「上越市立水族博物館」の版間の差分
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[[2015年]](平城27年)[[4月1日]]に指定管理制度を導入し、「株式会社 横浜八景島」を指定管理者とする体制に移行した<ref name="mainichi-np-2015-4-2">浅見茂晴(2015年4月2日). “上越市立水族博物館:新しい指定管理、ペンギンが応援式”. [[毎日新聞]] (毎日新聞社)</ref>のち、2018年6月26日に6代目となる新施設がオープンした。 |
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しかし、旧施設は、耐震基準を充足していない上に大規模な改修も行われておらず、[[2015年]](平成27年)春には[[北陸新幹線]]の開通を控え、集客効果を考慮する必要から、[[2011年]](平成23年)11月から再度検討作業を開始し<ref>{{Cite web |date= |url=http://www.city.joetsu.niigata.jp/uploaded/attachment/50608.pdf |title=新水族博物館整備に係る庁内検討委員会 報告書 |format=PDF |publisher=上越市(平成23年第5回市議会定例会資料) |accessdate=2018-07-05}}</ref>、計画を進めることとなった。 |
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2018年9月2日 (日) 03:57時点における版
上越市立水族博物館 うみがたり JOETSU AQUARIUM | |
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施設情報 | |
正式名称 | 上越市立水族博物館 |
愛称 | うみがたり |
事業主体 | 上越市 |
管理運営 | 株式会社横浜八景島[1] |
面積 | 約8,500平方メートル |
頭数 | 約45,000点 |
種数 | 約300種 |
開館 | 2018年6月26日 |
所在地 |
〒942-0081 新潟県上越市五智2丁目15-15 |
位置 | 北緯37度10分24.6秒 東経138度13分58.7秒 / 北緯37.173500度 東経138.232972度座標: 北緯37度10分24.6秒 東経138度13分58.7秒 / 北緯37.173500度 東経138.232972度 |
公式サイト | 上越市立水族博物館 うみがたり |
上越市立水族博物館(じょうえつしりつすいぞくはくぶつかん)は、新潟県上越市に所在する市営水族館である。起源は1934年に遡るが、2018年6月に「うみがたり」という名前でリニューアルオープンした。
概要
(旧)直江津市中心部に程近い日本海沿岸に位置する当館の起源は1934年の私立水族館開館に遡る。1953年に博物館となり、1954年に市営に移管された。
2018年に「うみがたり」の名のもとでリニューアルオープンした現在は約300種・45,000点の水棲生物を飼育している。[2]
館内の「マゼランペンギンミュージアム」マゼランペンギンでは世界最多の飼育数の約120羽(これまで日本国内最多とされており、建て替えに伴い調査したところ世界最多であることが分かった。)[3]が暮らしており、来館者による餌やり体験のサービスも実施されている。また日本で5館目となるシロイルカも展示されており、通年でバンドウイルカによるパフォーマンスも開催されている。
2015年(平城27年)4月1日に指定管理制度を導入し、「株式会社 横浜八景島」を指定管理者とする体制に移行した[1]のち、2018年6月26日に6代目となる新施設がオープンした。
現水族館(うみがたり)建設の経緯
旧施設は1980年(昭和55年)に竣工したもので老朽化が著しく、必要に応じて改修・修繕しながら供用を継続していた。上越市では2006年(平成18年)に「新水族博物館整備検討委員会」を発足させて改築を検討したものの、翌2007年(平成19年)に当時の財政見直しから整備を見合わせることとなり、計画は一旦凍結された。なお同年発生した新潟県中越沖地震では大水槽「マリンジャンボ」が破損する被害があり、修復工事が行われた。
しかし、旧施設は、耐震基準を充足していない上に大規模な改修も行われておらず、2015年(平成27年)春には北陸新幹線の開通を控え、集客効果を考慮する必要から、2011年(平成23年)11月から再度検討作業を開始し[4]、計画を進めることとなった。
2016年6月、新水族館の建設着工
2017年5月14日、旧水族館は建て替えに伴い営業終了
2018年6月、工事完了
2018年6月26日、グランドオープン
ギャラリー
