小沢純子
小沢純子(おざわ じゅんこ)は、ゲームミュージックの作曲家。
略歴
1983年ナムコ(現・バンダイナムコゲームズ)入社。デビュー作は「ギャプラス」。以来、同社を代表するサウンドクリエイターとして活躍し、2007年現在も在籍中。
代表曲とも言える「バビロニアンキャッスルサーガ」シリーズの楽曲は、現在も関連作品にてアレンジされたものが使われている。
作品
アーケード
- ギャプラス(1984年)
- ドルアーガの塔
- ディグダグII(1985年)
- スカイキッド
- トイポップ(1986年)
- イシターの復活
- ローリングサンダー
- パックマニア(1987年)
- プロ野球ワールドスタジアム(1988年)
- フォートラックス(1989年)
コンシューマ
- ファミリージョッキー(1987年)
- ファミリーテニス
- カイの冒険(1988年)
- ラサール石井のチャイルズクエスト(1989年)
- トップストライカー(1990年)
- ザ・ブルークリスタルロッド(1994年)
- 風のクロノア(1997年)
- リベログランデ2(2000年)―効果音ほかを担当
- ドンキーコンガシリーズ(2003年~)
ゲーム以外
- STANDARD THEME(アルバム「THE RETURN OF VIDEO GAME MUSIC」収録のオリジナル曲)
エピソード
- あだ名は「ZUNKO」「ZUNちゃん」(遠藤雅伸の命名とのこと)。
- ナムコ入社を志した動機は、マイクロマウス「マッピー」の敵役であるニャームコに一目惚れしたため。入社試験には、お手製のニャームコバッジをつけて臨んだという(他に、「ニューラリーX」の曲が好きだったことを動機に挙げたことも)。
- ナムコで最初に作った曲は、とくにゲームを想定せずに作られたものであったが、開発陣からは「ゲームに使えない」とダメ出しを受ける。それを聞いた遠藤雅伸が、「その曲が使えるようなゲームを作るから取っておけ」と励まし、作られたゲームが「ドルアーガの塔」。曲はエンディングとネームエントリーに使われた。
- 口が大きいと言われ、「トイポップ」のデモ画面に表示される似顔絵は、最初の案より2ドット横に広げられたとのこと。
- アルバム「THE RETURN OF VIDEO GAME MUSIC」のライナーに、「MAKING OF DRUAGA MUSIC」と題した開発裏話を掲載。当時まだゲーム製作の内側はほとんど知られておらず、開発現場の雰囲気を伝える文章としてマニアに好評を得た。