「ギャラクシーフォース」の版間の差分

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シーンは巨大宇宙戦艦の登場するシーンA、人工惑星「メガリオン」、[[プロミネンス]]をくぐり抜けつつ戦うシーンB、火山惑星「アシュタル」、大きな滝と緑の特徴的なシーンC、植物惑星「ユルクランド」、竜巻の登場するシーンD、砂の惑星「サラ」、雲上で超巨大戦艦と蛇状の大型敵機との空中戦を行なうシーンE、雲の惑星「オルセア」、最終シーンであるシーンF、異次元空間「ハイパースペース」<ref name = mcbm />。バリエーションに富んだオープニングが用意されている。なお、シーンFのみ、オープニングが存在しない<ref name = mcbm />。
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シーンは[[屋外]]と[[要塞]]内で構成されている。要塞内では通路が曲がりくねっており、壁に接触するとダメージを受ける。
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自機のエネルギーが0になると[[ゲームオーバー]]となる<ref name = mcbm />。これは敵の攻撃を受けた場合や障害物に接触した時のみならず、道中、自然に減少していく<ref name = mcbm />。しかし、[[チェックポイント]]及びシーンクリア時に、それまでに撃破した敵機の数に見合ったエネルギーが補充される<ref name = mcbm /><ref name="natsumega"/>。
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2021年7月25日 (日) 07:14時点における版

ギャラクシーフォース
ジャンル 3Dシューティング
対応機種 アーケード (AC)
開発元 セガ第1AM研究開発部
発売元 セガ
音楽 林克洋
並木晃一
人数 1人
メディア 業務用基板
(6.06メガバイト
稼働時期 ギャラクシーフォース
日本 1988051988年5月
アメリカ合衆国 1988年
ヨーロッパ 1988071988年7月
ギャラクシーフォースII
日本 1988071988年7月
アメリカ合衆国 1988年
ヨーロッパ 1988年
対象年齢 日本 CEROA(全年齢対象)
アメリカ合衆国 ESRBE(6歳以上)
ヨーロッパ PEGI7
コンテンツ
アイコン
アメリカ合衆国 Fantasy Violence
ヨーロッパ Violence
デバイス アナログスティック
2ボタン
筐体 アップライト筐体
デラックス筐体
スーパーデラックス筐体
システム基板 セガYボード
CPU MC68000 (@ 12.5 MHz)×3
サウンド Z80 (@ 4.027 MHz)
YM2151 (@ 4.027 MHz)
Sega PCM (@ 4.027 MHz)
ディスプレイ ラスタースキャン
横モニター
320×224ピクセル
60.00Hz
パレット24576色
テンプレートを表示

ギャラクシーフォース』(Galaxy Force)は、1988年5月にセガ(後のセガ・インタラクティブ)より稼働されたアーケード3Dシューティングゲームである。

稼働後2ヶ月あまりして[1]、バランスと永久パターンを修正した『ギャラクシーフォースII』がリリースされた。

1989年には北米および欧州にてセガ・マスターシステムに移植され、1990年には欧州にてAmstrad CPCAtari STコモドール64ZX Spectrumに移植、さらに1991年には日本国内にてFM TOWNSに移植された他、日本、北米、欧州にてメガドライブに移植、1998年には日本国内にてセガサターンに移植された。

2007年にはアレンジ移植版としてPlayStation 2用ソフト『セガエイジス2500シリーズVol.30 ギャラクシーフォースII スペシャル エクステンデッド エディション』が発売され、2013年には同ソフトがPlayStation 3およびPlayStation Portable用ソフトとしてゲームアーカイブスにて配信された。

アーケード版は2008年にiアプリ用ソフトとして配信された他、2010年にはWindows用ソフトとして、2018年にはLinuxMacintosh用ソフトとしてそれぞれSteamにて配信された。

