「スーパーハングオン」の版間の差分
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| cabinet = ライドオンタイプ<br />ミニライドオンタイプ<br />シットダウンタイプ |
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| display = [[ラスタースキャン]]<br />横モニター<br />321×224[[ピクセル]]<br />60.05[[ヘルツ|Hz]]<br />パレット12288色 |
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2016年1月24日 (日) 01:35時点における版
ジャンル | レースゲーム |
---|---|
対応機種 | アーケード |
開発元 | SEGA-AM2 |
発売元 | セガ |
デザイナー | 鈴木裕 |
音楽 |
林克洋 並木晃一 |
シリーズ | ハングオンシリーズ |
人数 | 1人 |
メディア | 業務用基板(1.78メガバイト) |
稼働時期 |
|
対象年齢 | CERO:A(全年齢対象) |
デバイス |
ステアリング アクセルグリップ 1ボタン |
筐体 |
ライドオンタイプ ミニライドオンタイプ シットダウンタイプ |
CPU | MC68000 (@ 12.5 MHz)×2 |
サウンド |
Z80 (@ 4 MHz) YM2151 (@ 4 MHz) Sega PCM (@ 4 MHz) |
ディスプレイ |
ラスタースキャン 横モニター 321×224ピクセル 60.05Hz パレット12288色 |
売上本数 |
4ポイント (1987年度大型筐体ゲームベストインカム4位)[1] |
『スーパーハングオン』 (SUPER HANG-ON) とは、セガ(後のセガ・インタラクティブ)より1987年4月に稼働されたアーケード用レースゲーム。
概要
バイクを駆って制限時間内にチェックポイントを通過しつつ、ゴールを目指す。1ステージの長さは前作の『ハングオン』(1985年)と比べると時間にして半分程度となっているが、その分ステージ数は大幅に増加している。ビギナー(アフリカ・6ステージ)、ジュニア(アジア・10ステージ)、シニア(アメリカ・14ステージ)、エキスパート(ヨーロッパ・18ステージ)の難易度とステージ数の異なる4つのコース(PS3版、Xbox 360版、3DS版では既存4コース48ステージ全てをつないだワールドコースを加えた5つのコース)が用意されており、プレイ開始前に好きなコースを選ぶ事が出来る。
コースには『アウトラン』(1986年)同様のアップ&ダウン要素が追加され、2ステージ毎に風景が変化していく。地面の色がなだらかに変わるようになった他、上り坂を利用して遠景を一時的に隠す等自然な変化になるよう工夫されている。
ジュニアコースは前作のコースから景色を変更し、アップ&ダウンを追加して各ステージが2分割されたものである。
使用するマシンは前作からパワーアップした。最高速度は280km/hだが、この速度に達するとスピードメーターの数字が赤く点滅し、ハンドルのそばにあるボタンが使用可能となる。これを押すとスーパーチャージャーを使用し、一気に324km/hまで加速する。
本ゲームの看板にはRK、eif、CIBIE、NGK等の実在企業の看板が、メガドライブ版ではマールボロやブリヂストン等の実在企業をもじったロゴがそれぞれ登場していたが、後のWii、PlayStation 3やニンテンドー3DSへの移植版に関しては、『スペースハリアー』(1985年)、『アウトラン』、『ファンタジーゾーン』(1986年)、『SDI』(1987年)、『アフターバーナーII』(1987年)等のセガのゲーム作品への看板変更が施されている。
ゲーム内容
筐体
筐体は、前作で使用された赤いバイク型のライドオンタイプ、モニターとバイクを分離してコンパクトにしたミニライドオンタイプ[2]、ハンドルのみで操作できるシットダウンタイプの3つが用意された。
このうち前作筐体であるライドオンタイプのみスーパーチャージャーボタンが装備されておらず、アクセルのみで323km/hが出るようになっている。(324km/hは出せない)。また、シットダウンタイプではコースレイアウトが一部異なる。
BGM
BGMは下記の4曲からゲームスタート前に選択可能。4曲とも完成度が高く当時のプレイヤーに人気を博した。
- OUTRIDE A CRISIS
- SPRINTER
- WINNING RUN
- HARD ROAD
他機種版
No. | タイトル | 発売日 | 対応機種 | 開発元 | 発売元 | メディア | 型式 | 売上本数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | Super Hang-On | Amstrad CPC Atari ST コモドール64 ZX Spectrum | Software Studios | Electric Dreams | カセットテープ フロッピーディスク | - | - | |
日本国内未発売 | ||||||||
2 | Super Hang-On | Amiga | Software Studios | Electric Dreams | カセットテープ フロッピーディスク | - | - | |
日本国内未発売 | ||||||||
3 | Super Hang-On | PC/AT互換機 Macintosh | Quicksilver Software | データイースト | フロッピーディスク | - | - | |
日本国内未発売 | ||||||||
4 | スーパーハングオン | メガドライブ | セガ | セガ | 4メガビットロムカセット[3] | - | ||
5 | スーパーハングオン | X68000 | SPS | シャープ | 5インチ2HDフロッピーディスク2枚組 | - | - | |
6 | スーパーハングオン | Wii (バーチャルコンソールアーケード) | SEGA-AM2 | セガ | ダウンロード | - | - | |
アーケード版の移植 | ||||||||
7 | スーパーハングオン セガエイジスオンライン | PlayStation 3 | SEGA-AM2 | セガ | ダウンロード | NPJB-00093 | - | |
アーケード版の移植 | ||||||||
