「川崎僚」の版間の差分
スターダスト所属 |
→来歴・人物: 修正 タグ: モバイル編集 モバイルウェブ編集 改良版モバイル編集 |
||
(15人の利用者による、間の47版が非表示) | |||
1行目: | 1行目: | ||
{{ |
{{別人|川崎燎|x1=男性ジャズ・ギタリストの}} |
||
{{ActorActress |
{{ActorActress |
||
| 芸名 = 川崎 僚 |
| 芸名 = 川崎 僚 |
||
6行目: | 6行目: | ||
| 画像サイズ = |
| 画像サイズ = |
||
| 画像コメント = |
| 画像コメント = |
||
| 本名 = |
| 本名 = 川崎 僚子 |
||
| 別名義 = <!-- 別芸名がある場合に記載。愛称の欄ではありません --> |
| 別名義 = <!-- 別芸名がある場合に記載。愛称の欄ではありません --> |
||
| 出身地 = {{JPN}} [[大分県]][[大分市]] |
| 出身地 = {{JPN}} [[大分県]][[大分市]] |
||
27行目: | 27行目: | ||
| 著名な家族 = <!-- 『著名活動をしている人物』で記事対象の家族として公開されている人物がいる場合に記載。単にメディアで紹介された新生児の名前などは書かないように注意。 --> |
| 著名な家族 = <!-- 『著名活動をしている人物』で記事対象の家族として公開されている人物がいる場合に記載。単にメディアで紹介された新生児の名前などは書かないように注意。 --> |
||
| 所属劇団 = |
| 所属劇団 = |
||
| 事務所 = [[スターダスト |
| 事務所 = [[スターダストピクチャーズ|SDP]] |
||
| 公式サイト = [https://ryokawasakifilm.wixsite.com/works filmmaker RYO KAWASAKI Official site] |
| 公式サイト = [https://ryokawasakifilm.wixsite.com/works filmmaker RYO KAWASAKI Official site] |
||
| 主な作品 = <!-- 主演映画・主演テレビドラマなど。脇役の場合、大ヒットした作品で重要な役割であった、またはその出演功績を認められたもの。例えば、日本アカデミー賞優秀助演男優(女優)賞を受賞したような役の作品を入力 --> |
| 主な作品 = <!-- 主演映画・主演テレビドラマなど。脇役の場合、大ヒットした作品で重要な役割であった、またはその出演功績を認められたもの。例えば、日本アカデミー賞優秀助演男優(女優)賞を受賞したような役の作品を入力 --> |
||
48行目: | 48行目: | ||
| 備考 = |
| 備考 = |
||
}} |
}} |
||
'''川崎 僚'''(かわさき りょう、[[1986年]][[11月17日]] - )は、[[日本]]の[[映画監督]]、[[脚本家]]。[[女性]]。[[大分県]][[大分市]]出身。 |
'''川崎 僚'''(かわさき りょう、[[1986年]][[11月17日]] - )は、[[日本]]の[[映画監督]]、[[脚本家]]。[[女性]]。[[大分県]][[大分市]]出身。[[スターダストピクチャーズ|STARDUST DIRECTORS]]所属。 |
||
本名は'''川崎 僚子'''。性別で作品が評価されないよう、「子」を取り除いて「僚」と名乗って活動している<ref>{{Cite interview |和書|subject=川崎僚 |date=2021-04-06 |interviewer=此花わか |title=30歳という「賞味期限」に急かされる女性たち。私たちはなぜ「選ばれたい」のか |url=https://gendai.media/articles/-/81948 |work=FRaU |publisher=[[講談社]] |accessdate=2021-04-18}}</ref>。 |
|||
== 来歴・人物 == |
== 来歴・人物 == |
||
大分県大分市で生まれ育ち、映画好きの父親の影響で映画館によく通っていた。小学生の頃、[[三谷幸喜]]監督映画『[[ラヂオの時間]]』のポスターに惹かれ、どうしても見たいと兄に頼み込んで連れていってもらったエピソードがある<ref name="withscreen">{{Cite web|和書|url=https://withscreen.press/2021/03/31/性別の呪縛から解き放つ%E3%80%80「eggs-選ばれたい私たち/|title=性別の呪縛から解き放つ 「Eggs 選ばれたい私たち」の川崎僚監督|date=2021-03-31|work=シネマティックな人々|website=スクリーンとともに|accessdate=2021-04-18}}</ref>。 |
