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同計画は2020年の市長選の際、争点の一つとなった。市民団体は同年10月8日付の公開質問状を候補予定者に送付。佐原は、新アリーナは総合体育館とアイプラザの老朽化対策のためにも欠かせない施設であるとし、豊橋公園での建設案を推すと回答した。一方、浅井は「施設は多くの市民の創意を得た形で考えていくべき」「場所は豊橋公園以外」と回答した<ref>{{cite news |url=http://www.higashiaichi.co.jp/news/detail/7011 | title=「新アリーナ構想」豊橋市長選出馬予定3氏の見解 | newspaper=新聞 | date=2020-10-20 | accessdate=2022-6-1 }}</ref>。11月8日、市長選が執行され、豊橋公園案に異を唱える浅井が初当選した。
同計画は2020年の市長選の際、争点の一つとなった。市民団体は同年10月8日付の公開質問状を候補予定者に送付。佐原は、新アリーナは総合体育館とアイプラザの老朽化対策のためにも欠かせない施設であるとし、豊橋公園での建設案を推すと回答した。一方、浅井は「施設は多くの市民の創意を得た形で考えていくべき」「場所は豊橋公園以外」と回答した<ref>{{cite news |url=http://www.higashiaichi.co.jp/news/detail/7011 | title=「新アリーナ構想」豊橋市長選出馬予定3氏の見解 | newspaper=新聞 | date=2020-10-20 | accessdate=2022-6-1 }}</ref>。11月8日、市長選が執行され、豊橋公園案に異を唱える浅井が初当選した。


2022年5月30日、浅井は記者会見を開き、プロバスケットボールBリーグの試合会場などに使う新アリーナの建設候補地として豊橋公園を選んだと発表した。市場調査をしたうえで交通の便などを考慮し、市内5カ所から選定したと述べた。2026年度の開業予定<ref>{{cite news |author=戸村登 |url=https://www.asahi.com/articles/ASQ5Z6SMVQ5ZOBJB00C.html | title=新アリーナの候補地は豊橋公園 豊橋市が選定 愛知 | newspaper=朝日新聞 | date=2022-5-31 | accessdate=2022-6-1 }}</ref><ref>{{cite news |author=斎藤徹 |url=https://www.chunichi.co.jp/article/480488 | title=新アリーナ建設に賛否分かれる 豊橋 | newspaper=中日新聞 | date=2022-5-31 | accessdate=2022-6-1 }}</ref>。
2022年5月30日、浅井は記者会見を開き、[[ジャパン・プロフェッショナル・バスケットボールリーグ|プロバスケットボール]]Bリーグの試合会場などに使う新アリーナの建設候補地として豊橋公園を選んだと発表した。市場調査をしたうえで交通の便などを考慮し、市内5カ所から選定したと述べた。2026年度の開業予定<ref>{{cite news |author=戸村登 |url=https://www.asahi.com/articles/ASQ5Z6SMVQ5ZOBJB00C.html | title=新アリーナの候補地は豊橋公園 豊橋市が選定 愛知 | newspaper=朝日新聞 | date=2022-5-31 | accessdate=2022-6-1 }}</ref><ref>{{cite news |author=斎藤徹 |url=https://www.chunichi.co.jp/article/480488 | title=新アリーナ建設に賛否分かれる 豊橋 | newspaper=中日新聞 | date=2022-5-31 | accessdate=2022-6-1 }}</ref>。


=== その他 ===
=== その他 ===

2022年6月2日 (木) 04:44時点における版

浅井 由崇
あさい よしたか
生年月日 (1962-03-01) 1962年3月1日(62歳)
出生地 日本の旗 日本 愛知県豊橋市
出身校 早稲田大学政治経済学部
前職 設計会社役員[1]
所属政党無所属→)
民主党→)
民進党→)
旧国民民主党→)
無所属
公式サイト 浅井よしたか 公式Webサイト

第35代 豊橋市
当選回数 1回
在任期間 2020年11月17日 - 現職

選挙区 豊橋市選挙区
当選回数 4回
在任期間 2007年4月30日 - 2020年10月30日
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浅井 由崇(あさい よしたか、1962年3月1日[2] - )は、日本政治家。第35代愛知県豊橋市長(1期)。元愛知県議会議員(4期)。

