利用者:Marlboro2200

自己紹介[編集]

以下、正体がバレてしまいますが。1988年に大学を卒業した後、証券会社や運用会社に勤務し、複数の金融ベンチャーの立ち上げや許認可交渉に参画するなど、金融・証券ビジネスの法制度の変遷を目の当たりにしてきました。90年代後半から約10年間、「資産運用ビッグバン通信」という、日本経済新聞と日経金融新聞に掲載された、法制度に関する記事を要約するメルマガを、それこそ、雨の日も、風の日も、配信し続けました。このメルマガは、プレスリリースをなぞっただけの記事について、どういう意義があるのかまで考えて説明し直すもので、いま思うと、これがビジネスアナリストとしての”戦闘力”の土台になったように思います。

この間、日本の金融・証券業界は、バブル崩壊、事業者の合従連衡、規制緩和と激変したのに、業界史・法制度の変遷をたどろうにも、インターネット普及前の情報は探すのが難しく、特に、金融庁発足前の、大蔵省・金融監督庁時代の監督行政の情報が、ほとんど入手できない。

街を歩いていて、「あっ、ここには○○銀行○○支店があった筈なのに」と思うことは増えたのに、風景の写真が手元に残っていない。そういうことが度々あって、金融・証券ビジネスに関する自分の知見をWikiにでも残そう、と考えた次第です。

寄稿スタンス[編集]

低レベルの寄稿はしたくないので、国会図書館に通って参考文献にあたって、十分な裏付けを得てから寄稿します。過去に接点のあった事業者の、営業上の秘密に関する記述は、一切していません。公開情報だけに依拠しています。加筆訂正は歓迎しますが、全面的に書き直すなら、せめて私と同レベルの情報収集をしてからにしていただきたいです。コンテンツの充実を図るので精一杯ですから、体裁などについて「草取り」していただけるのは、大歓迎です。

※金融・証券関係のページについて、加筆訂正などのご希望があればお知らせください。頑張ってみます。

寄稿歴[編集]

  • 「チェルノブイリ (テレビドラマ)」のあらすじ。「ゲーム・オブ・スローンズ」最終章の後、こちらを観て、「重苦しさ」に圧倒されました。その興奮を伝えたくて、とにかく書きました。
  • 「短資会社」。1999年以来、仕事上の接点があったのに、そのビジネスモデルを正しく理解できていませんでした。それで文献をあさって業界史と法制度をまとめました。元のページがあまりにも浅薄で、どう加筆訂正してよいか分からず、申し訳ありませんが、全面的に書き直しました。
  • 「外為ブローカー (直物取引)」。その短資会社が、子会社を通じて手掛けていたのが、東京外国為替市場での仲介でした。「外為ブローカー」という既存のページがあるのですが、証拠金取引前提で書かれていて、外為ブローカーについて追記することが簡単でありませんでした。れでページを分けた次第。どなたが統合することを切望します。
  • 「私設取引システム運営業務」。証券会社の新ビジネスとして、制度化以来、注目していたものです。こちらも「私設取引システム」という既存のページがあるのですが、「世の中には株式PTSしか存在しない」という前提で書かれていて、債券PTSについて追記することが簡単でありませんでした。それでページを分けた次第。どなたが統合することを切望します。
  • 「中部銀行」。全く偶然に、若干ですがあれこれ知る立場にありました。それで参考文献に日本経済新聞の記事を追加した次第。記事にある「大手証券」や「不動産会社」に触れる情報は、Wikiのほかにも見当たらず、このまま歴史に埋もれてしまうのでしょう。
  • 「レポ取引 (国内短期金融市場)」。証券会社や短資会社がオープン市場で扱う金融取引。「レポ取引」という既存のページがあるのですが、英文Wikiの翻訳で、実務の役に立たないことから、新しいページを作りました。
  • 投資一任会社」。金融や証券などの許認可事業は、業法にビジネスモデルが規定されているので、監督当局が「規制緩和」の声に負けると、ビジネスモデルを変えるのでなく、許認可基準を緩めて済ませることが多い。で、参入コストが下がると安価なプレイヤーが参入する分、サービスが安かろう悪かろうになったり、既存のプレイヤーの収益基盤が失われたりすることになりやすい。それで、投資一任業務への過去の入退場の状況を調べて、その結果を残すことにしました。
  • 貸付信託」。いつか、日本版ソーシャルレンディング(匿名組合契約に基づく貸付型ファンド)について寄稿しようと考えているのですが、それには、貸付信託と対比させたり、出資法上の「預り金」について説明したりする必要がある筈です。それで貸付信託について調べて、既存ページに不足していると考えられた説明を追記しました。
  • 1989年12月通達「証券会社の営業姿勢の適正化及び証券事故の未然防止について」。「投資一任会社」のページでこの通達に言及したところ、既にページがあることが分かりました。ただ、作成者は、ほとんど2016年秋のオンラインメディアの記事のみに依拠していて、しかもこの記事が、面白おかしく書いていたため、あたかも、通達1枚で日本経済が壊滅したかのような記述になっていました。それで、これは結構、時間(とお金)をかけて参考文献の収集から始めて、当時の株式市場で何が起こっていたのか、分かるように全面的にリライトしました。当時、証券会社におられた方なら読んでご納得いただけると思います。
  • ソーシャルレンディングについて調べるため、無尽業法、出資法、相互銀行法と調べていったので、それぞれ既存のページに要点を追記していくこととしました。先ずは出資法の「概説」。しかし、法律の章立てだけ書いたページを作ってそれで終わり、っていう感覚は、よく分かりませんね。