デイヴィッド・グレン・アイズレー

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デイヴィッド・グレン・アイズレー
David Glen Eisley
デイヴィッド・グレン・アイズレー(2008年)
基本情報
生誕 (1952-09-05) 1952年9月5日(71歳)
出身地 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 カリフォルニア州ロサンゼルス
ジャンル ハードロックヘヴィメタルスタジアム・ロックグラム・メタル
職業 ミュージシャン、歌手、ソングライター、俳優
担当楽器 ボーカル、キーボード、ドラム、ギター、ハーモニカ
活動期間 1979年 -
レーベル アリスタ
共同作業者 ソーサリー、ジェフリアダーティ・ホワイト・ボーイ

デイヴィッド・グレン・アイズレーDavid Glen Eisley1952年9月5日 - )は、アメリカのミュージシャン、歌手、ソングライター、俳優。

略歴[編集]

生い立ち[編集]

アイズレーは、俳優のアンソニー・アイズレーとジュディス・タブス・アイズレーの息子としてカリフォルニア州ロサンゼルスで生まれた。高校時代にはアイアン・バタフライのカバー・バンドであるマンモス(Mammoth)でドラムを演奏していた。音楽に落ち着く前の時期、アイズレーは野球に多くの時間を費やした。最終的にはサンフランシスコ・ジャイアンツのダブルAにまで到達し、試合とクラブ・ギグの間を行き来していた。

音楽キャリア[編集]

AORバンドのソーサリー(1980年–1983年)、ジェフリア(1983年–1988年)、ダーティ・ホワイト・ボーイ(1988年–1991年)、クレイグ・ゴールディズ・リチュアル(一緒に1991年のアルバム『ヒドゥン・イン・プレイン・サイト』をリリース)、ストリーム(1998年)のリード・シンガーを務めたことで最もよく知られている。彼の最大の成功は、ジェフリアでのヒット・シングル「コール・トゥ・ザ・ハート」が1985年初頭にBillboard Hot 100で15位に達したときに訪れた[1]。アイズレーは『ビバリーヒルズ高校白書』『7th Heaven』といったテレビ番組や、映画『アクション・ジャクソン/大都会最前線』、またさまざまなコマーシャルにも出演している。

1997年、アイズレーはアリスタ・レコードを通じてボブ・キューリックとロック・バラード「Sweet Victory」を共同で作曲。翌年、APMミュージックによるブルトン・ミュージック・ライブラリーのアルバム『American Games』でこの曲をリリースした[2]。キューリックとは以前、1996年にセルフタイトルのアルバムをリリースした短命バンドのマーダーズ・ロウ(Murderer's Row)で一緒に仕事していた。

5年後の2001年、この曲は『スポンジ・ボブ』のエピソード「Band Geeks」で紹介された。その年のデイトナ500で使用された後、2019年2月のホット・ロック・ソング・チャートで23位に達し、前年に亡くなった『スポンジ・ボブ』の作者であるステファン・ヒーレンバーグを称えた[3][4][5][6]。5年後の第58回スーパーボウルにおけるプレゲーム・ショーの番組『NFL on Nickelodeon』で、曲のより長いアニメーション・プレゼンテーションも紹介された[7]

後年[編集]

彼は、1999年の『War Dogs』、2000年の『ストレンジャー・フロム・ザ・パスト』、2003年の未発表曲を集めたコンピレーション・アルバム『The Lost Tapes』、そして2019年の『Tattered Torn & Worn...』という4枚のソロ・アルバムをリリースした。

2017年、アイズレーは、ボブ・キューリックのアルバム『Skeletons in the Closet』収録の3曲でリード・ボーカリストとしてフィーチャーされた[8]。2017年12月1日、『ブラッド、ガッツ・アンド・ゲームズ』というタイトルのアルバムをアイズレー・ゴールディ名義で、クレイグ・ゴールディと共にリリースした[9]

私生活[編集]

アイズレーは女優のオリヴィア・ハッセーと結婚しており、一人娘のインディア・アイズリーが生まれている。俳優でスタントマンのジョナサン・エリクソン・アイズレーは彼の弟である。

ディスコグラフィ[編集]

アルバム[編集]

  • War Dogs (1999年)
  • 『ストレンジャー・フロム・ザ・パスト』 - Stranger from the Past (2000年)
  • The Lost Tapes (2003年)
  • 『ブラッド、ガッツ・アンド・ゲームズ』 - Blood, Guts And Games (2017年) ※アイズレー・ゴールディ名義
  • Tattered Torn & Worn... (2019年)

シングル[編集]

  • "Sweet Victory" (feat. ボブ・キューリック)
  • "Little Guitars"
  • "Don't Run Away"
  • "Shot Down In Love"
  • "Boot Hill Blues"
  • "Pleasure Palace"
  • "Golden Town"
  • "Don't Turn Away from Love"

脚注[編集]

  1. ^ Giuffria - Chart history | Billboard”. www.billboard.com. 2016年6月28日閲覧。
  2. ^ APM Music's "Sweet Victory" Receives Super Bowl LIII Buzz; Donates Song Revenues to ALS Foundation”. Sports Video Group (2019年1月15日). 2020年2月12日閲覧。
  3. ^ “Hot Rock Songs”. Billboard. https://www.billboard.com/charts/rock-songs 2019年2月12日閲覧。. 
  4. ^ Maron, John; Brady, Bradford (2015年10月22日). “ON THE RECORD: What '80s rock ballad was SpongeBob jamming out to?”. http://rapidcityjournal.com/blackhillstogo/arts-music/on-the-record-what-s-rock-ballad-was-spongebob-jamming/article_d8c4b8d3-b0c5-5aaf-80f4-ba361bd9a4b7.html 2016年6月28日閲覧。 
  5. ^ Buczek, Ben (2015年9月25日). “Why 'Sweet Victory' is the greatest song of all time”. 2016年8月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年6月28日閲覧。
  6. ^ Radulovic, Petrana (2019年2月3日). “The Super Bowl halftime show just made tribute to Spongebob's creator”. https://www.polygon.com/2019/2/3/18200897/spongebob-tribute-super-bowl-2019 2019年2月4日閲覧。 
  7. ^ Moreau, Jordan (2024年2月11日). “‘SpongeBob’ Opens Super Bowl With Rousing ‘Sweet Victory’ Performance”. Variety. https://variety.com/2024/tv/news/spongebob-super-bowl-sweet-victory-performance-1235902649/ 2024年2月12日閲覧。 
  8. ^ BOB KULICK Unleashes His 'Skeletons In The Closet'”. MelodicRock.com (2017年9月15日). 2018年1月4日閲覧。
  9. ^ David Glen Eisley And Craig Goldy To Release Eisley/Goldy Debut”. Blabbermouth.net (2017年10月17日). 2018年1月4日閲覧。

外部リンク[編集]