経歴

愛知県豊橋市出身。豊橋市立岩田小学校豊橋市立豊岡中学校愛知県立豊橋南高等学校卒業。早稲田大学政治経済学部に進学。大学在学中は雄弁会に所属した。1987年3月、同大学卒業。同年4月、東陶機器(現・TOTO)に就職。1990年に退職し帰郷[3][4]。同年から2006年まで浅井建築事務所に勤務[5]

1999年2003年の愛知県議会議員選挙に無所属で立候補するが、いずれも落選。

2007年県議選民主党公認で立候補し初当選。その後民進党を経て、国民民主党に所属するも[6]2019年の県議選では無所属で立候補し、4期目の当選を果たす[7][8]

2020年3月26日、任期満了に伴う市長選挙に立候補することを表明[9]。同年11月8日に執行された豊橋市長選挙に連合愛知の推薦、日本共産党の自主支援などを受けて立候補[10]立憲民主党所属衆議院議員の関健一郎や旧民主系の市議、豊橋商工会議所の神野吾郎会頭らの支援も受け[11]、現職の佐原光一自民党公明党推薦)らを大差で破り初当選した[12]。11月17日に市長に就任。

※当日有権者数:297,830人 最終投票率:43.14%(前回比:+13.32pts)

候補者名年齢所属党派新旧別得票数得票率推薦・支持
浅井由崇58無所属68,977票54.27%(推薦)連合愛知、(自主支援)日本共産党
佐原光一66無所属48,085票37.83%(推薦)自由民主党公明党
鈴木美穂46無所属10,034票7.89%

市政

豊橋公園の新アリーナ建設計画

豊橋公園の芝生広場に多目的屋内施設(新アリーナ)を建設するという計画は、佐原光一市政時代に打ち立てられ、2017年3月24日に公表された[13]

同計画は2020年の市長選の際、争点の一つとなった。市民団体は同年10月8日付の公開質問状を候補予定者に送付。佐原は、新アリーナは総合体育館とアイプラザの老朽化対策のためにも欠かせない施設であるとし、豊橋公園での建設案を推すと回答した。一方、浅井は「施設は多くの市民の創意を得た形で考えていくべき」「場所は豊橋公園以外」と回答した[14]。11月8日、市長選が執行され、豊橋公園案に異を唱える浅井が初当選した。

2022年5月30日、浅井は記者会見を開き、プロバスケットボールBリーグの試合会場などに使う新アリーナの建設候補地として豊橋公園を選んだと発表した。市場調査をしたうえで交通の便などを考慮し、市内5カ所から選定したと述べた。2026年度の開業予定[15][16]

その他

  • 2020年12月10日、豊橋市議会定例会で小原昌子市議が、性的少数者(LGBTなど)の同性カップルが婚姻と同等の扱いを受けられる「パートナーシップ宣誓制度」について質問。市は「できるだけ早い時期のスタートを目指したい」と答弁した[17]。同制度は2021年4月1日に導入された[18]
  • 2021年2月16日、小学校の給食費を同年4月から無償化すると発表。2021年度の当初予算案に費用7億6千万円を計上した。実現すれば、県内では豊橋市が初めてとなる予定だった。市内の児童数は約2万人で、親は給食費として1食240円を負担しており、無償化すると児童1人当たり年間4万5千円ほどの負担減となる予定だった[19]
    ところが同年3月11日に始まった市議会予算特別委員会の審査では、無償化に賛成の旧民進系会派「まちフォーラム」(4人)と「日本共産党豊橋市議団」(3人)に対し、「自由民主党豊橋市議団」(20人)と「公明党豊橋市議団」(5人)が反発。議論が紛糾した。3月23日、同委員会で、当初予算案から小学校の給食費無償化関連の予算を削減した修正案が可決され[20]、3月29日の市議会本会議で同修正案は「自由民主党豊橋市議団」、「公明党豊橋市議団」、一人会派の寺本泰之、川原元則、長坂尚登、古池ももの賛成を得て可決された。よって小学校給食費無償化は実現しなかった[21][22]

