1
|東京地下鉄：[[ファイル:Logo of Tokyo Metro Yūrakuchō Line.svg|18px|有楽町線]] [[東京メトロ有楽町線|有楽町線]] (Y-16) ・[[ファイル:Logo of Tokyo Metro Namboku Line.svg|18px|南北線]] [[東京メトロ南北線|南北線]] (N-07) ・[[ファイル:Logo of Tokyo Metro Ginza Line.svg|18px|銀座線]] 銀座線（[[赤坂見附駅]]：G-05）・[[ファイル:Logo of Tokyo Metro Marunouchi Line.svg|18px|丸ノ内線]] [[東京メトロ丸ノ内線|丸ノ内線]]（赤坂見附駅：M-13）
|rowspan="5" style="white-space:nowrap;"|[[千代田区]]
|-
!Z-05
|[[半蔵門駅]]
|style="text-align:right;"|1.0
|style="text-align:right;"|5.1
|&nbsp;
|-
!Z-06
|[[九段下駅]]
|style="text-align:right;"|1.6
|style="text-align:right;"|6.7
|東京地下鉄：[[ファイル:Logo of Tokyo Metro Tōzai Line.svg|18px|東西線]] [[東京メトロ東西線|東西線]] (T-07) <br />都営地下鉄：[[ファイル:Toei Shinjuku line symbol.svg|18px|新宿線]] [[都営地下鉄新宿線|新宿線]] (S-05)
|-
!Z-07
|[[神保町駅]]
|style="text-align:right;"|0.4
|style="text-align:right;"|7.1
|都営地下鉄：[[ファイル:Toei Mita line symbol.svg|18px|三田線]] [[都営地下鉄三田線|三田線]] (I-10) ・[[ファイル:Toei Shinjuku line symbol.svg|18px|新宿線]] 新宿線 (S-06)
|-
!Z-08
|[[大手町駅 (東京都)|大手町駅]]
|style="text-align:right;"|1.7
|style="text-align:right;"|8.8
|東京地下鉄：[[ファイル:Logo of Tokyo Metro Marunouchi Line.svg|18px|丸ノ内線]] 丸ノ内線 (M-18) ・[[ファイル:Logo of Tokyo Metro Tōzai Line.svg|18px|東西線]] 東西線 (T-09) ・[[ファイル:Logo of Tokyo Metro Chiyoda Line.svg|18px|千代田線]] 千代田線 (C-11) <br />都営地下鉄：[[ファイル:Toei Mita line symbol.svg|18px|三田線]] 三田線 (I-09)
|-
!Z-09
|[[三越前駅]]
|style="text-align:right;"|0.7
|style="text-align:right;"|9.5
|東京地下鉄：[[ファイル:Logo of Tokyo Metro Ginza Line.svg|18px|銀座線]] 銀座線 (G-12) <br />東日本旅客鉄道：[[ファイル:JR JO line symbol.svg|18px|JO]] [[横須賀・総武快速線|総武線（快速）]]（[[新日本橋駅]]：JO 20）
|rowspan="2"|[[中央区 (東京都)|中央区]]
|-
!Z-10
|[[水天宮前駅]]<br />{{smaller|{{要出典範囲|date=2023年11月|（[[東京シティエアターミナル]]前）}}}}
|style="text-align:right;"|1.3
|style="text-align:right;"|10.8
|東京地下鉄：[[ファイル:Logo of Tokyo Metro Hibiya Line.svg|18px|日比谷線]] [[東京メトロ日比谷線|日比谷線]]（[[人形町駅]]：H-14）<br />都営地下鉄：[[ファイル:Toei Asakusa line symbol.svg|18px|浅草線]] [[都営地下鉄浅草線|浅草線]]（人形町駅：A-14）
|-
!Z-11
|[[清澄白河駅]]
|style="text-align:right;"|1.7
|style="text-align:right;"|12.5
|都営地下鉄：[[ファイル:Toei Oedo line symbol.svg|18px|大江戸線]] 大江戸線 (E-14)
|rowspan="2"|[[江東区]]
|-
!Z-12
|[[住吉駅 (東京都)|住吉駅]]
|style="text-align:right;"|1.9
|style="text-align:right;"|14.4
|都営地下鉄：[[ファイル:Toei Shinjuku line symbol.svg|18px|新宿線]] 新宿線 (S-13)
|-
!Z-13
|[[錦糸町駅]]
|style="text-align:right;"|1.0
|style="text-align:right;"|15.4
|東日本旅客鉄道：[[ファイル:JR JO line symbol.svg|18px|JO]] 総武線（快速）(JO 22)・[[ファイル:JR JB line symbol.svg|18px|JB]] [[中央・総武緩行線|総武線（各駅停車）]](JB 22)
|rowspan="2"|[[墨田区]]
|-
!Z-14
|[[押上駅|押上〈スカイツリー前〉駅]]<ref group="*">押上駅は他社接続の共同使用駅で、東京地下鉄の管轄駅である。</ref>
|style="text-align:right;"|1.4
|style="text-align:right;"|16.8
|[[東武鉄道]]：[[ファイル:Tobu Skytree Line (TS) symbol.svg|18px|TS]] [[東武伊勢崎線|伊勢崎線（東武スカイツリーライン）]](TS-03)<br />都営地下鉄：[[ファイル:Toei Asakusa line symbol.svg|18px|浅草線]] 浅草線 (A-20) <br />[[京成電鉄]]：[[ファイル:Number prefix Keisei.svg|18px|KS]] [[京成押上線|押上線]] (KS45)
|-
! colspan="4" style="border-top:2px solid #999;"|直通運転区間
| colspan="2" style="border-top:2px solid #999;"|[[ファイル:Tobu Isesaki Line (TI) symbol.svg|18px|TI]] 伊勢崎線 [[久喜駅]]まで<br>[[ファイル:Tobu Nikko Line (TN) symbol.svg|18px|TN]] [[東武日光線|日光線]] [[南栗橋駅]]まで
|}
{{Reflist|group="*"}}