その他、2013年にはセガ3D復刻プロジェクトとしてニンテンドー3DSで配信された他、セガ3D復刻プロジェクト対応ソフトを1本にまとめた 『セガ3D復刻アーカイブス2』(2015年)に収録された。

アーケード版はゲーム誌『ゲーメスト』の企画「第2回ゲーメスト大賞」(1988年度)で、読者投票により大賞9位を獲得した他、ゲーメストムック『ザ・ベストゲーム』では第50位を獲得した。

概要

ギャラクシーフォース

体感ゲーム第6弾で、当時のAM1研が製作した。使用基板はYボード(第1作)。

水平方向に360度回転する専用の大型筐体を伴ってリリースされた。

ギャラクシーフォースII

全4面で構成されていたシーン(ステージ)は合計6面と改められ[2][1]、シーン内の構成もシーンAを除き、二部構成となった[1]。各シーンの内容も大きく改められ、さらに最終シーンを除く全5シーンの内、任意のシーンからゲームを開始できるようになった[1]。また従来画面内に一発だったミサイルも、4発同時発射が可能となった[1]

日本国内の殆どのIが発売直後にIIにコンバージョンされた。2011年時点で、現存するIの基板が発見されておらず、後述するPS2版には収録を見送られている[要出典]

ゲーム内容

システム

自機の後方から画面を見た、『スペースハリアー』(1985年)や『アフターバーナー』(1987年)と同様の画面構成の、疑似3Dシューティングゲームである。 画面のほとんどは大量のフレームバッファ式によるスプライトで表現されている。

本作は宇宙を舞台にしており、開始シーン(ステージ、面)を選択できる5つの惑星シーンと、最終シーン、合計6シーンが有る(ギャラクシーフォースIIの場合。Iについては全4シーン、開始シーン選択不可。その他下記参照)。 シーンは巨大宇宙戦艦の登場するシーンA、人工惑星「メガリオン」、プロミネンスをくぐり抜けつつ戦うシーンB、火山惑星「アシュタル」、大きな滝と緑の特徴的なシーンC、植物惑星「ユルクランド」、竜巻の登場するシーンD、砂の惑星「サラ」、雲上で超巨大戦艦と蛇状の大型敵機との空中戦を行なうシーンE、雲の惑星「オルセア」、最終シーンであるシーンF、異次元空間「ハイパースペース」[1]。バリエーションに富んだオープニングが用意されている。なお、シーンFのみ、オープニングが存在しない[1]

シーンは屋外と要塞内で構成されている。要塞内では通路が曲がりくねっており、壁に接触するとダメージを受ける。

自機のエネルギーが0になるとゲームオーバーとなる[1]。これは敵の攻撃を受けた場合や障害物に接触した時のみならず、道中、自然に減少していく[1]。しかし、チェックポイント及びシーンクリア時に、それまでに撃破した敵機の数に見合ったエネルギーが補充される[1][2]

効率よく敵機を撃破するためには速度を落とさねばならない一方、あまり時間をかけすぎていてはエネルギーの自然減少が馬鹿にならない。速度によるエネルギー管理は、このゲームの重要なファクタと言える[2]。 なお、ゲーム開始時には自機にシールドが装備されており、敵の攻撃によるエネルギー減少をある程度緩和するが、被弾する度に耐久力が減少して行き、最後には消滅してしまう。これを回復する手段は無い。 シールドの無い状態で被弾すると自機の一部が破損してスパークの散る演出が見られる。ただし、ゲーム進行上の変化は無い。

操作方法

右手のアナログ式ジョイスティックで自機の上下・左右移動を行い、左手のスロットル・レバーで速度の調整を行う。

武装はショット、ミサイルの2種。右手のジョイスティックのボタンで発射する。両者ともに、弾数は無制限。 ショットは自機の前方に発射される、いわゆる普通のショットである。 ミサイルはロックオンした敵機を自動的に追尾し、破壊する。同時に4機までの敵機をロックオンし、一斉攻撃が可能。 支援機から放出される「パワーアップパーツホルダー」とドッキングすることで一時的にパワーアップし、6機までロックオンできるようになる。

