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'''バンド'''({{Lang-en-short|band}})または'''楽団'''(がくだん)は、[[楽曲]]を[[演奏]]する集団のこと。
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== バンド・楽団の種類 ==
== バンド・楽団の種類 ==
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=== ジャンルによるもの ===
=== ジャンルによるもの ===
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: ロックバンドの基本とされる編成。[[スリーピース]]と呼称される場合もある。
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: スリーピースとボーカルを個別に揃える4人タイプ。担当するパートを個別で専任にすることができる、ロックバンドのもう一つの基本的なタイプ。
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; ギター・トリオ+ギター
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: ギターを2本入れるタイプ。スリーピース系に比べ、ボーカルが派手にステージングしにくくなる代わりに、2本のギターで音に厚みが生まれる。
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: キーボードを入れるタイプ。同様にスリーピースよりも音が厚い。
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===== 5人編成 =====
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: ギターは2本で、かつボーカルを専任とする5人編成。パートが多く、ボーカルも専任であるため、人数が多いが演奏自体は比較的楽となる。
: ギターは2本で、かつボーカルを専任とする5人編成。パートが多く、ボーカルも専任であるため、人数が多いが演奏自体は比較的楽となる。
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; ギター・トリオ+ギター+キーボード
; ギター・トリオ+ギター+キーボード
: ギター・トリオに、更にギターとキーボードを揃え、ボーカルも個別に担当。全員が別の楽器を担当し、かつ専任なので、音の自由度が高い。
: ギター・トリオに、更にギターとキーボードを揃え、ボーカルも個別に担当。全員が別の楽器を担当し、かつ専任なので、音の自由度が高い。
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; ギター・トリオ+ギター+ギター
; ギター・トリオ+ギター+ギター
: ギターを3人とするタイプ。この形式では、額面通りギター3人がみなギターを担当するバンドは少なく、たいていの場合「ギターを扱うマルチプレイヤー」が入る。
: ギターを3人とするタイプ。この形式では、額面通りギター3人がみなギターを担当するバンドは少なく、たいていの場合「ギターを扱うマルチプレイヤー」が入る。
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;ギター・トリオ+ピアノ+シンセサイザー
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:ギター・トリオにピアノとシンセサイザーが入る。
: ギター・トリオにピアノとシンセサイザーが入る。
:*[[NHKのど自慢]]で1970年に視聴率の梃子入れのため導入
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===== 変則的なもの =====
===== 変則的なもの =====
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: 2人組の[[音楽ユニット|ユニット]]で、ビート感の強い音を鳴らせるロックバンドとしての最少編成。最も簡素な編成でありながら、比較的新しいバンドでこの編成をとるバンドが多い。
: 2人組の[[音楽ユニット|ユニット]]で、ビート感の強い音を鳴らせるロックバンドとしての最少編成。最も簡素な編成でありながら、比較的新しいバンドでこの編成をとるバンドが多い。
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; ギター・トリオ+ギター+ギターなど+ボーカル
; ギター・トリオ+ギター+ギターなど+ボーカル
: 6人編成。これを超える人数の形式はロックバンドではほとんどない。
: 6人編成。これを超える人数の形式はロックバンドではほとんどない。
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; ギター・トリオ+ギター+ドラム(パーカッション)、キーボードなど
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: 6人編成でドラムスを2人とするタイプ。2人のドラミングで音圧が増しパフォーマンス性も高いが、ドラム同士のコンビネーションが強く求められる。
: 6人編成でドラムスを2人とするタイプ。2人のドラミングで音圧が増しパフォーマンス性も高いが、ドラム同士のコンビネーションが強く求められる。
:* [[オールマン・ブラザーズ・バンド]] / [[レイナード・スキナード]] / [[ドゥービー・ブラザーズ]]
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; ギター・トリオ+サクソフォン+ボーカル+サイドボーカル2人
; ギター・トリオ+サクソフォン+ボーカル+サイドボーカル2人
: 非常に珍しい7人編成。日本ではチェッカーズが初。解散以降はJAYWALKまで現れなかった。
: 非常に珍しい7人編成。日本ではチェッカーズが初。解散以降はJAYWALKまで現れなかった。
:*[[チェッカーズ]]
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; ギター・トリオ+ギター+ギター+キーボード+パーカッション
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:7人編成。基本的にはこの編成だが、場合によっては、ギター・トリオ+ギター+[[ハーモニカ|ブルースハープ]]+キーボード+[[トランペット]]となることもあり、変則的である。メインボーカルは2人。
: 7人編成。基本的にはこの編成だが、場合によっては、ギター・トリオ+ギター+[[ハーモニカ|ブルースハープ]]+キーボード+[[トランペット]]となることもあり、変則的である。メインボーカルは2人。
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; ギター・トリオ+ギター+ドラムス+キーボード+ボーカル
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:7人編成。ドラムス2組、ギター2本、加えて全てのパートが存在する非常に珍しい大人数。現在JAYWALK以外は確認出来ていない。
: 7人編成。ドラムス2組、ギター2本、加えて全てのパートが存在する非常に珍しい大人数。現在JAYWALK以外は確認出来ていない。
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=== その他 ===
=== その他 ===
; ガールズボーカルバンド
; ガールズボーカルバンド
: 女性または女の子が[[ボーカル]]を担当するバンド。[[レベッカ (バンド)|レベッカ]]、[[LINDBERG]]、[[JUDY AND MARY]]、[[DREAMS COME TRUE]]など多数。
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; [[ガールズバンド]]
; [[ガールズバンド]]
: 原則として女性だけで編成されたバンド。具体的なグループは[[:Category:ガールズバンド]]を参照。
: 原則として女性だけで編成されたバンド。具体的なグループは[[:Category:ガールズバンド]]を参照。
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: 主にクラシックの数人から十数人程度の小編成の演奏団体に対して用いられる用語。時には[[ジャズ]]を演奏する団体に対しても用いられる。
: 主にクラシックの数人から十数人程度の小編成の演奏団体に対して用いられる用語。時には[[ジャズ]]を演奏する団体に対しても用いられる。
; [[サウンド・システム]]
; [[サウンド・システム]]
: [[レゲエ]]のバンドのこと。名前の由来はスピーカーなどの[[音響機器]]を含めて提供していたため。現在は音響機器を持っていなくてもサウンド・システムと呼ばれる。
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== 脚注 ==
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2020年11月23日 (月) 23:59時点における版