各駅のホームに向かう階段に設置されている駅一覧表は、副都心線の開業で駅一覧表が更新された際に、渋谷の乗り換え案内に従来表参道での乗り換えを推奨していたために存在しなかった銀座線が、副都心線のほかに新たに加えられた。ただし、押上駅の副名称の導入に伴って更新されたものでは再び削除されている。

== 発車メロディ ==
2018年8月時点では東京メトロの路線の中で唯一[[発車メロディ]]（発車サイン音）が一切導入されていない路線であったが、同年9月8日に青山一丁目駅に初めて導入され、同月13日より東急が管理している渋谷駅を除く全駅で使用を開始した<ref group="報道" name="Departure-melody">{{Cite press release|和書|url=https://www.tokyometro.jp/news/images_h/metroNews20180906_87.pdf|archiveurl=https://web.archive.org/web/20180913150400/https://www.tokyometro.jp/news/images_h/metroNews20180906_87.pdf|format=PDF|language=日本語|title=半蔵門線に初めて発車メロディを導入します 半蔵門駅、三越前駅にはその駅にゆかりのある曲を採用|publisher=東京地下鉄|date=2018-09-06|accessdate=2020-03-20|archivedate=2018-09-13}}</ref>。すべて[[スイッチ (音楽制作会社)|スイッチ]]の制作で、[[塩塚博]]と[[福嶋尚哉]]が作曲および編曲を手掛けた<ref>{{Cite web|和書|title=東京メトロ半蔵門線発車サイン音を制作 |url=http://www.switching.co.jp/news/361 |website=スイッチオフィシャルサイト |accessdate=2019-07-21 |language=ja |publisher=スイッチ}}</ref>。