筐体のバリエーション

スーパーデラックス
俗に「360度回転する」といわれるのはこの筐体である。実際は、前後15度傾斜、左右はそれぞれ335度、計670度回転する。ただし、この回りすぎるため回転部周辺を通る配線が大変痛み易く、よく故障が発生していた。また、筐体のヘッドホン端子にヘッドホンを接続しているとやがてヘッドホンが壊れてしまう。
クロームメッキされたパイプロールケージ状に配した筐体である。
筐体価格は、当時の時価で500万円前後とされる。
参考プレイ料金は1ゲーム300円で、500円の連続投入で2ゲーム。通常のビデオゲームが1プレイ100円、大型筐体ゲームであれば100円 - 200円程度が一般的だった当時としては「超破格値」である[1]
デラックス
筐体の大部分がプラスチック成形になっており、モニタも小型化され、スーパーデラックス筐体より小ぶりになっている。左右方向への回転角が限られるなど、多少、筐体の機能が制限されている。
筐体価格は、当時の時価で約330万円程度とされる。プレイ料金は、200円設定が大半だった。
アップライト
欧米でよくあるアップライト筐体のスタイルになっている。主に海外向けで、国内では見かけなかった。東京ディズニーランドには、TDL指定デザインの筐体にコンバートした上で、アップライト版が稼動していた。一部、通常のビデオゲーム筐体に内蔵している事例があるとされるが、これは、アップライト筐体をベースに製作したと推測される。
筐体価格は、当時の価格体系からすると100万円~200万円程度と推測される。

なお、筐体の違いによるゲーム内容の違いなどは無い。

ストーリー

舞台は銀河系のジュノス星系。美しいこの星系が「第四帝国」の侵略に晒されている。宇宙連邦はこの事態を収拾すべく、オペレーション「GALAXY FORCE」を発動した[1]

