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* 右京太夫（[[村上淳]]） - 海坂藩藩主。連子 |
* 右京太夫（[[村上淳]]） - 海坂藩藩主。連子を寵愛する。 |
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* 連子（[[関めぐみ]]） - 右京太夫の側室。藩の財政を逼迫させる。 |
* 連子（[[関めぐみ]]） - 右京太夫の側室。藩の財政を逼迫させる。 |
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* 多恵（[[山田キヌヲ]]） - 連子の[[侍女]]。 |
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2018年8月22日 (水) 07:23時点における版
| 必死剣 鳥刺し | |
|---|---|
| 監督 | 平山秀幸 |
| 脚本 |
伊藤秀裕 江良至 |
| 原作 | 藤沢周平 |
| 出演者 |
豊川悦司 池脇千鶴 吉川晃司 |
| 音楽 | EDISON |
| 主題歌 | alan「風に向かう花」 |
| 撮影 | 石井浩一 |
| 編集 | 洲崎千恵子 |
| 制作会社 | エクセレントフィルムズ |
| 製作会社 | 「必死剣 鳥刺し」製作委員会 |
| 配給 | 東映 |
| 公開 |
 2010年7月10日 第34回モントリオール世界映画祭 |
| 上映時間 | 114分 |
| 製作国 |
日本 |
| 言語 | 日本語 |
| 興行収入 | 4.8億円[1] |
『必死剣 鳥刺し』（ひっしけん とりさし）は、2010年の日本映画。
概要
藤沢周平の短編時代小説シリーズ『隠し剣』の一編「必死剣 鳥刺し」を原作とした時代劇であり、同シリーズの映画化としては『隠し剣 鬼の爪』、『武士の一分』に続いて3作目である。キャッチコピーは「死ぬことさえ、許されない。ならば、運命を斬り開くまで。」。
第34回モントリオール世界映画祭のワールド・コンペティション部門に正式出品された[2]。
日本国内では256スクリーンで公開され、2010年6月10,11日初日2日間で興収7,836万8,400円、動員は7万783人になり映画観客動員ランキング（興行通信社調べ）で初登場第6位となった[3]。また、ぴあ初日満足度ランキング（ぴあ映画生活調べ）でも第2位と好評価されている。
ストーリー
 | この節にあるあらすじは作品内容に比して不十分です。 |
舞台は日本の江戸時代、東北の小藩・海坂藩。藩主・右京太夫は側室・連子に入れあげ、彼女にそそのかされるまま奢侈を重ねていた。これを見かね諫言した重臣は切腹に追い込まれ、百姓一揆が勃発するなどして藩内は乱れるなか、妻に死に別れて間もない藩士・兼見三左エ門は殿や他の藩士たちが見守る中で連子を刺殺する。藩主の悪政を改めることを意図した、自らの死を覚悟の上の確信犯としての行いだった。
斬首やお家取り潰しを覚悟する兼見だったが、中老・津田から下された沙汰は「1年の閉門並びに降格」というあまりに軽いものだった。戸惑う兼見だったが、津田が藩主に嘆願したため軽く済まされたと聞かされた彼は、温情に背かず刑期を過ごすのだった。
姪の里尾のみを世話係として傍におき、禄なき暮らしを続ける兼見。一方、藩主は連子を失った後も身勝手極まる政策を続け、農村は疲弊にあえいでいた。藩主別家で従弟の隼人正は、次第に藩主への不信の念を深めていく。彼が謀反をたくらんでいるとの噂を聞きつけた津田は、秘剣を会得するという兼見を呼び、お傍に仕えて殿を守れと密命を託す。しかし、この密命には重大な裏があった。
出演