半蔵門駅と三越前駅にはご当地メロディが採用され、前者では[[国立劇場]]の最寄り駅であることにちなんで、[[歌舞伎]]の[[下座音楽|黒御簾音楽]]の「てんつつ」と[[文楽|人形浄瑠璃文楽]]の「寿式三番叟」、後者では[[民謡]]「[[お江戸日本橋]]」をアレンジしたものを使用している。
{|class="wikitable"
|-
!rowspan="2"|駅名
!colspan="2"|曲名
!rowspan="2"|導入年月日
!rowspan="2"|制作会社
|-
!A線（押上・東武線方面）
!B線（渋谷・東急線方面）
|-style="border-top:3px solid #8f76d6
!渋谷
|2：（ベル）
|1：（ベル）
|
|
|-
!表参道
|6：エントランス【福嶋】
|3：薫風【福嶋】
|2018年9月13日<ref group="報道" name="Departure-melody" />
| rowspan="14" |[[スイッチ (音楽制作会社)|スイッチ]]<ref>{{Cite web|和書|url=http://www.switching.co.jp/news/361|title=東京メトロ半蔵門線発車サイン音を制作|accessdate=2018-09-10|publisher=株式会社スイッチ}}</ref><ref>{{Cite web|和書|title=メトロ半蔵門線の車載メロディ|url=https://blog.goo.ne.jp/tetsunomusician/e/b7e4df3329e15713cb6dcece81e5b564|website=☆♪☆　鉄のみゅーじしゃん　☆♪☆|accessdate=2019-09-01|language=ja|author=塩塚博}}</ref>
|-
!青山一丁目
|4：朝陽のシャワー【塩塚】
|3：サヴァラン【福嶋】
|2018年9月8日<ref group="報道" name="Departure-melody" />
|-
!永田町
|4：黎明【福嶋】
|3：今日もどこかで【塩塚】
|rowspan="11"|2018年9月13日<ref group="報道" name="Departure-melody" />
|-
!半蔵門
|2：寿式三番叟【福嶋】
|1：てんつつ【福嶋】
|-
!九段下
|4：手を取って【塩塚】
|3：センスオブワンダー【福嶋】
|-
!神保町
|6：夕涼み【福嶋】
|5：ブックマーク【福嶋】
|-
!大手町
|8：メトロでGo！【福嶋】
|7：マーキュリー【福嶋】
|-
!三越前
|4：[[お江戸日本橋]] verE【福嶋】
|3：お江戸日本橋 verF【塩塚】
|-
!水天宮前
|2：糸竹の道【福嶋】
|1：川の辺【福嶋】
|-
!清澄白河
|2：万華鏡【福嶋】
|1：カットグラス【福嶋】
|-
!住吉
|2：花霞【福嶋】
|1：深呼吸【福嶋】
|-
!錦糸町
|2：五月雨【福嶋】
|1：光彩都市【福嶋】
|-
!押上〈スカイツリー前〉
|4：スタートアップ【福嶋】
|1：紫電【福嶋】<br />2：ライブラリー【福嶋】<br />3：見上げる空に【福嶋】
|-
!（車載メロディ）
|新しい仲間【塩塚】
|晴れ晴れと【塩塚】
|2019年8月24日
|}
* 上表の数字は各駅の番線、【】内は作曲者（半蔵門駅と三越前駅は編曲者）を表す。

== PASMO利用時の運賃計算 ==
東京メトロおよび乗り入れている[[東武鉄道]]では、[[PASMO]]や[[Suica]]などの交通系ICカード（以下PASMOで代表）を利用することができるが、[[東武伊勢崎線]][[押上駅|押上]]・[[北千住駅|北千住]]経由で半蔵門線と日比谷線を乗り継いだ場合はPASMOの仕様上、東武線の運賃は計算されず、全線東京メトロ線経由で計算される（東京メトロのみで途中改札を出ずに乗車できる経路があるため<ref>[http://www.pasmo.co.jp/use/railway/fare.html PASMO 鉄道でのご利用方法]</ref>）。

また、北千住駅では東京メトロ・東武・[[東日本旅客鉄道]]（JR東日本）の3社が改札および構内を共用しており、中間改札がない<ref group="注釈">[[常磐快速線]]ホームと東武線（半蔵門線直通）・日比谷線ホームの間は、千代田線（[[常磐緩行線]]直通）ホームを通れば改札を出ずに乗り換え可能。</ref>関係上、東武伊勢崎線押上・北千住経由で半蔵門線と[[東京メトロ千代田線|千代田線]]（[[綾瀬駅]]・[[北綾瀬駅]]方面、[[町屋駅]]方面）を乗り継いだ場合も、同じく全線東京メトロ線経由で計算され、[[表参道駅]]または[[大手町駅 (東京都)|大手町駅]]経由と同一の金額が引き落とされる。

