利用者‐会話:Falcosapiens

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こんにちは。
法律関連でちょっと疑問に思っていることがあるんですが、質問してみてもよいですか?
Tomos 00:25 2003年5月13日 (UTC)

なんでしょうか?
Falcosapiens 00:27 2003年5月13日 (UTC)

ウィキペディアはアメリカのサーバを使っているわけですが、日本語版は日本の著作権法を考慮すればいいのでしょうか? 何となくそうじゃないんじゃないかと思い始めたのですが、こういうjurisdiction(日本語は管轄?)の問題はややこしくて。。Tomos 00:30 2003年5月13日 (UTC)

厄介な問題ですね。学会でもいまだ議論の尽きないところです。というより、むしろ議論はまだ始まったばかり。
単純にウィキペディアがなんらかの問題に巻き込まれることを防ぐという趣旨でのご質問でしたら答えは簡単です。著作権者が主張するであろう国の著作権法すべてを考慮することになります。
以下、このような結論になる理由を説明いたします。

まず、著作権の発生及び、著作権法は原則として属地主義をとります。これは、著作権に関する一般的な条約であるベルヌ条約属地主義を原則とするためです。一般に、属地主義という場合には、その行為ないし権利に関連する地の法律のみが適用され、他の国の法令は排除されます。しかし、ベルヌ条約5条2項は「保護の範囲及び著作者の権利を保全するため著作者に保障される救済の方法は、この条約の規定によるほか、もっぱら、保護が要求される同盟国の法令の定めるところによる。」としますので、他の国の法令の適用は排除されないと考えられています。つまり、著作権についてはどの国の法律が適用されるかを一律に決めることはできないのです。この意味で、属地主義ではなく「保護国主義」だという人もいます。

以上から、完全に紛争を回避したいのであれば、世界中のすべての国の著作権法について検討することになります。ですが、世界中の著作権法をしる等ということは、非現実的です。現実的な線としては、著作権者が主張するであろう国の著作権法を考慮すべきとなるのです。
ウィキペディア日本語版について言えば、多くの場合、著作権を侵害する側は日本人でしょうし、侵害されるのも日本人の著作権でしょうから日本の著作権法を、さらに、不法行為準拠法は結果発生地ですからサーバーの存在するアメリカ法の双方を必ず考慮することになるでしょう。(この辺りが、議論が始まったばかりのところ。現在、文部科学省で審議中です。)

と、書いてみて思ふ。疑問の答えになっていない?Falcosapiens 01:59 2003年5月13日 (UTC)

いえ、大変参考になりました。とりあえずアメリカの著作権法についてもう少し注意を払うことにします。Tomos 19:55 2003年5月13日 (UTC)

自分で読み返してわけがわからなくなったので、補足。
保護国主義であるため、ある著作物にかんして著作権が発生しているか否か、発生しているとしていかなる保護がなされているかは、その国の著作権法を理解しなければ判断できない。つまり、ある表現行為が他者の著作権を侵害していないと断定するためには、世界中のすべての国の著作権法を検討しなければ分からないという意味です。
他の方も、法学に関する質問でしたら遠慮なくどうぞ。答えられる範囲で答えます。Falcosapiens 06:34 2003年5月15日 (UTC)

ではお言葉に甘えて。日本語版の管理者の法的責任については更に深い混乱に陥っているのでお知恵を拝借したいところです。
掲示板やフォーラムなどの管理者には、他のユーザが名誉毀損にあたる書き込みをした場合にそれを知っていて放置したら、不法行為にあたると判断される場合があるようです。
プライバシー侵害、猥褻表現、営業妨害、著作権侵害にあたるコンテンツなど他にも通知を受けていながら管理者が放置したら法的責任が発生しそうな感じがする問題があります。(実際どうなのかは僕は不案内なのですが。。)
そうした書き込みをした人については、その人が日本で投稿した日本人であれば、投稿先が国外サーバであっても日本の刑法上は罪を問われることになるらしいということは調べてみて何となくわかったのですが、では日本語版の管理者はどうなのでしょうか。
投稿元が日本国内だとわかったとして、被害者が同じく日本人なり日本の法人だとして、日本の法律に照らして考えて違法な書き込みであれば、違法だと知った時点で、やはり同様に必要な措置をとる義務が発生するのでしょうか。
サーバのおかれている米国では、当然ながらプライバシー保護も猥褻表現も、名誉毀損も定義が違っているようですが、米国の法律に照らして合法であることも重要だったりするのでしょうか?
メーリングリストでちょっと尋ねて見たところ、カリフォルニアの基準で問題のないコンテンツなら削除しなくていいんだ、という意見が返ってきたのですが、そういうものでしょうか。
ちなみにウィキペディア全体としては、例えば中国語版に「中立的な観点」による記事が書かれてそれが中国の法律で違法だとしても、アメリカのサーバなんだから中国の法律の出る幕じゃない、そういうコンテンツも削除しないのだ、という雰囲気があるようです。その目指すところはよくわかる気がするのですが、同時にサーバの位置に関係なく自国の法律で違法なら自国の法廷で裁けるという風になっている国もありそうです。
どうもうまい質問ができていない気がしますが、そういうあれこれを考えています。よろしくお願いします。Tomos 08:36 2003年5月17日 (UTC)