- 兼見三左エ門（豊川悦司） - 本作の主人公。物頭、後に近習頭取。剣術の達人。
- 里尾（池脇千鶴） - 睦江の姪。三左エ門に献身的につくす。
- 帯屋隼人正（吉川晃司） - 通称「御別家」。右京太夫の従弟。直心(影)流の名手。
- 睦江（戸田菜穂） - 三左エ門の妻。故人。
- 右京太夫（村上淳） - 海坂藩藩主。連子を寵愛する。
- 連子（関めぐみ） - 右京太夫の側室。藩の財政を逼迫させる。
- 多恵（山田キヌヲ） - 連子の侍女。
- 矢部孫千代（矢島健一） - 家老。
- 大場兵部（油井昌由樹） - 大目付。
- 福井（つまみ枝豆） - 物頭時代の三左エ門の同僚。
- 光岡（俊藤光利） - 物頭時代の三左エ門の同僚。
- 山内（村杉蝉之介） - 物頭時代の三左エ門の同僚。
- 安西直弥（瀧川鯉昇） - 勘定方。故人。連子の讒言により切腹させられた。
- 茂吉（石山雄大） - 赤石郡の百姓の代表格。
- 権蔵（田中聡元） - 赤石郡の百姓。
- 常吉（生津徹） - 赤石郡の百姓。
- 喜助（前田健） - 赤石郡の百姓。
- 兼見清蔵（外波山文明） - 三左エ門の親戚。
- 兼見伝一郎（高橋和也） - 兼見清蔵の息子。
- 牧藤兵衛（福田転球） - 普請組。
- はな（木野花） - 三左エ門の家に奉公する老女。
- 保科十内（小日向文世） - 物頭。三左エ門の友人。
- 津田民部（岸部一徳） - 中老。三左エ門の助命を主張する。
- その他 - 十貫寺梅軒、濱田龍臣、広岡由里子、亀谷さやか、影山英俊
スタッフ
- 監督 - 平山秀幸
- 製作者 - 伊藤秀裕 中曽根千治 平城隆司 尾越浩文 川村龍夫 外村衆司
- プロデューサー - 江川信也
- ラインプロデューサー - 霜村裕
- 原作 - 藤沢周平
- 企画協力 - 文藝春秋
- 特別協力 - 遠藤展子 遠藤崇寿
- 脚本 - 伊藤秀裕 江良至
- 音楽 - EDISON
- 撮影 - 石井浩一
- 美術 - 中澤克巳
- 照明 - 椎原教貴
- 録音 - 田中靖志
- 編集 - 洲崎千恵子
- 助監督 - 中村隆彦
- 製作担当 - 守田健二
- アソシエイトプロデューサー - 増沢正康
- 殺陣/所作指導 - 久世浩
- 能監修 - 梅若万三郎[要曖昧さ回避]
- 時代考証 - 西脇康
- かつら/特殊メイク/造型 - 江川悦子
- 装飾 - 柴田博英
- 衣裳 - 岩崎文男
- 音響効果 - 斎藤昌利
- 記録 - 近藤真智子
- キャスティング - 園木美夜子
- 庄内プロデューサー - 宇生雅明
- 庄内ラインプロデューサー - 丸山典由喜
- 監督助手 - 權徹 野頭雄一郎 吉野主
- Bカメラ - 灰原隆裕
- 撮影助手 - 新家子美穂 村岡隼人 浜田憲司 田川雄一
- 特機 - 柳澤克幸
- 照明助手 - 林大樹 井上真吾 松山寛裕 大野浩伸 金谷真人 吉川慎太郎
- 録音助手 - 篠崎純平 清水雄一郎 大熊英稔
- 美術助手 - 樫山智恵子 大西英文 野々垣聡 原美貴
- 装飾助手 - 渡辺伸明 酒井拓磨
- 小道具 - 前屋敷恵介
- 装置 -岡原敦
- 装置組付 - 斎藤和弘
- 美術デスク - 池田明文 河口進之助
- 大道具 - 御所園久利 嶋崎洋一
- 塗装 - 高濱直人 市橋勝巳
- 建具 - 平坂福市
- 背景作画 - 山崎敬三
- 殺陣助手 - 山田公男 谷口公一
- 所作指導 - 小林恵
- 操演 - 岸浦秀一
- 操演助手 - 巻木良孝
- 衣裳助手 - 斉藤育子 中山邦夫 佐藤いずみ
- 床山 - 荒井孝治
- 結髪 - 林田まゆみ 佐藤典子
- かつら - 井上博史 斎藤貴之
- 特殊メイク助手 - 神田文裕 荒川紀之 岩倉知伸 古川奈苗
- 特殊造形助手 - 佐々木誠人 佐藤正実 趙俊賢 越川幸子
