「セガラリーチャンピオンシップ」の版間の差分

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『'''セガラリーチャンピオンシップ'''('''SEGA RALLY CHANPIONSHIP''')は [[セガ|SEGA]]が発売した[[レースゲーム]]のタイトルである。[[世界ラリー選手権|WRC]]をモチーフとしており、実存の[[ラリー]]カーを操作し高順位あるいは経過タイムを競う。
『'''セガラリーチャンピオンシップ'''('''SEGA RALLY CHANPIONSHIP''') は [[セガ|SEGA]]が発売した[[レースゲーム]]のタイトルである。[[世界ラリー選手権|WRC]]をモチーフとしており、実存の[[ラリー]]カーを操作し高順位あるいは経過タイムを競う。


それまでの「ラリーゲームは売れない」というジンクスを払拭した現在のラリーゲームの元祖とも言える作品である。
それまでの「ラリーゲームは売れない」というジンクスを払拭した現在のラリーゲームの元祖とも言える作品である。
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しかし、[[スーパーカー]]世代の琴線に触れる車種であることと相まって、プレイヤーから高い支持を受け、以降のシリーズ作品には欠かせない存在となった。
しかし、[[スーパーカー]]世代の琴線に触れる車種であることと相まって、プレイヤーから高い支持を受け、以降のシリーズ作品には欠かせない存在となった。



=== セガラリー2 ===
=== セガラリー2 ===
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内容はAC版の移植であり、リプレイやランチャストラトス等サターン版にあった要素は当然収録されていないが、チャンピオンシップモードにおいて敵車が早回しで登場することや、プラクティスモードにおいて敵車が遅いことを除けば良好な移植となっており、セガラリー2006の評判もあって、『「セガラリーチャンピオンシップ」におまけとして「2006」が付いてくる』などと言われた。
内容はAC版の移植であり、リプレイやランチャストラトス等サターン版にあった要素は当然収録されていないが、チャンピオンシップモードにおいて敵車が早回しで登場することや、プラクティスモードにおいて敵車が遅いことを除けば良好な移植となっており、セガラリー2006の評判もあって、『「セガラリーチャンピオンシップ」におまけとして「2006」が付いてくる』などと言われた。


M2による移植。
[[M2 (ゲーム会社)|M2]]による移植。


==プレイステーション3版==
==プレイステーション3版==
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*サウンドトラック
*サウンドトラック


==関連サイト==
==外部リンク==
*[http://www.sega.co.jp SEGA]
*[http://www.segarally.com/ セガラリー公式サイト]
*[http://www.segarally.com/ セガラリー2006]


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2008年1月29日 (火) 11:16時点における版

セガラリーチャンピオンシップ』 (SEGA RALLY CHANPIONSHIP) は SEGAが発売したレースゲームのタイトルである。WRCをモチーフとしており、実存のラリーカーを操作し高順位あるいは経過タイムを競う。

それまでの「ラリーゲームは売れない」というジンクスを払拭した現在のラリーゲームの元祖とも言える作品である。

1994年に初代セガラリーチャンピオンシップアーケードゲーム版としてリリースされ、その後セガサターン向けやWindowsプラットフォーム向けに移植された。また特殊な派生版としては、SEGAジョイポリス新宿に大型プロジェクタと本物のセリカを使用しアトラクションとして設置された『セガラリー スペシャルステージ』が存在した。

続編として『セガラリー2』が存在する。またプレイステーション2用ソフト『セガラリー2006』が2006年1月12日にリリース、初回限定版で初代セガラリーチャンピオンシップの移植版が同梱されている。

ドリームキャスト版の『セガラリー2』においては、登場車種とコースが大幅に追加されるとともに登場する各車の解説モードが追加され、一部のWRC専門誌などでも紹介された。

ゲーム概要

制限時間内にコースを完走する事が必須目標となっている。コース中にはチェックポイントが用意され、これを通過することで残り制限時間が増える。レース中に先行している他のマシンを追い抜くことで順位が上がる。

従来のラリーゲームと違いヒットした要因として、ポリゴン3D化によるリアルさの強化に加え、路面や車の特性の感覚的なものまでリアルに再現したことが上げられるだろう。

従来のラリーゲームでは「砂地は滑りやすい」程度だったが、セガラリーはドリフト時に「タイヤの横面で砂利を押し分けている」ような感覚までをも再現した。特にセガラリー2においては、車種による加速力や最高速だけでなくオーバーステア・アンダーステアの程度や重心位置・駆動方式などによるクセの違いまでも再現している。