とりあえずの話としては、こちらの方が単純ですね。
結論から言いますと、日本国内から日本人の権利を害するような投稿を行なった場合には、ほぼ間違いなく日本法が適用されます。
この結論を導く法律構成はおそらく2通り考えられます。
一つは、不法行為一般の原則に従って、不法行為地の法を適用する結果、準拠法が日本法となるとする構成。
もうひとつは、不法行為地は結果発生地であるアメリカであり、この意味ではアメリカ法を適用するのが原則であるが、原・被告双方が日本に在住し、かつ日本において行為したのであるから、例外的に連結政策(準拠法決定の際の利益考量)の問題として日本法を適用するという構成です。
おそらく、前者を採用するでしょうが、いずれにせよ結論は同じです。
ウィキペディア全体がそのような方式を採用しているとしても、それは抗弁にはなりませんのでとりあえず、日本法を第一に考慮する必要があるでしょう。
サーバーの位置に関係なく自国の法律で違法ならとする国はそう多くはありません。数は多くないのですが、合衆国のほとんどの州がそのように規定しているはずです。あとは、フランスだったかと。この2国も要注意。Falcosapiens 17:04 2003年5月17日 (UTC)

どうもありがとうございます。大変参考になります。
投稿者の法的な責任については、何となくそんな感じではないかと思っていたのですが、では管理者の責任も同様に考えるのが適当でしょうか? 日本人の権利を害する投稿を、日本人が日本国内から行って、それについて管理者が「削除依頼」などを通じて知るに至った場合、削除権限を持っている日本語版の管理者は、その投稿を削除するなどの措置をとる責任があるような気がしたのですが。
でも、日本語版にはインドや南米や北米などから投稿されている方もいるので、更に一般化して「どこから投稿されたものであれ、日本人が、日本法に照らして違法・不法な被害を受けることを知らされた時点で、日本語版の管理者はそのコンテンツを削除すべきだ」と言えるかどうかはまた別問題なわけですね。
Tomos 17:56 2003年5月17日 (UTC)

管理者の責任の問題は、もっぱら管理者と被害者の状況によって規定されます。権利侵害状態が発生し、これに加担しているととられるような事態が発生している以上、これが誰によって引き起こされたのかは、本質的な問題とはなりません。すなわち、双方が日本国籍を有しているか、日本に住んでいれば、投稿者の場合と同様の理屈で日本法が適用されるでしょう。
問題は、いずれか一方が日本と関連を有しない場合ですが、この場合、おそらく被害者が主体的に行動を起こす関係上、日本語版の記事に関しては日本法が適用されることが多くなるでしょう。Falcosapiens 18:06 2003年5月17日 (UTC)

あ、つまり、削除権限がある以上、削除した方が無難だということです。管理者の責任を問う場合は、管理者の行為が違法かどうかを問うわけですから、投稿者は関係ないんです。Falcosapiens 18:09 2003年5月17日 (UTC)

なるほど。言論の自由を重んじようとするウィキペディアとしては管理者にやたら削除してまわって欲しくないところでしょうが、やはりそうなりますか。またまた非常に参考になるお返事、どうもありがとうございます。Tomos 18:12 2003年5月17日 (UTC)



Falcosapiensさんこんにちは。

団藤重光の再構築についてのお知らせです。 以前の7月30日のWikipedia‐ノート:削除依頼の書き込みを持って再構築に承認したとしてよろしいのでしょうか?返答をよろしくお願いします。G 05:38 2003年9月19日 (UTC)

あ、はい。結構です。お手数おかけします。Falcosapiens 08:32 2003年9月19日 (UTC)

大変有難うございました。おかげで著作権上問題になった版の削除および、現在の優良な情報の保護の両方を達成することが出来ました。G 13:47 2003年9月19日 (UTC)

各都道府県の県章の使用について[編集]

申請を必要とする都道府県が存在するようだが、現在使用されている県章は、そのような申請を経ているのでしょうか?Falcosapiens 10:14 2003年11月11日 (UTC)

とりあえず→フリーウェイ 『都道府県の県章・シンボルマークは、それぞれの都道府県より承認を得て掲載しており、著作権の侵害等にもふれますので使用は固く禁じます』
山梨県章使用承認申請書
- Opponent 10:36 2003年11月11日 (UTC)
私見ですが、このような使用制限はきわめて不当だと思っております。
- Opponent 13:31 2003年11月11日 (UTC)