|||
[[早稲田大学]]第二文学部卒業。 |
|||
地元の高校を卒業後、[[早稲田大学]]第二文学部の表現芸術系専修に進学し、演劇や映像の理論を学ぶ。[[伊丹十三]]や三谷幸喜の影響で[[脚本家]]を目指して選んだ大学だったが、[[ミュージカル]]の学生サークルに入ったことで出演側に興味を持つようになり、卒業後は舞台役者を目指した。しかし、役者としてはなかなか芽が出ず、一度大分の実家に帰ることとなる{{R|withscreen}}。 |
|||
⚫ | |||
改めて原点に立ち返って脚本家を志望し、東京のシナリオ・センターに通う。[[沖田修一]]が講師を務めた講座の中で、短編作品の制作に活路を見出す。川崎は沖田に対して感謝の念を持っており、後年、沖田と出会った際に「監督が私の人生を変えたんですよ」と伝えている{{R|withscreen}}。 |
|||
⚫ | [[2018年]]には川崎にとって初の長編映画である『wasted eggs』を監督。第22回{{仮リンク|タリン・ブラックナイツ映画祭|en|Tallinn Black Nights Film Festival}}<ref>{{Cite web|url=https://www.ncws.co.jp/11.21|title=OB川崎僚監督の初長編がエストニアの映画祭にノミネート!|publisher=映画学校のニューシネマワークショップ(NCW)|date=2018-11-21|accessdate=2020-11-16}}</ref> |
||
⚫ | プロットライターとして[[映画]]や[[ドラマ]]の企画開発に携わる傍らで、[[ニューシネマワークショップ]](NCW)に通い、演出面から映画製作を学ぶ。[[2013年]]にNCWの実習作品として[[短編映画]]『夏目の女』を監督し、これが川崎の処女作となる<ref>{{Cite news|title=川崎僚監督『SEASONS OF WOMAN』併映作品情報解禁!at 池袋シネマ・ロサ|newspaper=映画情報どっとこむ|date=2020-10-23|url=https://eigajoho.com/190422|accessdate=2020-11-16}}</ref>。以降、『笑女クラブ』(2014年、[[小津安二郎記念蓼科高原映画祭#短編映画コンクール|小津安二郎記念蓼科高原映画祭・短編映画コンクール]]入賞)、『彼女のひまわり』(2017年)などといった短編映画を監督し、国内の映画祭に出品した。 |
||
⚫ | [[2018年]]には川崎にとって初の長編映画である『wasted eggs』を監督。親から結婚を求められていた20代後半の自らの体験を元に制作した<ref>{{Cite interview |和書|subject=川崎僚 |date=2021-04-16 |interviewer=熊野雅恵 |title=「産む」「産まない」は自分で決めたい。『Eggs 選ばれたい私たち』川崎僚監督インタビュー |url=https://hbol.jp/241957 |work=ハーバー・ビジネス・オンライン |publisher=[[扶桑社]] |accessdate=2021-04-18}}</ref>。第22回{{仮リンク|タリン・ブラックナイツ映画祭|en|Tallinn Black Nights Film Festival}}で日本映画唯一のコンペティション作品として選出されたり<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.ncws.co.jp/11.21|title=OB川崎僚監督の初長編がエストニアの映画祭にノミネート!|publisher=映画学校のニューシネマワークショップ(NCW)|date=2018-11-21|accessdate=2020-11-16}}</ref>、レッジョ・エミリア アジア映画祭の正式招待作品として国外で上映されたりしたのち、日本芸術センター第11回映像グランプリのノミネート作品として国内でも上映された。 |
||
[[2019年]]、[[文化庁]]委託事業「[[若手映画作家育成プロジェクト|ndjc:若手映画作家育成プロジェクト]]」に参加。短編映画『[[あなたみたいに、なりたくない。]]』を監督し、翌2020年2月より[[東京]]、[[大阪]]、[[名古屋]]にて自身初の劇場公開がなされた。 |
[[2019年]]、[[文化庁]]委託事業「[[若手映画作家育成プロジェクト|ndjc:若手映画作家育成プロジェクト]]」に参加。短編映画『[[あなたみたいに、なりたくない。]]』を監督し、翌2020年2月より[[東京]]、[[大阪]]、[[名古屋]]にて自身初の劇場公開がなされた。 |