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建物表示
歴史
沿革
- 1934年(昭和9年) - 直江津の八坂神社前に私立の水族館が設置される。
- 1953年(昭和28年) - 博物館として登録される。
- 1954年(昭和29年)7月 - 上越市の前身である直江津市(当時)に移管される。
- 1971年(昭和46年)4月29日 - 市町村合併による直江津市の廃止に伴い上越市に移管される。
- 1980年(昭和55年)7月 - 現在の所在地に移転する。
- 1993年(平成5年) - 改築・増築(ペンギンランド・マリンスタジアム・マリンジャンボなど)
- 2010年(平成22年)3月 - 改築(ペンギンランド・アザラシプール・マリンスタジアム・全館外壁など)
- 2015年(平成27年)4月1日 - 指定管理制度を導入し、「株式会社横浜八景島」を指定管理者とする体制に移行する[1]。
- 2016年(平成28年)6月5日 - 新水族館の建設に着工する。
- 2017年(平成29年)5月14日 - 5代目水族館での営業を終了し、解体作業を開始する。
- 2018年(平成30年)6月26日 - 上越市立水族博物館「うみがたり」としてグランドオープンする。
夏季特別展「イルカショー」
- 2000年 - ハンドウイルカ「シンディー(メス)」、「シェリル(メス)」 (江の島水族館)
- 2001年 - ハンドウイルカ「シェリル(メス)」 、「シャドウ(メス)」 (江の島水族館)
- 2002年 - ハンドウイルカ「シェリル(メス)」、「シャドウ(メス)」 (江の島水族館)
- 2003年 - ハンドウイルカ「スー(メス)」、「シャドウ(メス)」 (江の島水族館)
- 2004年 - ハンドウイルカ「パル(オス)」 、「シャドウ(メス)」 (新江ノ島水族館)
- 2005年 - ハンドウイルカ「パル(オス)」 、「シャドウ(メス)」 (新江ノ島水族館)
- 2006年 - ハンドウイルカ「ルイ(メス)」、「ハッピー(オス)」 (新江ノ島水族館)
- 2007年 - ハンドウイルカ「パル(オス)」、「ハッピー(オス)」 (新江ノ島水族館)
- 2008年 - ハンドウイルカ「サーフ(オス)」 (下田海中水族館)
- 2009年 - ハンドウイルカ「スダチ(メス)」、「カボス(メス)」 (伊豆・三津シーパラダイス)
- 2010年7月17日 - 8月22日 - ハンドウイルカ「5 → アイ(メス)」、「6 → エツ(メス)」(伊豆・三津シーパラダイス)
- 上越市立水族博物館にて一般公募を行い愛称を命名。[5]
- 2011年7月16日 - 8月21日 - ハンドウイルカ「アイ(メス)」、「エツ(メス)」 (伊豆・三津シーパラダイス)
- 2012年7月14日 - 8月19日 - ハンドウイルカ「アイ(メス)」、「エツ(メス)」 (伊豆・三津シーパラダイス)
- 2018年6月26日 - バンドウイルカ「アーチ(オス)」「メイビス(メス)」「サシャ(メス)」「アルク(メス)」の通年の飼育により、パフォーマンスは通年実施。
- 2018年7月13日 - バンドウイルカの「サシャ(メス)」が急死したため、3頭でのパフォーマンスとなった。[6]
代表的な飼育動物
- 最年長のジョーが「立つアザラシ」としてテレビなどで紹介されていた。
- 2018年6月28日現在、118羽を飼育。この種の飼育数では世界一(2018年6月現在)。繁殖も盛んで、近年では東京スカイツリータウンのすみだ水族館に10羽を提供した。[7]
- 指定管理先の株式会社横浜八景島から移送した4頭のハンドウイルカ。
開館時間
- 休館日:なし
- 開館時間:平日9時00分 - 19時00分、休日8時00分 - 19時00分
アクセス
脚注
- ^ a b c 浅見茂晴(2015年4月2日). “上越市立水族博物館:新しい指定管理、ペンギンが応援式”. 毎日新聞 (毎日新聞社)
- ^ “上越市立水族博物館「うみがたり」が本格オープン”. 朝日新聞デジタル (2018年6月27日). 2018年7月21日閲覧。
- ^ “新水族博物館「うみがたり」は6月26日オープン 日本一から世界一に”. 上越タウンジャーナル (2018年4月11日). 2018年7月5日閲覧。
- ^ “新水族博物館整備に係る庁内検討委員会 報告書” (PDF). 上越市(平成23年第5回市議会定例会資料). 2018年7月5日閲覧。
- ^ http://www.niigata-nippo.co.jp/news/pref/13428.html[リンク切れ]
- ^ “先月オープンの「うみがたり」でイルカ1頭死ぬ ショーは当面3頭で”. 上越タウンジャーナル (2018年7月13日). 2018年7月14日閲覧。
- ^ “東京スカイツリーに引越し マゼランペンギン 上越から”. 上越タウンジャーナル (2012年2月27日). 2018年7月4日閲覧。