8 | 完全版 - セガエイジスオンライン セガクラシックコレクション | Xbox 360 | SEGA-AM2 | セガ | ダウンロード | - | - | |
アーケード版の移植 | ||||||||
9 | 3Dスーパーハングオン セガ3D復刻プロジェクト | ニンテンドー3DS | M2 | セガ | ダウンロード | - | - | |
- メガドライブ版
- メガドライブ版の独自要素として、マシンを強化していきながらライバルと戦うオリジナルモードが追加された。
- X68000版
- 同社製のサイバースティックに対応しており、使用するとスティックを傾けた量と同じ角度でコーナリングが出来るなど操作性が大幅に向上する。バラエティ番組『関口宏の東京フレンドパークII』(1994年 - 2011年、TBSテレビ)内の、アトラクション「デリソバグランプリ」(後の「デリソバゴールド」)では、X68000版をモデファイしたものが使用されていた。
- Wii(バーチャルコンソールアーケード)版
- ミニライドオン版を移植したものをバーチャルコンソールアーケードで配信。Wiiリモコン&ヌンチャクやWiiハンドル(バーチャルコンソールとしては初対応)による操作にも対応。
- PlayStation 3版
- 『セガエイジスオンライン』と称してPlayStation Storeで配信。3D立体視やトロフィーに対応している。
- Xbox 360版
- セガの名作3作品を収録した、『完全版 - セガエイジスオンライン セガクラシックコレクション』に収録され配信。様々な条件下で、全世界のプレイヤーとスコアやタイムを競う「トライアルモード」、音楽を自由に聴ける「ジュークボックス」、3D立体視に対応などの要素が追加された。
- ニンテンドー3DS版
- 『セガ3D復刻プロジェクト』シリーズ第2作目として、ニンテンドー3DSに移植されニンテンドーeショップで配信。3D立体視、16:9表示対応、ジャイロセンサー操作、ムービング筐体モードなど、様々な独自要素が付加されている。
音楽
- サウンドトラック
- アフターバーナー セガ・ゲーム・ミュージック VOL.3(アルファレコード サイトロン・デジタルコンテンツ)
- SUPER HANG-ON 20th Anniversary Collection(Bonus Track)(セガストア)
- iTunes StoreおよびAmazon MP3でも配信中
スタッフ
- アーケード版
- メガドライブ版
- プログラム:若山雅弘、HAMA
評価
評価 | ||||||||||||||||||||||
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|
- アーケード版
1998年に刊行されたゲーメストムック『ザ・ベストゲーム2』では、「前作では、実物大ほどのライディング部分でプレイヤー達を驚かせたが、このゲームになってコンパクトなサイズになり、よりコントロールがしやすくなった」、「ライディング部分が軽くなったおかげで、前作では考えられないようなS字カーブも難なく切り返せるようになった」、「さらにゲームを面白くする要素としてスーパーチャージャーが付いた」と紹介されている[13]。
- メガドライブ版
ゲーム誌『ファミコン通信』の「クロスレビュー」では合計27点(満40点)[6]、『メガドライブFAN』の読者投票による「ゲーム通信簿」での評価は以下の通りとなっており、17.32点(満30点)となっている[3]。
項目 | キャラクタ | 音楽 | 操作性 | 熱中度 | お買得度 | オリジナリティ | 総合 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
得点 | 2.91 | 3.11 | 2.57 | 2.98 | 2.77 | 2.98 | 17.32 |
参考文献
- 『メガドライブのすべて』 成沢大介、健部伸明 JICC出版局 1990年 ISBN 4-88063-790-4 コース内容、メガドライブ版の諸元、及びオリジナルモードについて。
脚注
- ^ 「ゲーメスト大賞11年史」『GAMEST MOOK Vol.112 ザ・ベストゲーム2 アーケードビデオゲーム26年の歴史』第5巻第4号、新声社、1998年1月17日、24 - 25頁、ISBN 9784881994290。
- ^ 後述の3DSゲームソフトの選択時に上画面に表示される3Dアイコンはこの筐体の3Dモデルが使われている。
- ^ a b c 「7月号特別付録 メガドライブ&ゲームギア オールカタログ'93」『メガドライブFAN』第5巻第7号、徳間書店、1993年7月15日、73頁。
- ^ http://www.worldofspectrum.org/showmag.cgi?mag=C+VG/Issue083/Pages/CVG08300024.jpg[リンク切れ]
- ^ http://www.worldofspectrum.org/showmag.cgi?mag=Crash/Issue49/Pages/Crash4900011.jpg[リンク切れ]
- ^ a b “スーパーハングオン まとめ [メガドライブ]/ ファミ通.com” (日本語). KADOKAWA CORPORATION. 2016年1月24日閲覧。
- ^ http://www.worldofspectrum.org/showmag.cgi?mag=SinclairUser/Issue070/Pages/SinclairUser07000012.jpg[リンク切れ]
- ^ http://www.ysrnry.co.uk/articles/superhangon.htm
- ^ MegaTech rating, EMAP, issue 6, page 80, June 1992
- ^ http://www.worldofspectrum.org/showmag.cgi?mag=ACE/Issue05/Pages/ACE0500039.jpg[リンク切れ]
- ^ Mega rating, issue 9, page 23, Future Publishing, June 1993
- ^ Your Sinclair magazine issue 93, Future Publishing, September 1993, page 58
- ^ 「ザ・ベストゲーム」『GAMEST MOOK Vol.112 ザ・ベストゲーム2 アーケードビデオゲーム26年の歴史』第5巻第4号、新声社、1998年1月17日、122頁、ISBN 9784881994290。