これにより車を操る面白さに加え、車の特性を感じ取れる楽しさ、それが更にラリー独特の変化に富んだ路面を感じ取り走りを適宜変える面白さを提供することが出来、一方でコースアウトや横転をせず、障害物にぶつかってもダメージを受けないなど、あえてシミュレータとしてのリアルさを廃し、本来のラリーであれば複数台が同時に走行して順位を競うことはないが一般的なレースゲームと同様に同時に走行するレース形式とし、良い意味でデフォルメを加えて走りを楽しめるようにしてある。これらにより「ラリーゲームは売れない」ジンクスを打破することに成功した。

更に、コースマップを表示せず、「コ・ドライバー」と呼ばれる、この先のコース状況を説明する者がマップ代わりをするというゲームシステムを採用し、レース状況も如何にもラリーらしい感じに仕上がっている。

チャンピオンシップモードでは複数コースを順番に走行し最終順位を競う。

プラクティスモードでは各コースを1回走行(周回数はコース毎に異なる)しタイムを競う。

対戦モードでは他のプレーヤと順位を競う。アーケード版では最大4人対戦となる。

登場車種

ゲーム中の車両は、ランチアトヨタの許諾を得て、実存のラリーカー、デルタHFインテグラーレとセリカGT-FOUR (ST205) を使用しており、カラーリングなどもWRCを戦うワークスマシンを忠実に再現している。ただし、エグゾースト以外の走る・曲がるといったゲーム上の基本性能は両車とも同一となっている。

セガサターン版では、上記の2車のほかに隠し車種としてランチア・ストラトスが追加されている。4WDのデルタやセリカと全く異なるハイパワーMR車の表現として、最高速は高いが滑りやすくコーナリングが苦手という極端な性能差がつけられており、その操作は非常に難易度が高い。

しかし、スーパーカー世代の琴線に触れる車種であることと相まって、プレイヤーから高い支持を受け、以降のシリーズ作品には欠かせない存在となった。

セガラリー2

ドリームキャスト版で追加された車種

セガラリー2006

  • ノーマルカー
    • スバル・インプレッサWRX STI
    • 三菱・ランサーエボリューションVIII MR
    • クサラ 2.0i16V VTS
    • プジョー・206 RC
    • フォード・フォーカス RS8
    • トヨタ・セリカGT-FOUR ST205
    • ランチア・デルタHFインテグラーレ
    • ランチア・ストラトスHF
  • ラリーカー
    • スバル・インプレッサRALLYCAR
    • 三菱・ランサーエボリューションVIII MR RALLYCAR
    • シトロエン・クサラRALLYCROSS
    • プジョー307 SportWRC
    • フォード・フォーカスAIR FORCE RESERVE RALLYCAR

アーケード版

アーケード版ではツイン筐体DX筐体が存在する。 どちらもデイトナUSAのアーケード版とほぼ同じ物を流用していると考えられる。

セガサターン版

1995年12月29日発売。アーケード版に忠実な移植が行われているとともに、画面分割による2人対戦プレイ、「カーセッティングモード」、上述の隠し車種のストラトス等、いくつかの追加が行われている。秒間表示フレーム数はアーケードの60枚から半分の30枚に落ちているが、背景が急に現れる場面は少ない。

後に「セガラリーチャンピオンシップ・プラス」として、X-BANDによる通信対戦やセガマルチコントローラー (アナログ操作パッド) に対応した改訂版も発売された。

Windows版

セガサターン版の移植である。体験版も配布された。

プレイステーション2版

PS2で発売された「セガラリー2006」の初回限定版には、おまけとして復刻版「セガラリーチャンピオンシップ」が同梱された。 内容はAC版の移植であり、リプレイやランチャストラトス等サターン版にあった要素は当然収録されていないが、チャンピオンシップモードにおいて敵車が早回しで登場することや、プラクティスモードにおいて敵車が遅いことを除けば良好な移植となっており、セガラリー2006の評判もあって、『「セガラリーチャンピオンシップ」におまけとして「2006」が付いてくる』などと言われた。

M2による移植。

プレイステーション3版

Xbox 360版

  • セガラリーレボ(SEGA RALLY REVO)
    • 2008年1月31日発売予定(7,140円税込)
    • 最大6人のネットワーク対戦が可能。

シリーズ

関連商品

  • 書籍
  • サウンドトラック

外部リンク