コンテンツにスキップ

「稚内市」の版間の差分

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
削除された内容 追加された内容
41行目: 41行目:
*[[1949年]] 市制施行、稚内市
*[[1949年]] 市制施行、稚内市
*[[1955年]][[2月1日]] 宗谷村を編入する
*[[1955年]][[2月1日]] 宗谷村を編入する
※支庁所在地であるにもかかわらず、[[200海里]]規制以降の漁業減船や酪農廃業、[[国鉄分割民営化|国鉄]]の天北線廃止やJR移行に伴う合理化、さらに景気の好転がみられず若年者の就職先がなく他都市へ流出している影響で、人口がここ数年は年間600~800人と減少幅が年々拡大しており、2008年度に至っては、1月~4月だけで約500人の人口が減少した。(2008年4月末 40,151人)2008年度内に40,000人を割り込むの確実である。[[2002年]]には[[過疎地域]]の適用を受けている。
※支庁所在地であるにもかかわらず、[[200海里]]規制以降の漁業減船や酪農廃業、[[国鉄分割民営化|国鉄]]の天北線廃止やJR移行に伴う合理化、さらに景気の好転がみられず若年者の就職先がなく他都市へ流出している影響で、人口がここ数年は年間600~800人と減少幅が年々拡大しており、2008年度に至っては、1月~4月だけで約500人の人口が減少した。(2008年4月末 40,151人)2008年度内に40,000人を割り込むの確実である。ピーク時の人口(1963年)が58,232人いたことを考えると約2万人減ったことになる。
[[2002年]]には[[過疎地域]]の適用を受けている。



*[[2005年]][[12月]] 税金不正流用事件
*[[2005年]][[12月]] 税金不正流用事件

2008年5月30日 (金) 08:48時点における版

わっかないし ウィキデータを編集
稚内市
日本の旗 日本
地方 北海道地方
都道府県 北海道宗谷支庁
市町村コード 01214-9
法人番号 9000020012149 ウィキデータを編集
面積 761.42km2
総人口 30,648[編集]
住民基本台帳人口、2024年4月30日)
人口密度 40.3人/km2
隣接自治体 天塩郡豊富町
宗谷郡猿払村
市の木 サクラナナカマド
市の花 ハマナス
他のシンボル -
稚内市役所
市長 工藤広
所在地 097-8686
北海道稚内市中央3丁目13番15号
外部リンク 稚内市役所

稚内市位置図

― 政令指定都市 / ― 市 / ― 町・村

宗谷支庁(1.稚内市)
宗谷支庁(1.稚内市)

北緯45度20分00秒 東経141度45分00秒 / 北緯45.33333度 東経141.75000度 / 45.33333; 141.75000
特記事項 人口は住民基本台帳による
ウィキプロジェクト
稚内市の夜景

稚内市(わっかないし)は北海道宗谷支庁。支庁所在地。最果ての宗谷岬がある。冷凍したタコを薄く切ってしゃぶしゃぶにする「たこしゃぶ」が名物料理。

地理

現在日本の保有している国土の最北端の地。(なお日本政府が主張している領土としての日本最北端は、択捉島である。)また宗谷丘陵一帯は、度重なる大火と侵食により独特の地形・風景をしている。年平均気温は7℃ほどしかなく、樹木が生えずに笹やぶとなっている場所も多い。特別豪雪地帯

宗谷岬から樺太西能登呂岬までの距離はおよそ43km程度。 サハリン州、またはロシアと交流が深い。


沿革

稚内とはアイヌ語のヤムワッカナイ(yamwakkanay)からきており、「冷たい水の流れる沢」という意味である。

※支庁所在地であるにもかかわらず、200海里規制以降の漁業減船や酪農廃業、国鉄の天北線廃止やJR移行に伴う合理化、さらに景気の好転がみられず若年者の就職先がなく他都市へ流出している影響で、人口がここ数年は年間600~800人と減少幅が年々拡大しており、2008年度に至っては、1月~4月だけで約500人の人口が減少した。(2008年4月末 40,151人)2008年度内に40,000人を割り込むの確実である。ピーク時の人口(1963年)が58,232人いたことを考えると約2万人減ったことになる。

2002年には過疎地域の適用を受けている。


行政・議会

稚内市役所

市長

  • 横田 耕一(1999年4月~3期目)

歴代市長

  • 初代  西岡 斌 (1949年4月~1959年4月・3期)※1947年稚内町長に当選1949年市制施行
  • 2代  浜森 辰雄(1959年4月~1991年4月・8期)※全国歴代多選市長3位タイである。
  • 3代  敦賀 一夫(1991年4月~1999年4月・2期)