||
61行目: | 67行目: | ||
2020年12月には、前述の『笑女クラブ』などを含む短編4作品からなるオムニバス映画『[[SEASONS OF WOMAN]]』が劇場公開<ref>{{Cite news|title=根矢涼香が主演、女性の人生とともに巡る四季描くオムニバス映画公開|newspaper=映画ナタリー|date=2020-09-30|url=https://natalie.mu/eiga/news/398613|accessdate=2020-11-16}}</ref>。短編4作品は、約6年の年月をかけて完成された。 |
2020年12月には、前述の『笑女クラブ』などを含む短編4作品からなるオムニバス映画『[[SEASONS OF WOMAN]]』が劇場公開<ref>{{Cite news|title=根矢涼香が主演、女性の人生とともに巡る四季描くオムニバス映画公開|newspaper=映画ナタリー|date=2020-09-30|url=https://natalie.mu/eiga/news/398613|accessdate=2020-11-16}}</ref>。短編4作品は、約6年の年月をかけて完成された。 |
||
『SEASONS OF WOMAN』までは[[自主映画]]であるが、2021年以降は商業映画に携わりたい旨を語っている<ref>{{Cite interview|date=2020-11-12|subject=川崎僚|interviewer= |title=『 SEASONS OF WOMAN 』監督・脚本・編集 川崎僚さん|url=https://www.scenario.co.jp/online/26950/| |
『SEASONS OF WOMAN』までは[[自主映画]]であるが、2021年以降は商業映画に携わりたい旨を語っている<ref>{{Cite interview|和書|date=2020-11-12|subject=川崎僚|interviewer= |title=『 SEASONS OF WOMAN 』監督・脚本・編集 川崎僚さん|url=https://www.scenario.co.jp/online/26950/|work=シナリオ・センター|accessdate=2021-01-19}}</ref>。 |
||
2021年1月より[[スターダストプロモーション|STARDUST DIRECTORS]]に所属<ref>{{Cite tweet|user=ryokawasaki1117|author=川崎僚|number=1346763920715857926|title=【ご報告】 2021年1月より、 STARDUST DIRECTORSに所属することになりました。|date=2021-01-06|accessdate=2021-01-19}}</ref>。 |
2021年1月より[[スターダストプロモーション|STARDUST DIRECTORS]]に所属<ref>{{Cite tweet|user=ryokawasaki1117|author=川崎僚|number=1346763920715857926|title=【ご報告】 2021年1月より、 STARDUST DIRECTORSに所属することになりました。|date=2021-01-06|accessdate=2021-01-19}}</ref>。 |
||
2021年 |
2021年4月には前述の初長編映画『wasted eggs』が『[[Eggs 選ばれたい私たち]]』にタイトルを改め、[[東京テアトル|テアトル]]新宿で公開<ref>{{Cite news|title=産まなくても母になりたい、2人の女性描く「Eggs 選ばれたい私たち」公開|newspaper=映画ナタリー|date=2020-11-24|url=https://natalie.mu/eiga/news/405952|accessdate=2021-01-04}}</ref>。2週間の上映最終日には[[内田英治]]との対談イベントも開催された<ref>{{Cite tweet|user=ryokawasaki1117|author=川崎僚|number=1382887236950102016|title=映画「Eggs選ばれたい私たち」 昨日の夜、大好きなテアトル新宿での最後の上映でした。|date=2021-04-16|accessdate=2021-04-18}}</ref>。テアトル梅田、[[アップリンク (映画会社)|アップリンク]]京都、アップリンク渋谷でも上映されるなど、全国順次公開。 |
||
== 作品 == |
== 作品 == |
||
78行目: | 84行目: | ||
=== 長編映画 === |
=== 長編映画 === |
