アスタリスク (精密機器メーカー)
種類 | 株式会社 |
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機関設計 | 監査等委員会設置会社[1] |
市場情報 | |
本社所在地 |
日本 〒〒532-0011 大阪府大阪市淀川区西中島五丁目6番16号 |
設立 | 2006年(平成18年)9月1日 |
業種 | 電気機器 |
法人番号 | 3120001164267 |
事業内容 |
AsReader事業(自社製品AsReaderの企画、開発、販売) ・画像認識、バーコード、RFID、センサーなどの「モノ認識」技術を用いたAsReader ・iOSやAndroidを中心としたモバイル端末と連携するAsReader ・上記を用いたパッケージアプリケーション ・その他、業務用製品の受託開発 システムインテグレーション事業(業務関係のSI事業) ・画像認識、バーコード、RFID、センサーなどの「モノ認識」技術を用いた受託開発事業 ・iOSを中心としたモバイルアプリの受託開発事業 ・「モノ認識」技術を用いた業務コンサルタント ・モバイル端末を用いた業務コンサルタント |
代表者 | 鈴木規之(代表取締役社長) |
資本金 |
7億821万円 (2021年9月30日現在) |
発行済株式総数 |
1,630,000株 (2021年9月30日現在) |
売上高 |
連結:13億98百万円 (2020年8月期) |
営業利益 |
連結:1億12百万円 (2020年8月期) |
経常利益 |
連結:1億1百万円 (2020年8月期) |
純利益 |
連結:68百万円 (2020年8月期) |
純資産 |
連結:2億79百万円 (2020年8月期) |
従業員数 |
連結:100名 (2021年3月31日現在) |
決算期 | 8月31日 |
会計監査人 | PwC京都監査法人 |
主要株主 |
トリプルウィン株式会社 62.50% 伊藤忠紙パルプ株式会社 10.00% DCIハイテク製造業成長支援投資事業有限責任組合 6.39% 東京都ベンチャー企業成長支援投資事業有限責任組合 5.33% 鈴木規之 2.73% SMBCベンチャーキャピタル2号投資事業有限責任組合 2.34% 三菱UFJキャピタル5号投資事業有限責任組合 2.34% 熊本尚樹 1.95% SBIベンチャー企業成長支援3号投資事業有限責任組合 1.24% 大川貴之 1.17% 薛文宝 1.17% |
主要子会社 | 連結子会社参照 |
外部リンク | https://www.asx.co.jp/ |
株式会社アスタリスク(英: Asterisk Inc.)は、大阪府大阪市淀川区西中島に本社を置く、自動認識機器、画像認識などの開発および製造販売を行う企業。
概要[編集]
高校時代の同級生である、代表取締役 鈴木規之、取締役生産技術室長 熊本尚樹、生産技術室長補佐 大川貴之の3名で2006年9月起業。
起業当初は、ソフトウェアの開発を中心に事業展開をしていました。特に、将来的にモバイル端末を使用したシステム構築が主流になるとの予測から、「モバイルソリューションのアスタリスク」を標榜し、モバイル端末を活用したソリューション開発に注力。2010年には、日本初のモバイルPOSシステム「Salasee」、スマートフォン用決済アプリケーション 「PitPay」をリリース。クラウド・コンピューティングを活用したSaaS型サービスを開始。その後、モバイル端末活用の一環で、iPhoneやiPod touchに装着するアタッチメント型バーコードリーダーが、今後の業務改革の画期的な機器となると確信し、ハードウェアの開発に着手。2013年にようやく開発を終えた。製造については自社に生産設備はなく、同社はファブレスメーカーの道を選択。ハード機器の生産は海外でのEMS生産である。また、新規開発商品におきましては、金型等の支給による生産委託や、量産に向けた開発を委託するなど柔軟な生産形態をとっており、独自商品の拡大に向けたさまざまな取組みを推進していく模様。
アタッチメント型バーコードリーダーの開発に成功し、ローンチのリリースを発表すると、モバイル端末一体型のバーコードリーダーの存在を知ったトヨタ自動車株式会社から、新車管理にモバイル端末一体型のRFIDリーダーを使用したいとの要望があり、新たに開発に着手、2014年6月に約2000台を納入するに至った。これに続き、株式会社アルビオン、株式会社東急ハンズや株式会社手原産業倉庫(営業倉庫)などからバーコードリーダーの受注を受け、事業として本格生産にこぎつけた。
ソフトウェアとハードウェア両面の業務改革ツールを開発した同社は、それぞれを単独で提供するだけではなく、統合したソリューションとして提案するソリューションベンダーとして、既存のシステムベンダーやシステムインテグレーター、或いはメーカーといった従来のビジネスドメインに対するデジタル・ディスラプターとしての展開を始動。