バンド: band)または楽団(がくだん)は、楽曲演奏する集団のこと。

概要

単に「バンド」と言った場合は、ジャズロックなどポピュラー音楽を指すことが多いが、広義にはジャンルを問わない。ただし、オーケストラはバンドと区別されることが多い。差異は、電子楽器やエレキギター、ドラムセットを使用しているか否かであると見られる。

訳語として楽団(がくだん)がある。ただし楽団と呼称した場合はオーケストラ(管弦楽団)も含まれ、特に管弦楽団や吹奏楽団を指すことが多い。この場合は電子楽器やギター、ドラムセットはパートに加わっていない。

通常、大半が楽器演奏者からなる集団を指すが、ごく希に、ボーカルグループに対し使うこともある。楽器演奏者に限定せず使える語に、ユニットグループがある。

なお、英語の“band”は音楽バンドのみならず、一まとまりの集団をも意味する(「バンド・オブ・ブラザース」など)。

バンド・楽団の種類

ヴァルハラ - ‪アウグスト・デ・ルカ‬

ジャンルによるもの

ロックバンド

主にロックを演奏することを目的としたバンド。一般的には3人から5人、あるいはそれ以上のメンバーで編成されており(2人のこともある)、楽器の編成も多岐に渡るが、概ね以下に分類される。専任ボーカル不在の場合は、メンバーの誰か、あるいは何人かがボーカルを兼任する場合が多い[注 1]

3人編成
ギター・トリオ
ギタリストベーシストドラマーの構成。
ロックバンドの基本とされる編成。スリーピースと呼称される場合もある。
キーボード・トリオ
キーボーディスト+ベーシスト+ドラマーの構成。
ギターでなくキーボードを入れるスリーピース。当然ながら、ギターのロックバンドではなくなる[注 2]
4人編成
ギター・トリオ+ボーカル
スリーピースとボーカルを個別に揃える4人タイプ。担当するパートを個別で専任にすることができる、ロックバンドのもう一つの基本的なタイプ。
ギター・トリオ+ギター
ギターを2本入れるタイプ。スリーピース系に比べ、ボーカルが派手にステージングしにくくなる代わりに、2本のギターで音に厚みが生まれる。
ギター・トリオ+キーボード
キーボードを入れるタイプ。同様にスリーピースよりも音が厚い。
5人編成
ギター・トリオ+ボーカル+ギター
ギターは2本で、かつボーカルを専任とする5人編成。パートが多く、ボーカルも専任であるため、人数が多いが演奏自体は比較的楽となる。
ギター・トリオ+ギター+キーボード
ギター・トリオに、更にギターとキーボードを揃え、ボーカルも個別に担当。全員が別の楽器を担当し、かつ専任なので、音の自由度が高い。
ギター・トリオ+ギター+ギター
ギターを3人とするタイプ。この形式では、額面通りギター3人がみなギターを担当するバンドは少なく、たいていの場合「ギターを扱うマルチプレイヤー」が入る。
ギター・トリオ+ピアノ+シンセサイザー
ギター・トリオにピアノとシンセサイザーが入る。
変則的なもの
ギター他のマルチプレイヤー+ドラムス
2人組のユニットで、ビート感の強い音を鳴らせるロックバンドとしての最少編成。最も簡素な編成でありながら、比較的新しいバンドでこの編成をとるバンドが多い。
ギター・トリオ+ギター+ギターなど+ボーカル
6人編成。これを超える人数の形式はロックバンドではほとんどない。
ギター・トリオ+ギター+ドラム(パーカッション)、キーボードなど
6人編成でドラムスを2人とするタイプ。2人のドラミングで音圧が増しパフォーマンス性も高いが、ドラム同士のコンビネーションが強く求められる。
ギター・トリオ+サクソフォン+ボーカル+サイドボーカル2人
非常に珍しい7人編成。日本ではチェッカーズが初。解散以降はJAYWALKまで現れなかった。
ギター・トリオ+ギター+ギター+キーボード+パーカッション
7人編成。基本的にはこの編成だが、場合によっては、ギター・トリオ+ギター+ブルースハープ+キーボード+トランペットとなることもあり、変則的である。メインボーカルは2人。
ギター・トリオ+ギター+ドラムス+キーボード+ボーカル
7人編成。ドラムス2組、ギター2本、加えて全てのパートが存在する非常に珍しい大人数。現在JAYWALK以外は確認出来ていない。

