コンテンツにスキップ

「棺桶島」の版間の差分

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
削除された内容 追加された内容
Suminoko (会話 | 投稿記録)
m セクションリンク修正
 
22行目: 22行目:


== 概要 ==
== 概要 ==
畑亜貴名義では初の[[アルバム#アルバムの種類|フルアルバム]]である(なお本作以前に『畑亜貴・1』『畑亜貴・2』『畑亜貴・3』のカセット作品を制作、販売していた)。畑による打ち込みと、(当時のバンドである)AKI BLAME akiのギタリストで、後に月比古にも参加する[[並木晃一]]のギターにより演奏・制作されている。
畑亜貴名義では初の[[アルバム#アルバムの種類について|フルアルバム]]である(なお本作以前に『畑亜貴・1』『畑亜貴・2』『畑亜貴・3』のカセット作品を制作、販売していた)。畑による打ち込みと、(当時のバンドである)AKI BLAME akiのギタリストで、後に月比古にも参加する[[並木晃一]]のギターにより演奏・制作されている。


本作は本来、後に月比古の作品として発売される『弦は呪縛の指で鳴る』のデモテープとして制作されたが、プロデューサーから「世界観はまとまってるから、このまま出しちゃおうか?」と薦められ、「『とりあえずこっちを先に出して、バンド編を後に出しましょう』という事になって」(畑)、先行発売されたという<ref name="erp">{{Cite journal|和書|year=2005|title=Interview 畑亜貴|journal=EURO-ROCK PRESS|issue=27|pages=10-11|publisher=マーキー・インコーポレイティド|ref=harv}}</ref>。しかし諸事情により『弦は呪縛の指で鳴る』の制作は遅れ、世に出たのは9年後の[[2005年]]であった。
本作は本来、後に月比古の作品として発売される『弦は呪縛の指で鳴る』のデモテープとして制作されたが、プロデューサーから「世界観はまとまってるから、このまま出しちゃおうか?」と薦められ、「『とりあえずこっちを先に出して、バンド編を後に出しましょう』という事になって」(畑)、先行発売されたという<ref name="erp">{{Cite journal|和書|year=2005|title=Interview 畑亜貴|journal=EURO-ROCK PRESS|issue=27|pages=10-11|publisher=マーキー・インコーポレイティド|ref=harv}}</ref>。しかし諸事情により『弦は呪縛の指で鳴る』の制作は遅れ、世に出たのは9年後の[[2005年]]であった。

2022年9月10日 (土) 04:54時点における最新版

棺桶島
畑亜貴スタジオ・アルバム
リリース
録音 1995年-1996年 日本の旗 日本
ジャンル J-POP
レーベル Amzphere Works, Arcangelo
畑亜貴 アルバム 年表
棺桶島
1996年
世界なんて終わりなさい
(1999年)
テンプレートを表示

棺桶島』は、畑亜貴の1作目のオリジナルアルバム1996年12月20日に当時音楽出版ジュンアンドケイの管理下にあった[1]自主制作レーベルのAmzphere Worksより発売された(AMZ-96001)[2]1999年1月25日[3]には2曲を追加し、ディスクユニオンのレーベルであるArcangeloより再発された(ARC-1046)。

概要[編集]

畑亜貴名義では初のフルアルバムである(なお本作以前に『畑亜貴・1』『畑亜貴・2』『畑亜貴・3』のカセット作品を制作、販売していた)。畑による打ち込みと、(当時のバンドである)AKI BLAME akiのギタリストで、後に月比古にも参加する並木晃一のギターにより演奏・制作されている。

本作は本来、後に月比古の作品として発売される『弦は呪縛の指で鳴る』のデモテープとして制作されたが、プロデューサーから「世界観はまとまってるから、このまま出しちゃおうか?」と薦められ、「『とりあえずこっちを先に出して、バンド編を後に出しましょう』という事になって」(畑)、先行発売されたという[4]。しかし諸事情により『弦は呪縛の指で鳴る』の制作は遅れ、世に出たのは9年後の2005年であった。

収録曲『棺桶島』のモデルになっているのは、モーリス・ルブランの小説、『三十棺桶島』である[5]

収録曲[編集]

  • 作詞・作曲・編曲は全て畑亜貴自身が担当している。
  1. 天狼星(1995.2.23 LIVE OPENING)
  2. 棺桶島
  3. 不可侵
  4. 囚われる
  5. 離宮
  6. 卑金属
  7. 涙の木には叫ぶ花
  8. 加虐
  9. 咀嚼夢魔
  10. メソポタミア(1995.6.28 LIVE OPENING)
  11. 赤い蝋燭(深海バージョン) (ボーナストラック)
  12. カプセル (ボーナストラック)

脚注[編集]

  1. ^ AKI BLAME aki HOME PAGE - ウェイバックマシン(1996年12月26日アーカイブ分)
  2. ^ AKI BLAME aki HOME PAGE - ウェイバックマシン(1996年12月26日アーカイブ分)
  3. ^ 「棺桶島(発売広告)」『Arch Angel』第9号、ディスクユニオン、1999年、94頁。 
  4. ^ 「Interview 畑亜貴」『EURO-ROCK PRESS』第27号、マーキー・インコーポレイティド、2005年、10-11頁。 
  5. ^ 竹川真「『破滅系』からの声 ─畑亜貴─」『Arch Angel』第9号、ディスクユニオン、1999年、70頁。 

外部リンク[編集]