Falcosapiens さん、こんにちは。
検索で県章・シンボルマーク等の許諾関連でこちらのノートがヒットするようなので、市町村プロジェクトで議論された過去ログの在り処を貼らせてもらいます。Koba-chan 2004年10月6日 (水) 20:44 (UTC)[返信]
過去ログ1:シンボルマークの扱いについて…結論:使用不可

こんにちは。最近ご活動を再開されたようで、嬉しく拝見しておりました。表記の件ですが、ご意見賜れれば幸いです。T. Nakamura 22:27 2004年4月10日 (UTC)

お忙しいところ、ご意見どうもありがとうございました:-)
又何かあれば、ご意見いただければ幸いです。T. Nakamura 15:05 2004年4月12日 (UTC)

こんにちは。以前提起して下さった秀逸な記事の再選考について、ドラフトを書いてみました。素案をWikipedia名前空間におき、議論はノートでしております。ご意見賜れれば幸いです。--Aphaea 2004年9月10日 (金) 23:45 (UTC)[返信]

コメントをありがとうございました。話は飛びますが、Wikipedia:管理者の辞任のルール(素案)部分もそのうち整理しないといけないですね……。コメントをつけてみましたので、ノートページともご覧頂ければ幸いです。--Aphaea 2004年9月14日 (火) 08:29 (UTC)[返信]
こんにちは。お元気でしょうか。Wikipedia:管理者の辞任で意見をかかれている方にご案内しております。管理者の辞任のところ、自動退任の部分には目鼻がつきましたので、ノートページを整理してリコールについては改めてノートページで議論をしたほうがよいのではないかと思うのですがいかがでしょうか? それとも素案は素案としてページの下にまわすなりしてそのままあちらで議論をしたほうがよいでしょうか。ご意見をお聞かせくだされば幸いです。--[[利用者:Aphaia|Aphaea*]] 2004年11月17日 (水) 10:52 (UTC)[返信]

こんにちは。以下の場所にて、引用に関して素人同士で迷走議論を続けています。法的見地からコメントなどいただければ幸いです。--miya 2005年9月26日 (月) 14:34 (UTC)[返信]

お声がけいただきありがとうございます。現在、眺めている限りにおいては特に問題のない方向に収束するのではないかと予測されますので、しばらく静観しようかと思っております。Falcosapiens 2005年10月13日 (木) 04:53 (UTC)[返信]

はじめまして[編集]

Rigel と申します。実はつい先日、Wikipedia:削除依頼/エホバの証人絡みの最高裁訴訟事件を提出したのですが、その時分、Falcosapiens さんが長期に渡って活動されていないようでしたので、こちらへメッセージを残さなかったのですが、結果、Falcosapiens さんによる加筆部分も一緒に削除されてしまいました。もしご面倒でなければ、新規に加筆頂けますならば幸いです。--Rigel 2006年7月23日 (日) 01:28 (UTC)[返信]

(今回新たにWikipedia:削除依頼/エホバの証人その2という依頼を起こし、エホバの証人の過去版に投稿履歴が存在したのを発見しまして、投稿履歴を確認したところ、長期のブランクを挟んで活動を再開していることを知り、お知らせにあがりました。)

ご相談[編集]

お久しぶりです。ご挨拶に伺う時にはいつもお願いやご相談ばかりのようで大変恐縮なのですが、ひとつご相談したいことがあります。もしよろしければウィキメールをお送りできる設定にして頂けますでしょうか? どうぞよろしくお願いします。

Tomos 2007年9月12日 (水) 03:41 (UTC)[返信]

設定しましたFalcosapiens 2007年9月14日 (金) 15:50 (UTC)[返信]

どうもありがとうございます。さっそく送信させて頂きました。Tomos 2007年9月14日 (金) 16:45 (UTC)[返信]

非弁行為について[編集]

非弁行為で、認定司法書士による非弁行為の項目を追記したところ、Xx kyousuke xxさんは同意して下さったのですが、Isamitさんは反対として削除してしまいました。不勉強で申し訳ないのですが、掲載についてご意見を頂けましたら幸いに存じます。--119.26.82.19 2015年6月3日 (水) 11:25 (UTC)[返信]

北潟谷さん逝去について[編集]

こんにちは、はじめまして。弁護士の北潟谷さんが逝去された情報を加筆されていますが、何らかの情報源を明記していただかないと検証性を満たさないと虚偽記載と誤解され編集除去される可能性があります。何か出典を明記していただくことは可能でしょうか。訃報が新聞に載ったり弁護士中間がTwitterで公表しているのであれば適切な出典と言えると思います。--Tiyoringo会話2022年3月24日 (木) 12:29 (UTC)[返信]