移植版

移植作品はマスターシステム版を除き、全てIIをベースとした移植。

No. タイトル 発売日 対応機種 開発元 発売元 メディア 型式 売上本数 備考
1 Galaxy Force アメリカ合衆国 1989101989年10月
ヨーロッパ 1989年
セガ・マスターシステム セガ第二研究開発部 アメリカ合衆国 アクティビジョン
ヨーロッパ セガ
ロムカセット ヨーロッパ 29001
-
2 Galaxy ForceII ヨーロッパ 1990年
Amstrad CPC
Atari ST
コモドール64
ZX Spectrum
アクティビジョン アクティビジョン フロッピーディスク - -
3 ギャラクシーフォースII 日本 199103011991年3月1日
FM TOWNS CSK総合研究所 CSK総合研究所 CD-ROM HMB-168 -
4 ギャラクシーフォースII 日本 199109131991年9月13日
アメリカ合衆国 1992021992年2月
ヨーロッパ 1992年
メガドライブ CSK総合研究所 日本 CSK総合研究所
アメリカ合衆国 セガ
ヨーロッパ セガ
8メガビットロムカセット[3] 日本 T-68013
アメリカ合衆国 1133
ヨーロッパ 1133-50
-
5 SEGA AGES ギャラクシーフォースII 日本 199807021998年7月2日
セガサターン Appaloosa Interactive セガ CD-ROM GS-9197 -
6 セガエイジス2500シリーズVol.30
ギャラクシーフォースII
スペシャル エクステンデッド エディション
日本 200707262007年7月26日
PlayStation 2 M2 セガ CD-ROM SLPM-62766 -
7 ギャラクシーフォースII 日本 2008年6月2日[4]
iアプリ セガ セガ ダウンロード
(★ぷよぷよ!セガ)
- -
8 ギャラクシーフォースII 日本 200902032009年2月3日
ヨーロッパ 200905012009年5月1日
アメリカ合衆国 200905112009年5月11日
Wii CSK総合研究所 セガ ダウンロード
バーチャルコンソール
- - メガドライブ版の移植
9 ギャラクシーフォースII アメリカ合衆国 201009132010年9月13日
ヨーロッパ 201009132010年9月13日
Windows セガ セガ ダウンロード
(Steam)
34310 -
10 セガエイジス2500シリーズVol.30
ギャラクシーフォースII
スペシャル エクステンデッド エディション
日本 201306192013年6月19日
PlayStation 3
PlayStation Portable
(PlayStation Network)
M2 セガ ダウンロード
ゲームアーカイブス
NPJD-00037 -
11 セガ3D復刻プロジェクト
3D ギャラクシーフォースII
日本 201307242013年7月24日
アメリカ合衆国 201312122013年12月12日
ヨーロッパ 201212122012年12月12日
ニンテンドー3DS M2 セガ ダウンロード - -
12 セガ3D復刻アーカイブス2 日本 201512232015年12月23日
アメリカ合衆国 201604262016年4月26日
ニンテンドー3DS セガ
M2
セガ 3DSカード
ダウンロード
- -
13 Galaxy Force II INT 201805292018年5月29日
Linux
Macintosh
CSK総合研究所 セガ ダウンロード
(Steam)
- - メガドライブ版の移植
セガ・マスターシステム版
日本未発売。開発は日本で行われた。4面クリア後にラスボスとの戦闘があり、ラスボスをクリアすると母船に着艦してエンディングとなるが、コンティニューをしていると着艦に失敗し炎上してエンディングが見られないというオチがある。国内機のFM音源に対応している。
メガドライブ版
音楽のプログラミングは電気グルーヴに加入する前の砂原良徳が担当している。2009年2月3日からWiiバーチャルコンソールで配信されている。マイコンソフトのアナログジョイパッド「XE-1AP」「AE1-EX」に対応している。
便利なオートショットに加えて、甘いロックオン範囲で敵をまとめて撃破しやすく、疑似3Dシューティングの面白さがダイレクトに伝わるという評価がレトロゲーム論評界隈では一般的である[2]
FM-TOWNS版
BGMがCD-DAとなり過剰なまでのアレンジがされている。鳳芳野のナレーションの入ったプロローグストーリーのヴィジュアルデモを新規に収録。効果音は砂原良徳が担当している。シャープ製のアナログジョイスティックサイバースティック」に対応。難易度選択等が可能となっている。アーケード版と同じく画面はスプライトでの構成だがゲーム画面(表示領域)は小さくなっている。背景の傾きや回転等の演出は一部の場面を除いて削除された。またキャラクターの拡縮パターンが異様に少なく遠方のオブジェクトは表示されず近距離にいきなり出現するため奥行き感がなくなってる。
セガサターン版
ハード性能の向上もあり細かな差異は多少あるがゲーム中の演出や操作時のローリングも再現され過去に移植された機種のものに比べ格段に忠実な移植を実現している。余談ではあるが当時アフターバーナーⅡアウトランをセガサターンに完全移植していたゲームのるつぼが、ハードウェア性能の限界からギャラクシーフォースとパワードリフトの移植の依頼を断ったと言われている。
PlayStation 2版
移植はM2社が担当。アーケード版の完全移植に加えゲーム性はそのままでグラフィックをリニューアル(高解像度化、16:9対応、エフェクトの半透明処理、フレームレートの向上等)した「NEO CLASSIC」モードを搭載した。このほかメガドライブ版、マスターシステム版も同時収録。2013年6月19日より、PlayStation 2アーカイブスで配信されている。
ニンテンドー3DS版
ダウンロード専売ソフトとして配信。初の携帯ゲーム機移植にしてセガの「3D復刻プロジェクト」第6弾タイトルでもあり、裸眼立体視に対応。PS2版の移植も手がけたM2社が前年に開発した3DS版『3D スペースハリアー』同様、自キャラの動作に合わせて映像がローテートする「ムービング筐体モード」や実際の筐体から発せられた機械音を再現する環境音設定などの多彩なオプションを搭載。このほか3DSの周辺機器である拡張スライドパッドを3DSに装着している場合はアーケード筐体に準拠した、右手で自機移動、左手でスロットル調整という操作も可能となる。
なお、HOME画面でのゲーム選択時に上画面に表示される3Dアイコンはスーパーデラックスタイプ筐体の3Dモデルを使用している。
2015年12月23日発売の『セガ3D復刻アーカイブス2』にも収録される。

