サンダーブレード

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サンダーブレード
ジャンル シューティングゲーム
対応機種 アーケード[AC]
セガ・マークIII[MkIII]
メガドライブ[MD]
PCエンジン[PCE]
X68000[X68]
ニンテンドー3DS[3DS]
開発元 セガ
[3DS]:M2
発売元 [AC][MkIII][MD][3DS]:セガ
[PCE]:NECアベニュー
[X68]:シャープ
メディア [MkIII]:ロムカセット
[MD]:ロムカセット
[PCE]:HuCARD
[X68]:フロッピーディスク
発売日 [AC]:1987年
[MkIII]:1988年7月30日
[MD]:1988年10月29日
[PCE]:1990年12月7日
[X68]:1990年
[3DS]:2014年8月20日
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サンダーブレード』 (Thunder Blade) は、1987年にセガ(現:セガ・インタラクティブ)が発売したアーケードゲームである。

概要

セガが発売した業務用大型筐体ゲームの第7弾で、攻撃ヘリコプターを操作してゲリラ集団やその要塞を攻撃するという内容のシューティングゲーム。筐体には電動式ではなく、人力によって可動するものを使用している。

ゲーム内容

3Dシューティングゲームのように自機を後ろ側から見た3Dモードと、2D縦スクロールシューティングのように自機を上側から見た2Dモードによる、2種類のゲームが交互に展開される。フレームバッファ式による大量のスプライトを並べることによって、建物などを3Dで表現している。

全4面。最終ステージを除き、ボスの出現を経てステージの一定の地点に到達するとステージクリアとなり、破壊した敵の数やクリア時間に応じてボーナス点が入る。敵や敵の弾、障害物に接触すると残機を失い、残機が0になるとゲームオーバー。

操作方法

座席前側中央にある、機銃とミサイル発射ボタンの付いた操縦桿型のジョイスティックで、上下左右に自機を操作する。2Dビューの場合でも自機の昇降を行い、画面の拡大縮小によって自機の昇降を表現している。自機は画面下中央に固定される。ジョイスティックの動きに応じて筐体が可動するため、操作には筐体そのものの重みが付きまとった。座席左手にはスロットルレバーがあり、3Dモードでは速度調整ができ、自機の進行を止めることができる(ホバリング)。

移植作品

特記がないものはセガ(現:セガゲームス)発売。

セガ・マークIII/マスターシステム
1988年7月30日にセガから発売された。アーケード版を基準に移植されており、FMサウンドユニットに対応している。
メガドライブ
1988年10月29日に『スーパーサンダーブレード』というタイトルで、メガドライブ専用ゲームソフト第1弾としてセガから発売された。当時セガに在籍していた中裕司による移植。アーケード版に比べて内容は完全に別物となっており、3Dモードを中心としたものにアレンジされている。
Wiiバーチャルコンソールで配信されている。
PCエンジン
1990年12月7日NECアベニューからHuCARDで発売された。アーケード版を基準に移植されており、メガドライブ版でカットされたステージ最初の2Dモードが再現されている。また、BGMのアレンジを『カルテット』などのサウンドコンポーザーである林克洋が担当している[1]
X68000
1990年シャープから発売された。移植元はエス・ピー・エス。アーケード版に忠実な移植で、MIDIに対応している。
ニンテンドー3DS
2014年セガ3D復刻プロジェクト第2期第13弾『3D サンダーブレード』のタイトルで発売。移植はM2。移植作としても歴代移植版の中で最もアーケード版『サンダーブレード』に忠実な出来となっている。ジャイロセンサー操作や拡張スライドパッドに対応しているほか、筐体の3D表示やワイド画面にも対応している[2]
一度、アーケードモードをクリアすると、プレイヤー機体を強化し、演出の追加、スペシャルモードのみ登場の敵機、スペシャルモード独自のゲームバランス調整、セガ・マークIII/セガ・マスターシステム版「アフターバーナー」に登場したラスボス「グラントノフ」が登場するラストステージの追加を施した「サンダーブレード スペシャルモード」がプレイ出来る(但し、ステージセレクトは使用不可能)。
移植を担当したM2社長の堀井は、プロジェクトのラインナップに本作を追加することを当初から熱望しており[3]、プロジェクト作品がリリースされる際にGAME Watchが3D復刻プロジェクトスタッフにインタビューをする度、この件でイジられるのが恒例となっていた。

その他

脚注

外部リンク