- かつら助手 - 須賀寛子 工藤美姫
- メイク - 小山徳美
- メイク助手 - 五十嵐良恵
- 編集助手 - 青野直子 秀島優里
- ネガ編集 - 岡部由紀子 小池礼乃
- 選曲 - 佐藤啓
- 音響効果助手 - 大塚智子 金子舞衣子
- スタジオエンジニア - 大野誠
- デジタル光学録音 - 宇田川章 深野光洋 中山義廣
- 磁気リレコ - 小峰信雄
- VFXプロデューサー - 西野健太郎
- デジタル合成 - 渡川豊也 田中勉 桐戸大志 山際久嗣
- テクニカルコーディネーター - 根岸誠
- ラボコーディネーター - 泉有紀
- タイミング - 佐藤勝
- DIカラリスト - 佐竹宗一
- デジタルワーク - 寺西綾
- レコーディングオペレーター - 大津寄宏一
- スキャニングオペレーター - 鈴木学
- フィルムレコーディング - ARRI
- 現像 - 東映ラボ・テック
- 題字 - 亀谷石嶺
- タイトル - 道川昭
- 画コンテ - 橋爪謙始
- メイキング - 南木顕生 吉田康弘
- スチール - コイケタカ 松山陽子
- 従撮画 - 平野克己
- 車輌 チーフ - 越智誠志 綱島義明 伊藤輝雄 村松典彦 湖山敏幸 外岡昇 吉田政二郎 飛鳥田義明
- キャスティング/演技事務 - 原田信
- 制作主任 - 根津文紀 織田信二
- 制作進行 - 見寄修蔵 野口聖太郎
- 制作経理 - 浅井美恵子
- 企画業務 - 大塚玲美 糸井美喜
- 契約業務 - 大田志行
- 協力撮影 - 柴崎幸三 阿部一孝 葛西幸祐 真船毅士
- Bカメラ助手 - 岡本和大 野口健司
- 照明応援 - 佐藤宗史 深瀬武 柴田雄大 原由巳 李家俊理 水瀬貴寛 鈴木康介 北村慶祐 深川寿幸 鳥羽宏文 福島拓矢 木津俊彦 大井秀明 加藤義明 屋宜弦 渡辺昌 赤羽剛 小西章永 小林宏至 菊池のどか
- 録音応援 - 島田宣之 猪俣正幸 小櫻めぐみ 鈴木綾磨
- 制作応援 - 櫻井紘史 水川敦元
- 地方エキストラ担当 - 吉田和弘
- 配給統括 - 村松秀信
- 現場営業 - 柳迫成彦 川井俊一
- 宣伝統括 - 遠藤茂行
- 宣伝プロデューサー - 土屋勝
- 宣伝 - 谷口毅志 高橋由佳 波多野孝英 梅野昭博 渡辺祥子
- 予告編ディレクター - 里謙二郎
- 宣伝デザイン - 金松滋 桐原紘太郎 岩城佑介
- オフィシャルWEBサイト - シー・エヌ・エス（ 大塚忍 井上一也）
- スタジオ - 日活撮影所 庄内映画村
- ロケ協力 - 山形県 鶴岡市 出羽三山神社 宮城県 登米市 ほか
- 製作 - 「必死剣鳥刺し」製作委員会（エクセレントフィルムズ、東映、テレビ朝日、ポニーキャニオン、ケイダッシュ、産経新聞社）
- 製作プロダクション - エクセレントフィルムズ
- 配給 - 東映
主題歌
製作
終盤の殺陣のシーンでは緊張感を演出するために、CGではなく血糊を使って撮影する「アナログ手法」が行われた[4]。
出典
- ^ 「2010年 日本映画・外国映画 業界総決算 経営/製作/配給/興行のすべて」『キネマ旬報』2011年（平成23年）2月下旬号、キネマ旬報社、2011年、190頁。
- ^ “トヨエツ侍、カナダで勝負！世界映画祭出品 (1/2ページ)”. サンスポ. 2010年7月3日閲覧。
- ^ 踊る×ポケモン×トイ・ストーリー、三つどもえ勝負の結果！勝因は3D、2D、字幕、吹き替えでのスクリーン数の増加シネマトゥディ 2010年7月13日
- ^ “秘剣シーン 悩み抜いた 映画「必死剣鳥刺し」 平山秀幸監督インタビュー (2/3ページ)”. 産経ニュース. 2010年7月3日閲覧。
外部リンク
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