ちゃっくんぽっぷ
ジャンル | アクションゲーム |
---|---|
対応機種 |
アーケード[AC] ファミリーコンピュータ[FC] MSX プレイステーション2[PS2] PSP |
開発元 | タイトー |
発売元 | タイトー(SG-1000版のみセガ) |
人数 | 1~2人交互プレイ |
発売日 |
[AC]:1983年 [FC]:1985年5月24日 [PS2]:2005年8月25日 [PSP]:2006年1月5日 |
「ちゃっくんぽっぷ」は1983年にタイトーから発売されたアーケードゲームで、固定画面タイプのアクションゲームである。
ゲームルール
8方向レバー、2ボタン(左・右に爆弾を投げる)で主人公の「ちゃっくん」を操作する。立体的な迷路をジャンプと天井張り付きで操作し、オリに囚われたハートを解放しゴールまでたどり着く。
迷路内には敵キャラクターの「もんすた」がいる。画面上部にはタイマー役の「まいた」がいて、「まいた」が迷路の出口を塞ぐまでに、脱出する必要がある。
ちゃっくんがもんすたに触れる、自分の爆弾の爆風に当たる、動く床に挟まれる、タイムアウトでまいたに出口を閉ざされる、のいずれかでミスとなる。
敵キャラクター
敵キャラクターには「もんすた」と「まいた」の2種類がいる。共にタイトーから後に発売されるバブルボブルにも敵キャラクターとして登場している。バブルボブルに登場する「ぜんちゃん」も当ゲームのキャラクターとして用意され、ROMにもそのデータが入っているが、未登場となった。
- もんすた
- 迷路内をうろつく敵。最初は動かない卵として存在しているが、時間がたつと孵化し迷路内をさまよう。爆弾で退治することが可能。各面のもんすたを全て倒さずにクリアすると、次の面にもんすたが加勢してくる。
- まいた
- 迷路の上部に存在し、迷路の出口を岩でふさごうとするキャラクター。開始時は左端にいて、時間と共に右に移動していく。
爆弾と爆風
爆弾は、投げてから数秒しないと爆発しない。爆発するまでは、敵や自機が触れても大丈夫である。爆弾は水中でも爆発するが、爆風は出ない。
爆風は、爆発した地形によって広がり方に変化がある。また、2つの爆風が重なるように爆弾を投げることにより、単独のときよりも遠くまで爆風を広げることができる。
ハートのオリは爆風で破壊することができる。
迷路内のギミック
迷路には以下のものが配置されている場合がある。
- アイスブロック
- 氷でできた壁。普通に上に乗ったり張り付いたりできる以外に、爆弾で破壊することも可能である。
- ウォーターボトル
- 水が入ったビン。爆弾で破壊すると水が流れ出し迷路の下に溜まっていく。水がたまっている部分では足場がなくても移動することができる(泳げる)。ただし、水中では爆風はあがらず、爆弾の直撃でのみ敵を倒すことができる。
- ムービングブロック
- 移動する壁。上に乗ったり下に張り付くことが可能である。ブロックと壁に挟まれて潰されるとミスになる。もんすたを挟むと800点。挟んだもんすたに爆風をかけると1,000点。
パワーアップ
爆風で複数の敵を倒すとフルーツが出現する。取ると高得点。さらに、各面開始後の特定発数目(円周率に関係がある)で複数の敵を倒すと、フルーツの代わりにスーパーハートが出現する。
スーパーハートを取ることで一定時間、高速で無敵のスーパーちゃっくんに変身する。このときは、体当たりで敵を倒すことができ、爆弾の直撃や爆風にあたってもミスにならない。ただし、ムービングブロックに挟まれるとミスになる。
各面でのスーパーハート出現のための爆弾の発数は以下の通り。
MAZE | 爆弾の発数 |
---|---|
練習 | 2 |
2 | 3 |
3 | 1 |
4 | 4 |
5 | 1 |
6 | 5 |
7 | 9 |
8 | 2 |
9 | 6 |
10 | 5 |
11 | 3 |
12 | 5 |
13 | 8 |
14 | 9 |
隠しボーナス
- 敵を倒さずにクリアする
- 敵を倒さずにクリアするとボーナスが2万点入り、残数が1増える。
- 卵からかえったもんすたを全部倒す
- もんすたを全て倒すとボーナスが5000点入る。
他の出演作
このゲームの登場キャラクターは、タイトーの他の作品にも出演している(隠れキャラの場合もある)。特にバブルボブルでは、まいたともんすたは敵キャラとして、スーパーハート(ちゃっくんハートなどとも呼ばれる)は同様の効果を持つパワーアップアイテムとして、そしてちゃっくんはステージ構成やボーナスフルーツとして登場した。
また、ちゃっくんは、タイトーのマスコットキャラとして扱われていた時期がある。
関連作
- メガブラスト
- 5面と8面の中ボスとして登場する
- ラクガキ王国シリーズ
- 初代、「2」でちゃっくんの「ラクガキ」が登場。
- バブルシンフォニー
- ちゃっくんがゲストキャラクターとして登場する。
- ぽっぷんぽっぷ
- アーケード版には登場しないが、家庭用で登場する。
移植作品
- ファミリーコンピュータ版
- SG-1000版
- 1985年発売。発売元はセガ。タイトルが「チャックンポップ」と片仮名表記で、独自のBGMが付く。
- プレイステーション2版
- 2005年8月25日発売のタイトーメモリーズ 下巻に収録
- プレイステーション・ポータブル版
- 2006年1月5日発売のタイトーメモリーズ ポケットに収録
- MSX・X1・PC-8800シリーズ・FM-7・PC-6001mkIIなどにも移植されニデコムキャリーより発売されていた。