||
* [[Eggs 選ばれたい私たち]](2018年) 2021年 |
* [[Eggs 選ばれたい私たち]](2018年) 2021年4月テアトル新宿ほか全国順次公開 |
||
=== テレビドラマ=== |
|||
* [[あなたはだんだん欲しくなる]](2022年、BS-TBS) - 第7話監督、脚本協力 |
|||
* [[全ラ飯]](2023年、カンテレ) - 第4・9・11話演出、第4・6・11話脚本 |
|||
* [[みなと商事コインランドリー2]](2023年、テレビ東京) - 第5・6話監督 |
|||
* [[マイストロベリーフィルム]](2024年2月16日 - 4月5日、[[毎日放送]]) - 監督・脚本<ref >{{Cite news|url=https://realsound.jp/movie/2024/01/post-1554661.html|title=深田竜生×矢花黎×田鍋梨々花×吉田美月喜が主演 『マイストロベリーフィルム』放送決定|newspaper=RealSound映画部|publisher=blueprint|date=2024-01-25|accessdate=2024-01-29}}</ref> |
|||
* [[25時、赤坂で#テレビドラマ|25時、赤坂で]](2024年4月 - 、テレビ東京) - 監督 |
|||
=== MV === |
=== MV === |
||
85行目: | 98行目: | ||
* [[城所葵]]「シリウス〜一番星〜」(2019年) |
* [[城所葵]]「シリウス〜一番星〜」(2019年) |
||
* [[スタメンKiDS]]「ダンスで覚える四文字熟語」(2020年) |
* [[スタメンKiDS]]「ダンスで覚える四文字熟語」(2020年) |
||
* TEAM S from [[EBiDAN|EBiDAN NEXT]]「Colorful Magic」(2023年) |
|||
* TEAM S from [[EBiDAN|EBiDAN NEXT]]「ONE WAY ROAD」(2023年) |
|||
=== インターネットテレビ === |
=== インターネットテレビ === |
||
* おがせんせいのKDTV(2019年)演出 |
* おがせんせいのKDTV(2019年)演出 |
||
=== オーディオドラマ === |
|||
* クールな先輩とハツコイ模様(2021年、[[プリ小説]])脚本 |
|||
* イケMEN!~3分だけのキュン彼氏~(2021年、プリ小説)脚本 |
|||
* アイドルのハウスキーパーになりました。(2021年、プリ小説)脚本 |
|||
* 色のない世界で、君と(2021年、プリ小説)脚本 |
|||
* 好きになるのはキミ限定(2022年、プリ小説)脚本 |
|||
* 透明なフィルムの向こう側で息をする(2023年、プリ小説)脚本 |
|||
== 参加作品 == |
== 参加作品 == |
||
96行目: | 119行目: | ||
* 生罪〜名も呼ばれぬ妹へ〜(2018年、ブリジット出版) ※電子書籍 |
* 生罪〜名も呼ばれぬ妹へ〜(2018年、ブリジット出版) ※電子書籍 |
||
==出典== |
== 出典 == |
||
{{Reflist}} |
{{Reflist}} |
||
== 外部リンク == |
== 外部リンク == |
||
* {{Official|https://ryokawasakifilm.wixsite.com/works|filmmaker RYO KAWASAKI Official site}} |
* {{Official|https://ryokawasakifilm.wixsite.com/works|filmmaker RYO KAWASAKI Official site}} |
||
* [https://www.stardust.co.jp/ |
* [https://www.stardust.co.jp/talent/stardustdirectors/kawasakiryo/ STARDUST - SDP - 川崎僚のプロフィール] |
||
* {{Twitter|ryokawasaki1117}} |
* {{Twitter|ryokawasaki1117}} |
||
* {{Facebook|ryo.kawasaki1117|川崎 僚}} |
* {{Facebook|ryo.kawasaki1117|川崎 僚}} |
||
108行目: | 131行目: | ||
{{Film-director-stub}} |
{{Film-director-stub}} |
||
{{Normdaten}} |
{{Normdaten}} |
||
