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2024年2月3日 (土) 08:22時点における版
川口 博史(Hiro) | |
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出生名 | 宮内 博史 |
別名 | Hiro |
生誕 | 1965年4月12日(59歳) |
出身地 | 日本 千葉県 |
ジャンル | ゲームミュージック |
職業 | 作曲家 |
担当楽器 | キーボード |
活動期間 | 1985年 - |
川口 博史(かわぐち ひろし、1965年4月12日 - )は、セガ所属のゲームミュージック作曲家[1]。2016年現在、セガ・インタラクティブ第一研究開発本部 AMR&E研究開発部サウンドセクションセクションマネージャー。旧姓は宮内。千葉県銚子市出身。別名Hiro、Hiro師匠のニックネームで知られる。
セガのゲームミュージックを黎明期から支えた作曲者であり、国内ゲームミュージックシーンにおける著名な作曲者の一人である。
来歴
セガ入社前
千葉県銚子市の出身であり、幼少期は鬼ごっこ/かくれんぼといった外遊びや、レゴ・ブロック遊びに親しんでいた[2]。小学生の頃、ボウリング場で稼働していたアタリの『ポン』に触れる。また、デパートではセガの『GRAND PRIX』や、KASCOの『ミニドライブ』といったレースをテーマにしたエレメカに親しんでいた。また、お年玉と小遣いを貯めて当時珍しかった家庭用ゲーム機カラーテレビゲーム15(任天堂)を購入することもあった[2]。中学生から高校生の頃はコモドールのVIC-1001によるプログラミングに親しみ、『PiO』や『I/O』といった専門誌に自作のプログラムが掲載されることもあった[2]。また、中学生のころはフォーク好きだった友人の影響でアコースティックギターを購入し、当時流行していたミュージシャンの曲や自作曲の演奏にのめりこんだ。さらに、高校時代はフュージョンにのめりこみ、友人たちと組んだバンドでイベントに参加する機会もあった[2]。当初はエレキギター担当だったが、やがてキーボードも手掛けるようになった[2]。当時のバンドメンバーにはのちに『スーパーハングオン』の作曲などで知られる並木晃一もいた。加えて、ナムコの『ニューラリーX』を通じて「ゲームには音楽があるべき」という考えに至り、自作ゲームに取り入れることもあった[3]。
セガ時代
1984年にセガ・エンタープライゼスに入社。当初はプログラマで、入社1年目に同期の中裕司、林克洋と共に、セガ家庭用ゲーム機SG-1000用ソフト『ガールズガーデン』を制作[4]。高校時代からバンドを組んでいた事が当時『ハングオン』を開発していた鈴木裕に伝わり、鈴木からの依頼でメインテーマ曲を作曲したことがきっかけで、サウンドクリエイターに転身し、以来セガの黎明期から数多くの名作に関わっている[3]。
1988年結成のセガのゲームミュージックバンド「S.S.T.BAND」には、ステージデビュー時(1989年)からキーボード担当として参加していたが、1991年に光吉猛修と交代してS.S.T.BANDを脱退。
2001年からセガオフィシャルサウンドユニット「H.」のリーダーとして、不定期にライブ活動している。2015年1月からは、とものかつみ・景山将太とのユニットである「H.K.S(ハイパー・カッコイイ・システム)」のメンバーとしても活動[5]。
2015年2月には、セガ入社30周年記念となるCDアルバム『Hiro 30th Anniversary Album Thank you for listening!』を発売した。同年4月に行われたセガグループ再編に伴い、光吉猛修と共にアーケードゲームを手掛ける新会社であるセガ・インタラクティブへ一時移籍していたが[1]、2020年4月にセガへ復帰した。
作品
- ハングオン(1985年)
- スペースハリアー(1985年)
- エンデューロレーサー(1986年)
- ファンタジーゾーンシリーズ
- ファンタジーゾーン(1986年)
- ファンタジーゾーンGear オパオパJr.の冒険(1991年)
- スーパーファンタジーゾーン(1992年)
- アウトランシリーズ
- アフターバーナーシリーズ
- アフターバーナー(1987年)
- アフターバーナーII(1987年)
- アフターバーナー クライマックス(2006年)
- ダイナマイトダックス(1988年)
- パワードリフト(1988年)
- ホットロッド(1988年)
- ヴァーミリオン(1989年)
- G-LOC: AIR BATTLE(1990年)
- GPライダー(1990年)
- レンタヒーロー(1991年)
- ドラゴンボールZ V.R.V.S(1994年)
- ファイターズメガミックス(1996年)
- セガツーリングカーチャンピオンシップ(1996年)
- クラッキンDJ(2000年)
- テトリス・デカリス(2009年)
- maimai(2012年)
- みんなでまもって騎士(2014年)
- ソニックフロンティア(2022年)
脚注
出典
- ^ a b ““セガオンリーのゲーム音楽コンサート”が明日開催! 会場限定の特製パンフの内容を一部公開”. 電撃オンライン (2015年10月9日). 2017年3月15日閲覧。
- ^ a b c d e (インタビュー)「川口博史(Hiro)【前篇】1/3」『株式会社セガ・インタラクティブ』。 オリジナルの2016年11月22日時点におけるアーカイブ 。
- ^ a b 川口博史; 光吉猛修(インタビュアー:早苗月 ハンバーグ食べ男)「「アストロシティミニ」発売目前! Hiro師匠&光吉猛修氏に聞く,FM音源に彩られた1980~1990年代セガ・サウンドの裏側」『4gamer.net,Aetas』、2020年12月3日 。2020年12月5日閲覧。
- ^ “名作アルバム - 『ガールズガーデン』”. セガ. 2017年3月15日閲覧。
- ^ “即興演奏で楽曲を作り上げていく! H.K.S(ハイパー・カッコイイ・システム)の2ndライブをレポート”. 4gamer.net (2015年8月26日). 2017年3月15日閲覧。
外部サイト
- [H.]Hiro @SEGA (@@Hiro_H10th) - X(旧Twitter)
- クリエイターズインタビュー 川口博史(Hiro) - セガ・インタラクティブ