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=== 地形 === 高槻市の地形的特色としては、[[山地]]、[[谷底平野]]、[[丘陵地]]、[[台地]]、[[沖積低地]]の5つに区分される<ref>[http://www.city.takatsuki.osaka.jp/db/toshikeikaku/kei2_images2/kihon3syou.pdf 3 高槻市の景観特性 3-1 地形的特徴]</ref>。 高槻市を上から見ると、北半分は[[丹波高地]]に連なる北摂山地へ楔形に食い込んだ形をしており、市北部の北摂山地は、堅く固結した[[古生代]]の堆積物である[[丹波層群]]でできている。山地は標高700m以下の低山性山地で、大阪平野に面する斜面は急だが、山頂部は定高性{{efn|稜線が同じような高さで長く続いていること}}が強く、高原状の地形を形成している。 北摂山地の川や谷に沿って形成されている谷底平野は、小低地で、芥川の源流部にある田能盆地、中流の原盆地や服部谷、桧尾川中流の成合谷などがあたる。田能盆地は樫田地区を中心とする地域で、標高は330 - 360m、周りをさらに150mほど高い山地に囲まれている。原盆地・成合谷は、ポンポン山の山裾と高槻丘陵との間に挟まれた谷底平野で、標高は、原盆地で100 - 130m、成合谷で20 - 50m、河川に沿って南北に長い平面型となっている。服部谷は、摂津峡の南端から南南東に伸びる谷で、谷の両側を丘陵地に挟まれ、面積のほとんどが[[扇状地]]となっている。 北摂山地と淀川低地とが接する市中央部には、[[鮮新世]]末期 - [[更新世]]前期の堆積物である[[大阪層群]]で構成される丘陵部があり、日吉台、安岡寺、南平台、奈佐原といった[[住宅地]]が形成されている。高槻丘陵は、ポンポン山の山裾から南側に広がる丘陵地で、北部の標高は100m以上で自然が残され、南部は50 - 110m、比較的起伏が小さく住宅街が広がる。高槻丘陵の西には、標高50 - 100m奈佐原丘陵があり、さらに奈佐原と南平台に分けることができる。 [[更新世]]後期の富田礫層に覆われた富田台地が、丘陵部から南方へ突き出た形に伸びている。富田台地は、標高10 - 30mの[[舌状台地]]で、北西端が[[太田茶臼山古墳|継体天皇陵]]、南西端に[[総持寺 (茨木市)|総持寺]]、南東部に[[富田 (高槻市)|富田寺内町]]といったものを有する。 市域の南半分が、大阪平野の北部を形成する淀川低地にあたり、その全域が[[沖積層]]である。 大部分が標高10m以下の[[低湿地]]で占められ、排水が悪い低湿な[[後背湿地]]や[[氾濫平野]]が広がり、小規模な島状の高台が散在している。 市内北部を[[有馬-高槻断層帯]]が東西方向に通過し、山地部にも「大沢」や「萩谷」などの推定活断層が通る。 [[ファイル:150124 Takatsuki city Osaka pref Japan01s5t.jpg|thumb|center|600px|高槻市中心街と北摂山系]]
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