脚注

  1. ^ “2007統一地方選 愛知県議選”. 朝日新聞. (2007年4月8日). http://www.asahi.com/senkyo2007t/kaihyo/E23.html 2020年11月10日閲覧。 
  2. ^ 浅井よしたか(アサイヨシタカ)|政治家情報|選挙ドットコム
  3. ^ プロフィール”. 浅井よしたか 公式サイト - 愛知県議会議員. 2020年11月9日閲覧。
  4. ^ 豊橋市長選挙 選挙公報 令和2年11月8日執行” (PDF). 豊橋市選挙管理委員会 (2020年11月1日). 2020年11月9日閲覧。
  5. ^ 市長のプロフィール/豊橋市
  6. ^ 政治資金収支報告書 国民民主党愛知県総支部連合会(平成30年分 定期公表)” (PDF). 愛知県選挙管理委員会 (2019年11月28日). 2021年11月29日閲覧。
  7. ^ 愛知県議選 豊橋市 | 統一地方選挙 2019 | NHK選挙WEB
  8. ^ 豊橋市長選挙出馬「へ」の浅井よしたか県議、国民民主党サイトから消える?”. 愛知豊橋市長坂なおと のblog. 2020年11月9日閲覧。
  9. ^ 本多亮、安藤聡「佐原氏出馬受けて浅井氏 長期政権の弊害指摘 人口減対策と豊橋活性化に意欲」『東愛知新聞』2020年7月2日、1面。
  10. ^ 日本共産党 東三地区委員会 Twitter 2020年10月6日
  11. ^ “立憲の衆院議員らが支援…愛知・豊橋市長選 新人の浅井氏初当選 自公の推薦受け4期目目指した現職ら破る”. 東海テレビ. (2020年11月9日). https://www.tokai-tv.com/tokainews/article.php?i=146976&date=20201109 2020年11月9日閲覧。 
  12. ^ 床並浩一 (2020年11月9日). “愛知・豊橋市長選、浅井由崇氏が初当選 現職4選を阻む”. 朝日新聞. https://www.asahi.com/articles/ASNC900P5NC7OBJB002.html 2020年11月9日閲覧。 
  13. ^ 未来投資会議資料「豊橋市の新アリーナ構想について」(平成29年3月24日)” (PDF). 首相官邸ホームページ (2017年3月24日). 2022年6月1日閲覧。
  14. ^ “「新アリーナ構想」豊橋市長選出馬予定3氏の見解”. 新聞. (2020年10月20日). http://www.higashiaichi.co.jp/news/detail/7011 2022年6月1日閲覧。 
  15. ^ 戸村登 (2022年5月31日). “新アリーナの候補地は豊橋公園 豊橋市が選定 愛知”. 朝日新聞. https://www.asahi.com/articles/ASQ5Z6SMVQ5ZOBJB00C.html 2022年6月1日閲覧。 
  16. ^ 斎藤徹 (2022年5月31日). “新アリーナ建設に賛否分かれる 豊橋”. 中日新聞. https://www.chunichi.co.jp/article/480488 2022年6月1日閲覧。 
  17. ^ “パートナーシップ制度導入へ 豊橋市/多様な性尊重 当事者の安心感につなげる/声あげられる環境整備推進”. 東日新聞. (2020年12月11日). https://www.tonichi.net/news/index.php?id=85084 2020年12月21日閲覧。 
  18. ^ 昆野夏子 (2021年4月6日). “豊橋市がパートナー制導入、県内で3例目 「結婚相当の関係」公的に認定”. 中日新聞. https://www.chunichi.co.jp/article/231485 2021年4月8日閲覧。 
  19. ^ “豊橋市が小学校給食無償化 4月から”. 中日新聞. (2021年2月16日). https://www.chunichi.co.jp/article/203327 2021年2月19日閲覧。 
  20. ^ 昆野夏子 (2021年3月24日). “小学校の給食費、無償化実現せず 豊橋市議会、多選自粛条例も否決”. 中日新聞. https://www.chunichi.co.jp/article/223525 2021年10月11日閲覧。 
  21. ^ 豊橋市議会 令和3年3月 定例会 03月29日-06号”. 豊橋市会議録検索システム. 2021年10月11日閲覧。
  22. ^ 豊橋の小学校給食費、無償化の議論”. 愛知豊橋市長坂なおとのblog (2021年3月29日). 2021年10月11日閲覧。

外部リンク

公職
先代
佐原光一
愛知県豊橋市長
2020年 -
次代
(現職)