2018年3月17日付で[[水天宮前駅]]と日比谷線[[人形町駅]]が乗換駅に指定されたことに伴い、水天宮前駅以東など両駅接続で運賃が計算される区間が発生している（例：清澄白河駅 - 北千住駅間など）。

== 脚注 ==
{{脚注ヘルプ}}
=== 注釈 ===
{{Reflist|group=注釈}}

=== 出典 ===
{{Reflist|2}}

=== 報道発表資料 ===
{{Reflist|group="報道"|2}}

=== 新聞記事 ===
{{Reflist|group="新聞"}}

== 参考文献 ==
* {{Cite book|和書|url=https://metroarchive.jp/content/ebook_hanzomon.html/|date=1999-03-31|title=東京地下鉄道半蔵門線建設史（渋谷〜水天宮前）|publisher=帝都高速度交通営団|ref=Hanzomon-Con1}}
* {{Cite book|和書|url=https://metroarchive.jp/content/ebook_hanzomon_oshiage.html/|title=東京地下鉄道半蔵門建設史（水天宮前〜押上）|date=2004-03-05|publisher=帝都高速度交通営団|ref=Hanzomon-Con2}}
* {{Cite book|和書|title=[[帝都高速度交通営団]]史|publisher=[[東京地下鉄]]|date=2004-12|ref=eidan}}
* {{Cite journal|和書|author=増田泰博（東京地下鉄経営企画本部経営管理部）、佐藤公一、楠居利彦|date=2004-09-01|title=特集：東京メトロ|journal=[[鉄道ファン (雑誌)|鉄道ファン]]|volume=44|issue=第9号（通巻第521号）|pages=pp.9 - 68|publisher=[[交友社]]|ref=RF521}}
* {{Cite journal|和書|author=百瀬進（帝都高速度交通営団車両部設計課）、奥村貴志（帝都高速度交通営団車両部深川車両事務所）|date=1996-10-01|title=特集：カラフル営団地下鉄2401両|journal=[[鉄道ファン (雑誌)|鉄道ファン]]|volume=36|issue=第10号（通巻第426号）|pages=pp.11 - 55|publisher=[[交友社]]|ref=RF426}}
* 『私鉄電車ビジュアルガイド 東武鉄道』（編者・著者 東武鉄道研究会、出版・発行：中央書院 2003年） ISBN 4887321422
* 『MY LINE 東京時刻表』各号（交通新聞社）
* 『鉄道ダイヤ情報』各号（交通新聞社）
* {{Cite book|和書
  | author= 
  | title= 写真が語る 世田谷区の100年
  | year=2020
  | date=2020-1-31
  | publisher=いき出版
  |isbn = 978-4-86672-044-9
  |ref={{sfnref |Setagaya100 |2020 }} }}

== 関連項目 ==
* [[日本の鉄道路線一覧]]

== 外部リンク ==
{{Commonscat|Tokyo Metro Hanzōmon Line}}
* [https://www.tokyometro.jp/station/line_hanzomon/ 半蔵門線/Z | 路線・駅の情報 | 東京メトロ]
* [http://www.city.matsudo.chiba.jp/kurashi/douro/tetudou/ensin.html 半蔵門線の延伸について、松戸市公式ページ]
* [https://web.archive.org/web/20200807062444/http://www.chikahaku.jp/contents/event/special/ex2018/chiyoda_hanzomon_40thanniversary/spex_page01.html　地下鉄博物館特別展「千代田線全通・半蔵門線開通40周年展」]（インターネットアーカイブ・2020年時点の版）

{{東京の地下鉄路線}}
{{デフォルトソート:とうきようめとろはんそうもんせん}}
[[Category:関東地方の鉄道路線|はんそうもん]]
[[Category:東京地下鉄の鉄道路線|はんそうもん]]
[[Category:東京都の交通]]