{{リダイレクトの所属カテゴリ|redirect1=川崎僚子|1-1=本名のリダイレクト}} |
|||
{{DEFAULTSORT:かわさき りよう}} |
{{DEFAULTSORT:かわさき りよう}} |
||
[[Category:日本の女性映画監督]] |
[[Category:日本の女性映画監督]] |
||
[[Category:日本の脚本家]] |
[[Category:日本の女性脚本家]] |
||
[[Category:スターダストプロモーション]] |
[[Category:スターダストプロモーション]] |
||
[[Category:早稲田大学出身の人物]] |
[[Category:早稲田大学出身の人物]] |
2024年4月19日 (金) 20:38時点における最新版
かわさき りょう 川崎 僚 | |
---|---|
本名 | 川崎 僚子 |
生年月日 | 1986年11月17日(37歳) |
出身地 | 日本 大分県大分市 |
職業 | 映画監督・脚本家 |
ジャンル | 映画 |
活動期間 | 2013年 - |
事務所 | SDP |
公式サイト | filmmaker RYO KAWASAKI Official site |
川崎 僚(かわさき りょう、1986年11月17日 - )は、日本の映画監督、脚本家。女性。大分県大分市出身。STARDUST DIRECTORS所属。
本名は川崎 僚子。性別で作品が評価されないよう、「子」を取り除いて「僚」と名乗って活動している[1]。
来歴・人物[編集]
大分県大分市で生まれ育ち、映画好きの父親の影響で映画館によく通っていた。小学生の頃、三谷幸喜監督映画『ラヂオの時間』のポスターに惹かれ、どうしても見たいと兄に頼み込んで連れていってもらったエピソードがある[2]。
地元の高校を卒業後、早稲田大学第二文学部の表現芸術系専修に進学し、演劇や映像の理論を学ぶ。伊丹十三や三谷幸喜の影響で脚本家を目指して選んだ大学だったが、ミュージカルの学生サークルに入ったことで出演側に興味を持つようになり、卒業後は舞台役者を目指した。しかし、役者としてはなかなか芽が出ず、一度大分の実家に帰ることとなる[2]。
改めて原点に立ち返って脚本家を志望し、東京のシナリオ・センターに通う。沖田修一が講師を務めた講座の中で、短編作品の制作に活路を見出す。川崎は沖田に対して感謝の念を持っており、後年、沖田と出会った際に「監督が私の人生を変えたんですよ」と伝えている[2]。
プロットライターとして映画やドラマの企画開発に携わる傍らで、ニューシネマワークショップ(NCW)に通い、演出面から映画製作を学ぶ。2013年にNCWの実習作品として短編映画『夏目の女』を監督し、これが川崎の処女作となる[3]。以降、『笑女クラブ』(2014年、小津安二郎記念蓼科高原映画祭・短編映画コンクール入賞)、『彼女のひまわり』(2017年)などといった短編映画を監督し、国内の映画祭に出品した。
2018年には川崎にとって初の長編映画である『wasted eggs』を監督。親から結婚を求められていた20代後半の自らの体験を元に制作した[4]。第22回タリン・ブラックナイツ映画祭で日本映画唯一のコンペティション作品として選出されたり[5]、レッジョ・エミリア アジア映画祭の正式招待作品として国外で上映されたりしたのち、日本芸術センター第11回映像グランプリのノミネート作品として国内でも上映された。
2019年、文化庁委託事業「ndjc:若手映画作家育成プロジェクト」に参加。短編映画『あなたみたいに、なりたくない。』を監督し、翌2020年2月より東京、大阪、名古屋にて自身初の劇場公開がなされた。
2020年12月には、前述の『笑女クラブ』などを含む短編4作品からなるオムニバス映画『SEASONS OF WOMAN』が劇場公開[6]。短編4作品は、約6年の年月をかけて完成された。
『SEASONS OF WOMAN』までは自主映画であるが、2021年以降は商業映画に携わりたい旨を語っている[7]。
2021年1月よりSTARDUST DIRECTORSに所属[8]。
2021年4月には前述の初長編映画『wasted eggs』が『Eggs 選ばれたい私たち』にタイトルを改め、テアトル新宿で公開[9]。2週間の上映最終日には内田英治との対談イベントも開催された[10]。テアトル梅田、アップリンク京都、アップリンク渋谷でも上映されるなど、全国順次公開。
作品[編集]
短編映画[編集]
- 夏目の女(2013年)
- 笑女クラブ(2014年) - オムニバス『SEASONS OF WOMAN』の一篇
- AUTUMN OF WOMAN(2017年) - オムニバス『SEASONS OF WOMAN』の一篇
- 彼女のひまわり(2017年) - オムニバス『SEASONS OF WOMAN』の一篇
