コナミレーベル
コナミレーベル(Konami Label)は、1989年から2002年にかけてレコード会社キングレコードが、ゲーム会社コナミ(→コナミデジタルエンタテインメント)のゲームミュージックを専門に扱うために作ったレーベルである。
概要
同社のオリジナルサウンドトラックやラジオドラマ、『パーフェクトセレクション』シリーズをはじめ、『千両箱』『MIDI POWER』『ツインビーPARADISE』『ときめきメモリアル』『ビートマニア』シリーズなどのコナミ関連CDが発売された。レーベルの発足から消滅まで約200タイトル以上発売された。特に1990年発売の『グラディウスIII』(同名作品のサウンドトラックおよびアレンジ集)はゲームミュージックのCDとしては初めてオリコンにランクイン(最高26位)した。
コナミレーベル発足前にもキングレコードからはコナミ作品のCDが発売されており、コナミレーベル第1弾として発売されたのは『サンダークロス』、『がんばれゴエモン2』、『ゴーファーの野望 エピソードII』、『F1スピリット + F1スピリット 3Dスペシャル』の4枚だった。『サンダークロス』については同作品のオリジナルサントラやアレンジだけではなく『沙羅曼蛇』、『A-JAX』、『グラディウスII -GOFERの野望-』のアレンジや『ホットチェイス』のサントラも収録していた。また残りの3枚はマキシシングルとして発売された。ただしこの4枚が初めてキングレコードから発売されたコナミ作品のCDではなく、コナミレーベル発足前にもコナミ作品のCDが何枚か発売されていた。
後に自社レーベルとしてコナミミュージックエンタテインメントを設立し、コナミ自社レーベルとして発売されるようになった。その後コナミミュージックエンタテインメントはコナミメディアエンタテイメントに社名変更した後いったんコナミ本体に吸収合併され、2006年3月31日付けで持株会社化したコナミからコナミデジタルエンタテインメントが分離新設された。ただし販売委託は2008年現在も一部をこれまでの経緯からキングレコードに、それ以外にもソニー・ミュージックディストリビューション、ユニバーサルミュージックにも委託している。
所属していたアーティスト
コナミのゲーム作品の楽曲を手がけたアーティストやキャラクターの声を担当した声優が主力。
関連項目
- コナミ矩形波倶楽部
- Beatnationレーベル
- ファルコムレーベル - 日本ファルコムが自社のゲームミュージックを専門に扱うレーベルで、コナミレーベルと同じくキングレコードから発売されていた、その後コナミレーベルと同様に消滅
- サイトロン・レーベル