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FLYING HONU

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フライングホヌ 1号機 (JA381A)
フライングホヌ 2号機 (JA382A)
フライングホヌ 3号機 (JA383A)

FLYING HONU (フライングホヌ) は、日本航空会社全日本空輸 (ANA) が運航する超大型機・エアバスA380の愛称・通称である。2019年5月に成田ホノルル線でデビューを果たした[1]。同社は2020年までにA380を合計3機導入してホノルル線専用機として運航する意向を示した。日本唯一の客室二階層、4基エンジン装備旅客機。エンジンはRR Trent970を使用している。

導入の経緯

特別塗装

ANAは、2019年の春からホノルル路線に使用予定のA380の塗装を一般公募すると発表した。そして選考の結果、ウミガメをモチーフにしたデザインが採用され、「FLYING HONU」という愛称(ハワイ語で「空飛ぶウミガメ」)が付けられた[2]。青色のデザイン原案を元に、導入3機それぞれにハワイの自然をイメージした違うイメージカラーをあしらっているのが最大の特徴であり、航空ファンをはじめとする多くの旅行者や航空関係者などの注目を一気に集めた。その特別塗装故に 「空飛ぶウミガメ」と呼称されることもある[3]

1号機

2019年3月20日受領[4][5]。登録番号JA381A。 ANAブルー(ハワイの空、デザイン原案色)。愛称「ラニ (Lani)」。

2号機

2019年6月18日受領[6][7]。登録番号JA382A。エメラルドグリーン(ハワイの海)。愛称「カイ (Kai)」。

3号機

登録番号JA383A。サンセットオレンジ(ハワイの夕日)[8]。愛称「カラ (Kala)」。2020年10月30日エアバス発表で引渡済み、2021年10月16日来日。

宣伝

日本で唯一の超大型機A380であることや、特別塗装が社会的に大きな注目を集めて人気の機材となっていることなどから、ANAはFLYING HONUを利用して積極的に自社の宣伝を行った。例えば、ANAのテレビCM「ANA HAWAii」には、女優の綾瀬はるかも出演した。綾瀬自身はFLYING HONUについて「プライベートでも是非利用したい」と語っている[9]

座席

現在FLYING HONUは、総座席数520で、4クラス世界最多有償座席数となっている。座席区分の詳細は、ファーストクラス8席、ビジネスクラス56席、プレミアムエコノミー73席、エコノミークラス383席となっている[10]

COVID-19による影響

FLYING HONUは、COVID-19による影響に伴って現在は全機運航停止となっている。現在は定期的に遊覧チャーター飛行などで運航している[11]

出典

  1. ^ 『日本発着国際線 旅客機アルバム (2020-2021)』イカロス出版、9頁。ISBN 978-4-8022-0856-7 
  2. ^ A380型機 特別塗装機が「FLYING HONU」に決定!
  3. ^ ANA「空飛ぶウミガメ」3号機、成田に到着 1・2号機との違いは:朝日新聞デジタル”. 朝日新聞デジタル. 2021年11月10日閲覧。
  4. ^ ANA公式A380案内
  5. ^ ANA、A380初受領 総2階建て、5月から成田-ホノルル線
  6. ^ ANA、空飛ぶウミガメ2号機成田到着 深緑のA380、6月に就航前倒し
  7. ^ エアバスの「納車式」がカッコイイ! 警報音のあとに現れた、ANAの巨大なA380(写真62枚)恵知仁 - 乗りものニュース (2018.12.31更新) 2019年1月13日閲覧
  8. ^ 「空飛ぶウミガメ」3号機 超大型機、成田に到着―ANA:時事ドットコム”. 時事ドットコム. 2021年11月10日閲覧。
  9. ^ エアライン (雑誌) 2019年2月号『特集 世界の旅客機メーカーガイド』 P.12
  10. ^ FLYING HONU”. 全日本空輸. 2021年11月10日閲覧。
  11. ^ ANA チャーターイベント特集”. 全日本空輸. 2021年11月10日閲覧。

参考文献

外部リンク