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両院制

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両院制(りょういんせい)、または、二院制(にいんせい)とは、議会が、独立して活動する2つの合議体(議院)によって構成され、双方の議決の一致をもって議会の意思決定とする制度である。

用語法

両院制と二院制

二院制の「二」は、単に数が2つであることを意味しているにすぎない。これに対し、両院制の「両」は、「両輪」「両目」などの用例からも明らかなように、対になっている2つ、という意味合いをもつ漢字である。このように多少の意味合いの違いはあるが、両院制と二院制は全く同義の用語として使われている。

従来は両院制の方が一般的であったが、一院制の普及に伴い、これとの対義語として直感的に分かりやすい、二院制の方が一般化してきた。

第1院と第2院

日本では、ドイツ学説の影響を受けて、下院に相当する衆議院を第1院、上院に相当する参議院・貴族院を第2院と呼ぶのが一般的である。しかし、議会制(そして両院制)の母国であるイギリスでは、上院を第1院、下院を第2院とよんでいる。

両院制の類型

両院制を採用する国家

国名の表記および順序は国の一覧に準拠した。なお、ノルウェー変則型