音楽

サウンドチップはYM2151FM音源OPM)とPCM。 『サンダーブレード』(1987年)と同じく、限られたPCM音源がリズムの他にベースパートにも割り当てられ、その独特のチョッパー奏法を駆使したベースラインが好評を博した。作曲者はファンキーK.H(林克洋)とPRITTY.K.N(並木晃一)。ちなみに、YM2151出力の音声出力の、右チャンネルと左チャンネルが逆になっていた[5]

スタッフ

アーケード版
  • デザイナー:8940 KON、LOVELY MAS、ITTEN、KAJINOMOTO
  • 企画:TAKOYAKI TOMO
  • プログラマー:JUSTICE 10 JOE、NANNO KAWA、RADICAL YOKO、BAD BOY 3284
  • 音楽:FUNKY Q CHAN(林克洋)、NAMI-NAMI(並木晃一
  • スペシャル・サンクス:SEA MONKEY KAWA、100 KG MIYA、STEPAN HON、POCHI
  • スペシャル・ノーサンクス:IPPO OGAPI
マスターシステム版
  • コ・プロデューサー、コ・コーディネーター:K.MUURA
  • コーディネーター:K.YAMA
  • デザイナー:Y.SADAMONY(貞森康毅)
  • サウンド:K.TUKAARA(塚原啓介)
  • アシスタント・プログラマー:S.FUJIDA、M.SAKADA、M.YAMAMO
  • アシスタント・デザイナー:N.ICHIKUWA、Y.YAMAKUCHI(山口恭史)、T.KAWAKUCHI(かわぐちたかこ)、K.SASAKE(佐々木浩一)
  • プログラマー、エグゼクティブ・プロデューサー:K.TANY
メガドライブ版
  • プロデューサー:しみずともゆき
  • ディレクター:いわいまさよし
  • プログラマー:鯨井亨
  • エネミー・アルゴリズム、マップ:いけがみしゅういち
  • サウンド・データ:砂原良徳
  • データ&ツール:いしだゆきひろ
  • マップ・コンストラクション(ステージ5):いけべはじめ
  • 音楽、効果音:曳地正則 (CUBE)
  • カラー・コーディネーター:くれまつじろう
  • 広報:千綿啓介、ひらいのりあき