市議会

定数は22人。

構成

会派(政党) 議席数
自民党 2
民主党 1
公明党 3
日本共産党 1
無所属 15

経済

産業

経済水域が指定されるまで漁港として大変栄えていた。 今は漁業(特にミズダコは有数の水揚げ量)のほかに、水産加工、酪農なども盛んである。 宗谷支庁の中心地として商業も発達する。しかし最近では、漁業の不振の影響から、観光産業への転換が図られている。

ロシアからの活ガニの輸入も盛んで、1988年~2005年までの18年間連続 活ガニ輸入日本一だった。 しかし、ロシアが禁漁区を設定したため、2008年に入り活ガニの輸入も激減しており、全く入港しない日もある。

この影響により、市内の産業は打撃を受けており、2008年3月現在、失業者数は約1300人。(地元新聞報道)  3月に入り、さらに建設業者の倒産・廃業も相次いでおり、状況はさらに悪化している。

有効求人倍率も0.5倍と非常に低く、さらなる人口流失が懸念される。

この状況は、市の第3セクターにも及んでおり、稚内シーポートプラザ(稚内全日空ホテルの運営会社)が資金繰りに行き詰まり、市が2億円を貸付けることによって、危機を脱出する予定でいたが、議会にて否決され、一時倒産の危機に瀕した。 2008年4月11日の臨時市議会にて、新株発行による増資(市が2億8000万円・その他2000万円)が賛成多数で可決され、危機は回避された。しかし、付帯決議によって再び同じ状況となった場合は増資ができない決議がなされており、抜本的な経営改善が急務となっている。

観光は2001年度~2002年度の離島ブーム時は90万人前後あったが、知床が世界遺産に登録されたことや、旭川市の旭山動物園の人気の影響により、稚内市を訪れる観光客が激減し、2007年度は60万人台とピーク時の2/3まで減少している。

主要企業

金融機関

稚内信金

稚内信用金庫は信用金庫の中では日本一の自己資本比率を誇る。また、札幌銀行稚内支店は2008年10月10日をもって営業を終了する予定。その後は北洋銀行になる予定。

郵便

  • 稚内郵便局(日本郵便稚内支店併設)
  • 沼川郵便局
  • 宗谷郵便局
  • 勇知郵便局
  • 声問郵便局

姉妹都市・提携都市

国内

海外

(ただし、サハリン州の3都市がある南樺太は、ロシアが平和条約を締結いないため日本政府は国際法上所属未定地域との立場を取っている。)

地域

教育

大学

私立

高等学校

道立高等学校
私立高等学校

小・中学校

すべて稚内市立

中学校
稚内中学校稚内南中学校稚内東中学校宗谷中学校潮見が丘中学校
小学校
稚内中央小学校稚内港小学校稚内南小学校稚内東小学校稚内潮見が丘小学校声問小学校宗谷小学校大岬小学校富磯小学校
小中学校併設校
稚内西小中学校、下勇知小中学校、上勇知小中学校、増幌小中学校、東浦小中学校、天北小中学校
廃校となった小・中学校
稚内小学校、稚内北小学校、更喜苫内小学校、抜海小中学校、上声問小学校、曙小学校、樺岡小中学校、沼川小中学校、曲渕小中学校、豊別小中学校、上修徳小中学校

特殊教育学校

  • 稚内養護学校

医療

  • 市立稚内病院
  • 市立こまどり病院(旧国立療養所稚内病院)
  • 稚内禎心会病院

(市内では、専門的な治療を必要とする場合は対処ができない場合が多いため、旭川市や札幌市へ行く必要がある。)

軍事施設

  • 稚内分屯地等(稚内分屯地(陸上自衛隊)・稚内基地(海上自衛隊)・稚内分屯基地(航空自衛隊))

行政機関

  • 北海道立稚内水産試験場

交通

稚内空港
稚内港

空港

港湾

東日本海フェリーの国際フェリー樺太大泊(サハリンコルサコフ)と結ぶ。
戦前は、国鉄稚泊連絡船が同区間に存在した。

鉄道

夜行列車も(特急利尻)運行されていたが2007年の運転を最後に廃止されている。

かつては天北線が運行していたが、現在は廃止されている。

バス

道路

名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事

文化財

  • 宗谷の護国寺跡(北海道指定史跡)

観光

科学館と水族館
抜海岬のゴマフアザラシ

祭り・イベント

  • 初日の出インてっぺん《1月1日》
  • 南極ハイランド《2月1日~3月下旬》
  • JAPAN CUP 全国犬ぞり稚内大会《2月下旬》
  • ウインタースポーツカーニバル《3月上旬》
  • 大沼白鳥まつり《5月上旬》
  • 中央商店街歩行者天国《6月》
  • 北門神社例大祭《7月4日~7月6日》
  • 稚内みなと南極まつり《8月第1土・日曜日》
  • グルメまつり《9月中旬~下旬》

マスコミ

出身の有名人

関連項目

外部リンク

Template:Wikitravel

関連項目