ジャズバンド

主にジャズを演奏することを目的としたバンド。

ジャズコンボ
少人数の編成によるバンド。バンドの構造はロックバンドと共通する点が多いが、ブラス/ホーンが加わる例が多いため、編成の種類はロックよりも多岐に渡る。また、従来のジャズバンドは生楽器による編成が基本とされていたが、マイルス・デイヴィス以降は電気/電子楽器の導入も稀ではなくなった(ウェザー・リポートチック・コリアハービー・ハンコックなど)。
ビッグバンド
大人数編成のバンド。
スウィング・ジャズバンド
スウィング・ジャズを主に演奏するためのバンド。

オーケストラ

管弦楽団交響楽団とも呼称される。主にクラシック音楽及び非ポピュラー音楽の演奏を目的とした楽団。ただし「ボストン交響楽団」と「ボストン・ポップス・オーケストラ」の様な形で複数のジャンルを演奏する場合もある。ウィーン・フィルベルリン・フィルなど、活動拠点を名称にしている場合が多い。

またオーケストラのための楽曲で、舞台上のオーケストラとはなれた場所に別動隊として小編成のアンサンブルが同時演奏することがあり、この小編成のことをイタリア語でバンダと呼ぶ。バンダ (オーケストラ)を参照。

ポピュラーオーケストラ

ポピュラーバンドポップスオーケストラとも呼称される。主にポピュラー音楽の演奏を目的とした楽団であり、指揮者自身がリーダーである場合が多い。

吹奏楽団

人数によるもの

その他

ガールズボーカルバンド
女性または女の子がボーカルを担当するバンド。レベッカLINDBERGJUDY AND MARYDREAMS COME TRUEなど多数。
ガールズバンド
原則として女性だけで編成されたバンド。具体的なグループはCategory:ガールズバンドを参照。
バックバンド
原則として伴奏を受け持つバンド。
ジャムバンド
ステージにおいて即興演奏を行うことを主体とするバンド。
コピーバンド
または「クローンバンド」。任意の有名なバンドに似せた演奏を行うバンド。演奏内容だけでなく、衣装やステージアクションなどもコピーする例もある。ファンによるリスペクトや、諸事情でオリジナルのバンドを呼べない場合の代替手段など、存在理由は多岐にわたる。
コミックバンド
バンドの名称にもある通り情勢・身内・時事などをネタにした内容の演奏を行うバンド。主な具体例としてはずうとるびイモ欽トリオ、事実上一人バンド扱いのギタリスト・王様ザ・ドリフターズビジーフォーがある。
アンサンブル
主にクラシックの数人から十数人程度の小編成の演奏団体に対して用いられる用語。時にはジャズを演奏する団体に対しても用いられる。
サウンド・システム
レゲエのバンドのこと。名前の由来はスピーカーなどの音響機器を含めて提供していたため。現在[いつ?]は音響機器を持っていなくてもサウンド・システムと呼ばれる。

脚注

注釈

  1. ^ ただし、ロックバンドにボーカルが必須という訳ではなく、ベンチャーズフォーカススティーヴ・モーズ・バンドなど、インストゥルメンタル主体のロックバンドも存在する。
  2. ^ ただしエマーソン・レイク・アンド・パーマーによるタルカスの一部や悪の経典#9第一印象で、キーボードプレイヤーが演奏の低音部を片手で担当し、ベーシストがギターを担当するという例もある。
  3. ^ 結成からジェフ・ベックの脱退まで。

出典

関連項目