評価

ギャラクシーフォース
レビュー結果
媒体結果
オールゲーム3/5stars (AC)[6]
エレクトロニック・ゲーミング・マンスリー23/40点 (SMS)[7]
Mean Machines85% (SMS)[7]
The Games Machine85% (SMS)[7]
Aktueller Software Markt3.6/12点 (SMS)[7]
ギャラクシーフォースII
レビュー結果
媒体結果
Computer and Video Games55% (ST)[8]
49% (MD)[9]
ファミ通21/40点 (MD)[10]
Your Sinclair78% (ZX)[11]
The Games Machine78% (Amiga)[12]
86% (ST)[8]
35% (C64)[13]
78% (ZX)[11]
Aktueller Software Markt4/12点 (Amiga)[12]
6.4/12点 (CPC)[14]
4.2/12点 (ST)[8]
Amiga Power1/6stars (Amiga)[12]
ST Format68% (ST)[8]
ST Action50% (ST)[8]
ACE395/1000点 (ST)[8]
メガドライブFAN17.33/30点 (MD)[3]
受賞
媒体受賞
第2回ゲーメスト大賞大賞 9位[15]
ベストシューティング賞 6位[15]
ベストVGM賞 5位[15]
ベストグラフィック賞 2位[15]
年間ヒットゲーム 21位[15]
ゲーメストザ・ベストゲーム 第50位[16]
アーケード版
  • ゲーム誌『ゲーメスト』の企画「第2回ゲーメスト大賞」(1988年度)で、読者投票により大賞9位を受賞している[15]。その他に、ベストシューティング賞で6位、ベストVGM賞で5位、ベストグラフィック賞で2位、年間ヒットゲームで21位を受賞している[15]
  • 1991年にそれまで稼働されていたアーケードゲーム全てを対象に行われた『ゲーメスト』読者の人気投票によるゲーメストムック『ザ・ベストゲーム』では50位を獲得している[16]
  • 1998年にそれまで発売されていたアーケードゲーム全てを対象に行われたゲーメスト読者の人気投票によるゲーメストムック『ザ・ベストゲーム2』では、「これまでの『セガ体感ゲームシリーズ』で培われたノウハウが余すことなく注ぎ込まれた、いわばサラブレッドである」、「プレイヤーの操作に合わせて横方向360度に高速で回転する超大型筐体や、それまでの常識を覆す左右に配置された操縦桿とスピードスロットルの操作系はまさに斬新という言葉が似合う」、「純粋な『体感ゲームシリーズ』としての頂点をギャラクシーフォースIIで極めたセガは、これ以降大型で派手な稼働筐体で表現する『体感』から、バーチャルリアリティに根ざした『内面の体感』の表現へと進化していく。それは数年後にバーチャレーシングや、バーチャファイターといった『バーチャシリーズ』として結実することとなる」、「(本作は)こうした時代の転換期において、その頂点に位置した記念碑的作品でもある」と紹介されている[17]
メガドライブ版
ゲーム誌『ファミコン通信』の「クロスレビュー」では合計で21点(満40点)[10]、ゲーム誌『メガドライブFAN』の読者投票による「ゲーム通信簿」での評価は以下の通りとなっており、17.33点(満30点)となっている[3]
項目 キャラクタ 音楽 操作性 熱中度 お買得度 オリジナリティ 総合
得点 3.07 3.12 2.77 2.79 2.65 2.93 17.33

備考

  • 旧来のセガファンであるマイケル・ジャクソンが来日しセガ本社を訪問した際に、本作の大型筐体版をプレゼントされたという逸話がある[18]
    なお、マイケルは2009年に膨大な家財品をリアルオークションに出品した[19]際、このオークション品中にギャラクシーフォースの筐体も含まれていた。ただし、この筐体が当該の品そのものかどうかは不明。最終的にこのオークションは諸般の事情で取り下げられ、数ヵ月後マイケルは逝去した。
  • フジテレビで放送されているクイズ番組『ネプリーグ』(2005年 - )では、「ファイブツアーズ」というこのゲームのシステムを基にしたシーンがある[要出典]
  • 現在、セガ社が管理する筐体で現存するものは、国内では同社の業務用ゲーム機製造部門に保管されている実機(デラックス筐体)[20]が唯一と言われている。北海道北の京芦別のゲームコーナーに非稼動のSDX筐体が2009年頃まで静態保存されており、この筐体は現在業者経由で入手した個人の管理下にあるとのこと[21]
  • 数多くの移植版を手がけたCSK/CRIが開発資料として確保した筐体はアップライト版である。
  • 量産品としては、コントロールスティックがサイドスティック配置の体感ゲーム機はこれのみである。
  • メガドライブ用ソフト『スーパー大戦略』(1989年)では、同社の『アフターバーナー』(1987年)、『サンダーブレード』(1987年)、また『ザ・スーパー忍』(1989年)を「忍部隊」の隠しユニットとして、一緒に登場させている。