- あの海が泣いている(2019年)
- あなたみたいに、なりたくない。(2020年)
- 雪の女(2020年) - オムニバス『SEASONS OF WOMAN』の一篇
長編映画[編集]
- Eggs 選ばれたい私たち(2018年) 2021年4月テアトル新宿ほか全国順次公開
テレビドラマ[編集]
- あなたはだんだん欲しくなる(2022年、BS-TBS) - 第7話監督、脚本協力
- 全ラ飯(2023年、カンテレ) - 第4・9・11話演出、第4・6・11話脚本
- みなと商事コインランドリー2(2023年、テレビ東京) - 第5・6話監督
- マイストロベリーフィルム(2024年2月16日 - 4月5日、毎日放送) - 監督・脚本[11]
- 25時、赤坂で(2024年4月 - 、テレビ東京) - 監督
MV[編集]
- 小林未季「あお」(2018年)
- 大黒美和子「あかとき」(2019年)
- 城所葵「シリウス〜一番星〜」(2019年)
- スタメンKiDS「ダンスで覚える四文字熟語」(2020年)
- TEAM S from EBiDAN NEXT「Colorful Magic」(2023年)
- TEAM S from EBiDAN NEXT「ONE WAY ROAD」(2023年)
インターネットテレビ[編集]
- おがせんせいのKDTV(2019年)演出
オーディオドラマ[編集]
- クールな先輩とハツコイ模様(2021年、プリ小説)脚本
- イケMEN!~3分だけのキュン彼氏~(2021年、プリ小説)脚本
- アイドルのハウスキーパーになりました。(2021年、プリ小説)脚本
- 色のない世界で、君と(2021年、プリ小説)脚本
- 好きになるのはキミ限定(2022年、プリ小説)脚本
- 透明なフィルムの向こう側で息をする(2023年、プリ小説)脚本
参加作品[編集]
著書[編集]
- 生罪〜名も呼ばれぬ妹へ〜(2018年、ブリジット出版) ※電子書籍
出典[編集]
- ^ 川崎僚(インタビュアー:此花わか)「30歳という「賞味期限」に急かされる女性たち。私たちはなぜ「選ばれたい」のか」『FRaU』、講談社、2021年4月6日 。2021年4月18日閲覧。
- ^ a b c “性別の呪縛から解き放つ 「Eggs 選ばれたい私たち」の川崎僚監督”. スクリーンとともに. シネマティックな人々 (2021年3月31日). 2021年4月18日閲覧。
- ^ “川崎僚監督『SEASONS OF WOMAN』併映作品情報解禁!at 池袋シネマ・ロサ”. 映画情報どっとこむ. (2020年10月23日) 2020年11月16日閲覧。
- ^ 川崎僚(インタビュアー:熊野雅恵)「「産む」「産まない」は自分で決めたい。『Eggs 選ばれたい私たち』川崎僚監督インタビュー」『ハーバー・ビジネス・オンライン』、扶桑社、2021年4月16日 。2021年4月18日閲覧。
- ^ “OB川崎僚監督の初長編がエストニアの映画祭にノミネート!”. 映画学校のニューシネマワークショップ(NCW) (2018年11月21日). 2020年11月16日閲覧。
- ^ “根矢涼香が主演、女性の人生とともに巡る四季描くオムニバス映画公開”. 映画ナタリー. (2020年9月30日) 2020年11月16日閲覧。
- ^ 川崎僚(インタビュー)「『 SEASONS OF WOMAN 』監督・脚本・編集 川崎僚さん」『シナリオ・センター』、2020年11月12日 。2021年1月19日閲覧。
- ^ 川崎僚 [@ryokawasaki1117] (2021年1月6日). "【ご報告】 2021年1月より、 STARDUST DIRECTORSに所属することになりました。". X(旧Twitter)より2021年1月19日閲覧。
- ^ “産まなくても母になりたい、2人の女性描く「Eggs 選ばれたい私たち」公開”. 映画ナタリー. (2020年11月24日) 2021年1月4日閲覧。
- ^ 川崎僚 [@ryokawasaki1117] (2021年4月16日). "映画「Eggs選ばれたい私たち」 昨日の夜、大好きなテアトル新宿での最後の上映でした。". X(旧Twitter)より2021年4月18日閲覧。
- ^ “深田竜生×矢花黎×田鍋梨々花×吉田美月喜が主演 『マイストロベリーフィルム』放送決定”. RealSound映画部 (blueprint). (2024年1月25日) 2024年1月29日閲覧。
外部リンク[編集]
- filmmaker RYO KAWASAKI Official site
- STARDUST - SDP - 川崎僚のプロフィール
- 川崎僚 (@ryokawasaki1117) - X(旧Twitter)
- 川崎 僚 (ryo.kawasaki1117) - Facebook