また同社はB to Bのドメインで、高い専門性を生かしたビジネスソリューションを提供するため、エンドユーザーへの直接営業を主にしてきたが、全国展開、グローバル展開を遂行する上での課題であった、営業網の脆弱さを強化する目的で、伊藤忠紙パルプ株式会社と資本業務提携を締結。この提携により、伊藤忠紙パルプの持つ広範囲な営業網を通じて、独自の自動認識ソリューションを全国のあまねく企業へとアプローチ。また伊藤忠紙パルプにとっても、これまでの紙・パルプ製品の提供に加えて、顧客企業の多様な業務ニーズに対応するソリューションパートナーとして、新たにIoTや自動認識分野の商材を営業フィールドに組み込んでいくことになり、WIN-WINの関係を構築していく模様。
沿革[編集]
- 2006年9月 滋賀県大津市に資本金560万円で株式会社アスタリスクを設立。本店は代表取締役鈴木規之宅。システムの受託開発を主に事業を展開。
- 2007年1月 企業向けモバイルセキュリティのサービス業を開始。
- 2008年4月 滋賀県大津市の本社を大阪市淀川区に移転。本格的に大阪を中心とした活動にシフト。「モバイルソリューションのアスタリスク」を会社のコンセプトとする。
- 2008年6月 資本金1,000万円に増資。
- 2008年6月 Apple社によるiPhone 3Gの発売を機に、これらを用いたシステムの研究を開始。
- 2010年3月 日本初のiPhoneなどを活用したモバイルPOSシステム「Salasee」を発表。大手チョコレートメーカーで採用され、現在の主要事業「AsReader事業」への転換のきっかけとなる。
- 2010年7月 日本初のスマートフォン用決済アプリケーション「PitPay」を発表。
- 2010年11月 関東での事業活動を目的とし、東京都港区に東京事業所を開設。
- 2011年10月 コーポレートガバナンス強化のため、取締役会、監査役設置会社に移行。
- 2012年5月 モバイル端末のシステム開発を目的として、中華人民共和国大連市に100%出資の子会社「大連明日星科技有限公司(資本金379,848人民元)」を設立。
- 2014年6月 iPhoneやiPod touchに接続するバーコードリーダー・RFIDリーダーライター「AsReader」の販売を開始。
- 2015年1月 欧米での「AsReader」販売を目的として、アメリカ合衆国カリフォルニア州トーランスに100%出資の子会社「AsReader, Inc.(資本金US$50,000)」を設立。
- 2015年11月 同社開発プログラム「Salasee(POSシステム)」の著作権をソースプログラム含め譲渡。
- 2016年3月 ベンチャーキャピタル5社の引受による第三者割当増資を実施。 資本金1億5千万円、資本準備金1億4千万円となる。
- 2017年10月 研究開発技術センターを、中華人民共和国深圳市に開設。
- 2018年2月 欧州での「AsReader」販売の拠点として、オランダ王国ロッテルダムに100%出資の子会社「AsReader Europe B.V.(資本金€50,000)」を設立。
- 2018年11月 コーポレートガバナンス強化と意思決定の迅速化のため、監査役会設置会社から監査等委員会設置会社に移行。
- 2019年5月 「AsReader,Inc.」の事務所をアメリカ合衆国オレゴン州ポートランドに移転。
- 2019年5月 伊藤忠紙パルプ株式会社と資本業務提携契約を締結。
- 2019年6月 東京事業所を港区から中央区へ移転。
- 2020年7月 「レジ待ち解消」の実現を目的とし、レジ自動化推進委員会設立。
- 2020年11月 東海地方での事業活動を目的とし、名古屋営業所を開設。
- 2021年9月 東京証券取引所マザーズに上場。
主な商品[編集]
- AsReader事業(自社製品AsReaderの企画、開発、販売)[2]
- 画像認識、バーコード、RFID、センサーなどの「モノ認識」技術を用いたAsReader
- iOSやAndroidを中心としたモバイル端末と連携するAsReader
- 上記を用いたパッケージアプリケーション
- その他、業務用製品の受託開発
- システムインテグレーション事業(業務関係のSI事業)
- 画像認識、バーコード、RFID、センサーなどの「モノ認識」技術を用いた受託開発事業
- iOSを中心としたモバイルアプリの受託開発事業
- 「モノ認識」技術を用いた業務コンサルタント
- モバイル端末を用いた業務コンサルタント
組織[編集]
- 事業部制
2つの事業で構成されている。
- AsReader事業
- システムインテグレーション事業
- 国内営業所
大阪、東京、愛知
連結子会社[編集]
- AsReader, Inc.(アメリカ合衆国現地法人)
- AsReader Europe B.V.(オランダ現地法人)
- 大連明日星科技有限公司(中華人民共和国現地法人)
脚注[編集]
- ^ コーポレート・ガバナンス - 株式会社アスタリスク
- ^ “アスタリスクが続伸、AsReaderが20万台を突破|会社四季報オンライン”. 東洋経済新報社. 2024年3月12日閲覧。