脚注

注釈

出典

  1. ^ a b c d e f g h i j k l “ギャラクシーフォースII”. マイコンBASICマガジン (電波新聞社): 270-272. (9 1988).  - この文献は「ギャラクシーフォース II」のもの。7月号には「I」の記事が掲載された模様。
  2. ^ a b c d 株式会社QBQ編 『懐かしのメガドライブ 蘇れメガドライバー !!』マイウェイ出版発行、2018年。ISBN 9784865118704 p15
  3. ^ a b c 「7月号特別付録 メガドライブ&ゲームギア オールカタログ'93」『メガドライブFAN』第5巻第7号、徳間書店、1993年7月15日、54頁。 
  4. ^ 端末を傾けて機体を操作! 『ギャラクシーフォースII』登場” (日本語). 電撃オンライン. KADOKAWA (2008年6月2日). 2019年4月6日閲覧。
  5. ^ 「SEGA AGES 2500シリーズ Vol.30 ギャラクシーフォースII」?奥成プロデューサーに恒例(?)インタビュー!?
  6. ^ Galaxy Force for Arcade (1988)” (英語). Moby Games. Blue Flame Labs. 2018年8月5日閲覧。
  7. ^ a b c d Galaxy Force for SEGA Master System (1989)” (英語). Moby Games. Blue Flame Labs. 2018年8月5日閲覧。
  8. ^ a b c d e f Galaxy Force II for Atari ST (1990)” (英語). Moby Games. Blue Flame Labs. 2018年8月5日閲覧。
  9. ^ Galaxy Force II for Genesis (1991)” (英語). Moby Games. Blue Flame Labs. 2018年8月5日閲覧。
  10. ^ a b ギャラクシーフォースII まとめ [メガドライブ]/ ファミ通.com” (日本語). KADOKAWA CORPORATION. 2018年8月5日閲覧。
  11. ^ a b Galaxy Force II for ZX Spectrum (1989)” (英語). Moby Games. Blue Flame Labs. 2018年8月5日閲覧。
  12. ^ a b c Galaxy Force II for Amiga (1990)” (英語). Moby Games. Blue Flame Labs. 2018年8月5日閲覧。
  13. ^ Galaxy Force II for Commodore 64 (1989)” (英語). Moby Games. Blue Flame Labs. 2018年8月5日閲覧。
  14. ^ Galaxy Force II for Amstrad CPC (1989)” (英語). Moby Games. Blue Flame Labs. 2018年8月5日閲覧。
  15. ^ a b c d e f g 「ゲーメスト大賞11年史」『GAMEST MOOK Vol.112 ザ・ベストゲーム2 アーケードビデオゲーム26年の歴史』第5巻第4号、新声社、1998年1月17日、22 - 23頁、ISBN 9784881994290 
  16. ^ a b 「最も愛されたゲームたち!! 読者が選んだベスト30」『ザ・ベストゲーム 月刊ゲーメスト7月号増刊』第6巻第7号、新声社、1991年7月1日、62 - 63頁、雑誌03660-7。 
  17. ^ 「ザ・ベストゲーム」『GAMEST MOOK Vol.112 ザ・ベストゲーム2 アーケードビデオゲーム26年の歴史』第5巻第4号、新声社、1998年1月17日、118頁、ISBN 9784881994290 
  18. ^ 中裕司による2010年6月25日の発言
  19. ^ まだまだあったマイケルのゲームコレクション。懐かしハードがざっくざく(ジーパラドットコム)2009年2月26日
  20. ^ 「3D ギャラクシーフォースII」インタビュー④実際に保管されている筐体の写真が掲載されている。
  21. ^ 「3D ギャラクシーフォースII」インタビュー③

関連作品

ダライアスバースト クロニクルセイバーズ2016年
TRY-Zが自機で登場。『スペースハリアー』(1985年)のハリアーや、『ファンタジーゾーン』(1986年)のオパオパと共に他社ゲームに登場した。

外部リンク